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転職エージェントは内定辞退はできない?伝えるときのポイントや例文を解説
この記事のまとめ
- 転職エージェント経由で内定辞退は可能なので、判断したら早めに連絡するのを心掛ける
- 転職エージェントに内定辞退を伝えても、損害賠償を請求されることはほとんどない
- 転職エージェントに内定辞退の連絡する際は、理由を説明したうえで感謝と謝罪も伝える
- 内定辞退をするまでもない場合は、保留したり、条件の交渉を依頼したりするのも手
- 納得のいく就職活動をするためには、自分に合った転職エージェントを活用しよう
転職エージェントを利用して転職活動することを検討しているかたのなかには、「望んでいた条件とは異なる会社であった」「最も希望していた企業ではなかった」という理由から、内定辞退しても良いのか気になる方もいるでしょう。内定辞退の可不可が分からないと、「自分の希望する仕事に就けない可能性があるのでは」と不安になりますよね。
自分が望んでいた会社とは違うという点を適切に伝えることで、内定を辞退することは可能です。内定辞退を決めたら、応募先企業やほかの応募者に配慮して早めに連絡しましょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの荒井さんのアドバイスを交えながら、内定辞退するときの伝え方をまとめました。また、内定辞退するときの注意点や迷ったときの対処法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
転職エージェント経由でも内定辞退していい
転職エージェントを通じて応募した会社からの内定であっても、辞退することが可能です。ここでは、内定承諾後に、回答期限までに断る「内定辞退」と、内定を受け入れた後で断る「内定承諾後の辞退」について説明します。
内定辞退を決意をしたら速やかに連絡する
内定を断ると決めた場合は、転職エージェントの担当者にできる限り迅速にその旨を伝えましょう。会社が設定した回答期限内であれば通常は問題ありませんが、会社は内定を出した応募者の返答を待っている間、ほかの応募者の選考や内定の通知を停止している可能性があります。
また、選考中のほかの応募者がいない場合、新たに募集を開始することも。採用担当やほかの応募者に配慮して、1週間以内を目処に断る連絡を入れることが理想的です。
内定後に必要な準備には、転職エージェントへの連絡以外にも「必要書類の受け取り」「業務の引き継ぎ」などが挙げられるでしょう。「転職でやることをリストで把握しよう!内定後に必要な手続きも解説」のコラムで、必要な準備まとめているので、参考にしてみてください。
そもそも内定とは?選考の途中で辞退しても良い?
内定とは、正式な労働契約を締結する前段階における、企業による予備的な採用決定を指します。この段階では、企業と求職者の間で合意形成が必要とされ、最終的な契約成立には求職者の同意が不可欠です。
なお、転職過程において、求職者が複数の企業に求人応募するのが一般的。採用する側も内定の辞退が生じる可能性を認識しているので、選考の途中であっても辞退しても問題ないでしょう。
内定辞退は転職エージェント経由で企業に伝える
転職エージェントを通じて応募した場合は、直接企業に連絡するのではなく、転職エージェント経由で内定辞退を報告します。内定辞退の伝え方はメールや電話のいずれでも問題ないので、これまで転職エージェントとのやり取りで使用していた方法や応募者が連絡しやすい手段を選ぶと良いでしょう。
ただし、メールで連絡した場合でも、転職エージェントが企業への報告のために内定辞退の理由を確認する目的で応募者に電話をすることも少なくありません。転職エージェントからの電話には、誠実に対応しましょう。
承諾後は転職エージェントに相談する
内定承諾後に辞退したい場合は、転職エージェントに相談することをおすすめします。内定承諾後に辞退をするのは法的な問題ありませんが、会社側から損害賠償を請求されたり、タイミングによっては契約違反となり退職扱いになったりするリスクがあることを留意しておきましょう。
内定承諾後の辞退は、少なからず準備を進めている企業に迷惑をかけることになります。リスクを最小限に抑えるために内定承諾後に拒否する際は、できるだけ速やかに対応することが重要です。
内定承諾後に辞退して損害賠償を請求される事例
会社側が費用をかけて採用予定者のために備品を用意していたり、研修用のプログラムを導入していたりするなど内定受諾後の辞退が企業に大きな損失を与えた場合、損害賠償が請求されるリスクもゼロではないでしょう。
損害賠償の請求を受けなくても、内定受諾後の辞退は企業や転職エージェントが入社を見越して行った準備を無駄にし、迷惑をかける行為となり得ます。内定受諾後に辞退する必要が生じた場合は、可能な限り迅速に意向を伝えるために、転職エージェントに速やかに連絡しましょう。
転職エージェントに内定辞退を伝える必要があるとき
「複数の企業から内定をもらったとき」や「現職にとどまる決断をしたとき」は、速やかに転職エージェントに内定辞退したい旨を伝える必要があります。以下でそれぞれを解説しているので、チェックしておきましょう。
複数の内定をもらったとき
複数の企業から内定をもらい、転職エージェントから紹介された求人以外の企業に入社を決めたら辞退したい旨を伝えましょう。転職エージェントを複数利用しているときや、2つ以上の企業の選考プロセスに参加しているときは、複数の内定を得ることがあり得ます。
また、転職エージェントを介さずに、知り合いの紹介などで転職が決まることもあるでしょう。就職希望先以外に応募した企業から内定を得た場合は、辞退する旨を伝えることを忘れないよう注意が必要です。
現職にとどまると決めたとき
転職エージェント経由で内定を獲得したあとでも、現職にとどまると決めたら内定辞退の連絡が必要です。。現在の職場に残る決断をする理由には、「提案された職務条件が現在の職場の条件を上回らない」「現職での不満点が改善された」「転職活動を通じてキャリアの方向性が見えてきた」などの理由が考えられるでしょう。
転職するか迷ったら、転職することで現職の不満を解消できるか検討してみるのがおすすめです。「転職するか迷うときは?年代別の判断基準とやめた方がいい人の特徴を解説」のコラムでは、転職するか迷ったときに確認することを解説しているので、決断する前にチェックしてみてください。
転職エージェント経由の内定辞退は違法?
内定辞退が法律的に問題ないのか、多くの求職者が気にするポイントです。ここでは、内定辞退に関連する法律的な側面を解説しているので、チェックしてみてください。
内定に法的拘束力はない
内定を受け入れる前の段階では、法的な拘束力がないので辞退しても問題はありません。「民法 第八節 雇用」によると、雇用契約は「合意契約」とされ、「雇用者と労働者の双方の合意があって初めて成立するもの」とあります。
従って、企業から内定が出された場合でも労働者側が受け入れなければ、雇用契約が成立されないので法的な拘束力を持ちません。
内定承諾後は「雇用契約の解除」が必要
内定承諾後は、就労の合意が成立したと見なされ、雇用契約が結ばれたことになるので「雇用契約の解除」が必要です。「民法第六百二十七条」に基づき、労働者はいつでも雇用契約の解除を申し出ることができ、その申し出から2週間後には雇用契約が終了することになります。
この規定により、労働者は雇用契約の解除を通じて内定の受諾後でも辞退が可能。内定の受諾を伝えた後で辞退する必要がある場合、迅速に転職エージェントへ連絡し、辞退の意向を伝える必要があります。
仕事探しの軸をしっかり持つことで、内定辞退をするリスクを軽減できるでしょう。自分のやりたいことを見つける方法は「やりたいことの見つけ方を解説!就活・転職活動で重視するポイントとは?」のコラムを参考にするのもおすすめですよ。
参照元
e-Gov法令検索
民法(明治二十九年法律第八十九号)
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
荒井幹太
原則、特別な理由がない限り、内定承諾後の辞退は控えましょう。ただし、内定を承諾するか辞退するかは本人の意思であり権利であるため、内定辞退しても問題ありませんし、その後の選考に悪影響を与えていくこともほとんどありません。
承諾後に辞退の連絡をすると、関連会社への入社が難しくなったり、入社前提での動きを取っていた企業へ迷惑をかけたりすることになるので、承諾前にはしっかり検討したうえで承諾するのが良いですね。
基本的にどんな状況でもエージェントを使用した就職活動の場合は、今後の転職活動の進め方について連絡を取り合うのも大切です。
転職エージェントに内定辞退を伝えるときのポイント
辞退したい旨を伝えるときには、感謝と謝罪の気持と辞退する理由をしっかり伝えるのが社会人としてのマナーです。以下で、転職エージェントに内定辞退を伝えるときのポイントを解説しているので、連絡をするときの参考にしてみてください。
感謝と謝罪の気持ちを伝える
転職エージェントに紹介された企業の選考途中に辞退したり、内定辞退したい旨を伝えたりするときは、感謝と謝罪の気持ちを伝えましょう。転職エージェントは求人の紹介だけではなく、書類の作成や応募先企業とのやり取りなど、転職活動を進めるためにさまざまなサポートをしてくれています。
転職エージェントへの誠実な対応ができれば信用を失うことなく、今後もサポートを受けられるでしょう。
内定辞退の理由を明確に説明する
辞退を決めた具体的な経緯や理由を、隠さず正直に伝えることが大切です。辞退の理由を曖昧にしてしまうと「転職エージェントから適切なサポートを受けられない」「転職エージェントが企業に正確な情報を伝えられなくなる」といった可能性があります。
ただし、応募企業への不満を詳細に述べたり、もともと転職意欲が低かったことを明かしたりするのは、相手に対する敬意を欠く恐れがあるので避けましょう。
転職エージェント経由で内定辞退の伝え方の例文
ここでは、転職エージェントに内定辞退の連絡をする際に使える、具体的な例文をご紹介します。
内定辞退を伝える場合
内定辞退を伝えるときの例文は、以下のとおりです。
メールで伝えるときの例文
- お世話になっております。△△(氏名)です。この度は貴社より内定のお知らせをいただき、ありがとうございました。誠に不本意ながら、内定の辞退を決意したためご連絡差し上げました。
- 理由としては、内定を頂戴して以降、自身のキャリアパスについて深く思索した結果、最終的に現在の職場での役職変更を目指すことに決めたためです。
- 内定辞退という形を取らせていただくことになり、深くお詫び申し上げます。貴社への感謝の気持ちと共に、貴社の一層のご繁栄を心よりお祈りしております。
メールで連絡する場合、件名にも配慮が必要です。「内定辞退のご連絡(氏名)」と、一目でメールの内容が分かるものにしましょう。
電話で伝えるときの例文
- 貴社から内定のご連絡を受けました△△(氏名)と申します。お忙しいところ恐縮ですが、少しお時間をいただけますでしょうか?
- 最初に、先日内定を頂戴しましたことに深く感謝申し上げます。内定を受けてから、自分の将来について再考しました結果、非常に残念ながら、今回のお申し出をお断りする決断をいたしました。
- 理由としては、ほかの企業からも内定をいただいており、そちらでの勤務を前向きに検討しております。
- ご支援いただいたにも関わらず、このような決定をお伝えすることとなり、心よりお詫び申し上げます。どうかご理解いただけますと幸いです。
電話で連絡するときは、最初に電話してもいいタイミングかどうか相手の都合を伺いましょう。顧客と打ち合わせ中だったり、移動中だったりする場合、時間をおいてからかけ直すのがマナーです。
担当者によっては、手が空いたタイミングで向こうからかけ直してくれる場合も。自分の都合で一方的に電話をかけて、話を進めるのは避けましょう。
就活や転職活動をするなかで、転職エージェントにかかわらず企業とも電話でのやり取りする機会があります。自分が電話に出られない場合も考えるので、悪印象を与えるのを避けるために「電話の折り返し方を知ろう!基本的なマナーや会話の流れを解説」のコラムで解説している電話に出られなかったときのマナーをチェックしておきましょう。
内定承諾後に辞退を伝える場合
内定承諾後に辞退を伝える場合の例文は、以下のとおりです。
メールで伝えるときの例文
辞退の意向は、できるだけ速やかに伝えるべきと考え、まずはメールでご連絡させていただきました。必要であれば、直接お会いして詳細をご説明させていただきますので、その場合は適切な日時をご指定いただければ幸いです。
- お世話になっております。▲月より貴社に中途入社予定の△△(氏名)と申します。
- 大変遺憾ながら、このメールで内定を辞退させていただく旨をお伝えすることになり、深くお詫び申し上げます。受諾した後の辞退であり、皆様にご迷惑をおかけすることとなり、非常に申し訳なく思っております。
- 入社の意志を固め、現職の退職手続きに入ったところ、在籍中の会社から待望していた部署への異動を提案されました。熟考の末、現在の職場で新しい挑戦を受けることが、私の職業生活において最良の選択と判断しましたので、内定を辞退することにしました。
- 魅力的な条件を提示していただきながらこのような結論に至ったこと、深くお詫び申し上げます。ご理解いただけますようお願いいたします。
内定承諾後に辞退する連絡をするときは、迷惑が掛かることに対しての謝罪をしっかり伝えましょう。また、直接会って理由を説明することが可能なことも伝えると、誠意が伝わりやすくなります。
電話で伝えるときの例文
- 貴社にて内定の機会を賜りました△△と申します。貴重なお時間を割いて頂き、心より感謝申し上げます。
- 非常に遺憾ながら、貴社から頂戴した内定に関して、辞退の意向をお伝えするためにご連絡させていただきました。内定の承諾後にこのような形でご迷惑をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます。
- 実は、現在勤務している会社から、以前から希望していた部門での勤務の機会を提示されました。そこで担当する業務内容についても詳細な話を伺い、自身のキャリアパスを見直した結果、現職でのさらなる挑戦を選択することが自分にとってのベストであると結論づけました。
- このような時期に内定を辞退することになり、貴社には計り知れないご迷惑をおかけしていることを痛感しております。直接ご説明の機会をいただけることがあれば、是非ともお申し付けください。
電話で連絡するときもメール同様、直接説明する機会に対応する気持ちがあることを忘れずに伝えましょう。
転職エージェントが内定辞退を引き留めてきた場合
内定を辞退する決心が固い場合、転職エージェントに対してその旨を明確に伝えることが重要です。申し訳なさを感じて曖昧な表現を避け、「これにより将来的に紹介される企業との不一致を防げる」という視点で伝えると、話がスムーズに進むでしょう。
転職エージェントのなかには、内定辞退の意志を伝えても強引に入社を促したり、辞退の手続きを渋ったりして「しつこい」と感じることも。内定からの辞退は、入社予定日の2週間前までに行うことが一般的です。
入社予定日が2週間以上先であるにも関わらず、エージェントが辞退を受け入れない場合は、そのエージェントの本部や管理部門への連絡も考えてみると良いでしょう。
転職エージェント経由で内定辞退する際の注意点
ここでは、転職エージェントを介して内定を辞退する際に気を付けるべきポイントを解説します。これらのポイントを把握しておくことで、内定辞退のプロセスがよりスムーズに進められるでしょう。
内定先に直接連絡しない
転職エージェント経由で応募した場合、内定先に直接辞退の連絡をするのは避けましょう。転職エージェントを通して内定を得た際は、依頼したエージェントを通じて返答を行うのが一般的です。
転職エージェントが、あなたの代わりに企業に対して内定の承諾や辞退を伝える手続きを取ります。自分自身で企業に連絡を取ると、エージェントとの間で誤解が生じるリスクがあるので注意しましょう。
「内定辞退」の取り消しはできない可能性がある
「内定辞退」の取り消しは、基本的にできないので注意しましょう。内定の辞退を撤回しようとすると、転職エージェントや内定先企業に迷惑が掛かるので、判断するときはしっかり検討しましょう。
どうしても撤回したい場合は誠実に謝罪し、強い意志を持って働きたいという気持ちを伝える必要があります。就職先に迷うときは自分のやりたいことを明確にすることが大切です。
自分のやりたいことの見つけ方は「やりたいことが見つからないのはなぜ?原因と仕事の見つけ方を解説」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
再び選考を受けると不利になりやすい
内定を辞退した企業に対して再応募すること自体は可能です。ただし、一度辞退したことでは前向きな印象を受けにくい可能性があるので注意しましょう。
また、「再度辞退されるのではないか」と疑念を抱かれることで、選考過程で不利に扱われるリスクもあります。再応募する際には、なぜその企業に再度挑戦したいのか、納得のいく理由を提示することが求められるでしょう。
転職エージェント経由で内定辞退するか迷ったときの対処法
内定の承諾や辞退は、転職活動においてキャリアを左右する重要なポイントです。ここでは、内定辞退に悩んだときに考慮すべきポイントを紹介しているので、迷ったときに正しい判断ができるよう参考にしてみてください。
内定を保留にして検討する
何社か同時に選考を進めるなかで第一志望の企業より先に第二志望の企業から内定を得た場合、内定を保留にして検討するのも方法の一つです。「内定保留」できる期間は、一週間が一般的。返答を保留にすることで、焦って判断するのを避けられます。
内定保留にしたい場合は、転職エージェントを通じて交渉を行うのが基本。内定保留を選択する際には、どれくらいの期間返答を延ばせるのか、エージェントの担当者としっかりと期日を設定しましょう。
また、内定辞退について悩んでいることを担当者に伝え、適切なアドバイスを求めることも重要です。
納得できる条件になるよう交渉してもらう
提示された給与や労働条件に納得がいかない場合は、転職エージェントを通じて条件の再交渉を試みることが効果的です。交渉を行う際には、どのような条件であれば納得して内定を受け入れるのかを明確に伝えましょう。
ただし、条件交渉が必ずしも望む結果に結びつくわけではないので注意が必要です。また、仕事を探すときは条件以外にも、自分の適性と業務内容のマッチ度にも注目しましょう。
「仕事の決め方で大切なことは?自分に合ってるか不安なときの対処法を解説」のコラムでは、仕事を決めるときの大切なポイントを解説しているので、企業選びをするときの参考にしてみてください。
転職エージェント経由での内定辞退を防ぐ方法
転職エージェント経由での内定辞退を防ぐ方法
- 希望する職場の条件を整理しておく
- 転職エージェントに自分の希望を明確に伝える
ここでは、転職エージェント経由での内定辞退を防ぐ方法を解説しています。現在、転職エージェント経由で求人を紹介されている方はもちろん、これから転職エージェントを活用して転職活動を始めようとしている方も参考にしてみてください。
希望する職場の条件を整理しておく
職場選びで重視する条件をあらかじめはっきりさせておくことで、内定辞退を避けられるでしょう。希望する条件が曖昧だと、内定を得た後に考えが変わる可能性があるので辞退することが起こり得ます。
「給料の希望額」「週末勤務は許容するか」など、具体的な条件を設定しておきましょう。ただし、すべての希望条件が満たされる職場を見つけるのは難しいため、妥協点を検討しておくのがおすすめです。
転職エージェントに自分の希望を明確に伝える
内定辞退を避けるためには、転職エージェントに自分の希望を明確に伝えることが大切です。希望する職場の条件を明確にしていても、転職エージェントに正確に伝わっていないと望んでいた条件に合致しない求人が紹介される可能性があるでしょう。
断りにくいからといって、紹介された求人に応募してしまう方もいるかもしれません。内定が出ても職場の条件に不満があると辞退につながるので紹介された求人が希望に合わない場合は、遠慮なく断り、再度希望条件を伝え直しましょう。
自分で企業研究を行う
自分で情報を収集し、納得のいく転職活動を行うことで内定辞退の可能性を低減できます。転職エージェントが提供する企業情報も参考になりますが、自分自身でも企業についてしっかりと調べることで理解が深まるでしょう。
企業研究の方法は、「就職先を「どこでもいい」で選ぶと失敗する?リスクや成功させるコツを解説」のコラムで触れているので、チェックしてみてください。
入社前の面接で疑問や不安を解消しておく
面接は、企業が応募者を評価するだけでなく、応募者にとっても「この会社で働くことが本当に自分に合っているか」を確かめる良い機会です。不明点や懸念事項がある場合は、面接時に積極的に質問して、双方の理解を深めましょう。
自分に合った転職エージェントを利用する
転職エージェントには、ニートやフリーターに特化したものや子育て世代向けといったさまざまな特徴のサービスを提供しています。自分に合ったものを利用することで、内定辞退へのリスクを軽減できるでしょう。
「一人で転職活動するのが不安」「自分に合った仕事がしたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心にした若年層に特化した就職・転職エージェントです。
専属のキャリアアドバイザーがヒアリングし、一人ひとりに合った求人をご提案。応募書類の添削や面接対策も行うので、スムーズに就活・転職活動を進められますよ。
また、ハタラクティブがご紹介する企業はすべて担当者が実際に足を運んだ優良企業なので、職場の雰囲気もお伝えすることが可能。企業とのミスマッチを防ぎたい方、自分に合った働き方ができる企業を探している方は、ぜひハタラクティブのキャリアアドバイザーにご相談ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube