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転職はどれくらいかかるの?活動開始から退職までの流れと期間を解説!

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この記事のまとめ

  • 転職活動は、一般的に1~3ヶ月程度かかるといわれている
  • 転職活動にどれくらいかかるかは、20代と30代で異なる可能性がある
  • 転職にどれくらいかかるか逆算して、計画を立てて取り組むのが有効
  • 転職活動に時間がかかるのは、準備不足が主な原因
  • 転職にどれくらいかかるか不安な方は、就職・転職エージェントに相談するのも手

転職を考えている人のなかには、活動を始めてから内定を得るまでにどれくらいかかるか知りたい方もいるでしょう。かかる期間の目安が分からないと、いつから始めれば良いのか判断が難しくなりますよね。

転職を決断してから実際に新しい会社で勤めるまでの期間は、1~3ヶ月程が一般的です。なかには、中途採用で応募し1~3週間程で入社したり、資格を取得してから希望企業を目指すために半年程度かかる人も。目安に捉われず、自分が納得する転職先を見つけることを心掛けましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えながら、転職に必要な期間を解説しています。また、効率的に転職活動を進めるためのポイントをご紹介しているのでぜひ参考にしてください。

転職活動の期間はどれくらいかかる?

一般的に、転職活動にかかる期間は1~3ヶ月程が目安とされています。状況によっては、3ヶ月〜半年程かかると認識されていることもあるでしょう。

円滑に転職するためには、事前準備をしっかり行ったり、円満に退職したりする必要があるので、ある程度の時間が必要となります。転職したいからといって、一時的な感情で退職すると思うように転職活動が進まない可能性もあるので、しっかり計画を立てたうえで準備に取り組みましょう。

半年~1年かかると企業から不安視されやすい

空白期間が半年以上あると、企業から不安視されることが多いようです。「採用に値しない人材なのでは」「就業意欲が低いのでは」といったことを懸念されるためといえるでしょう。

転職活動を行うときは、なるべく空白期間ができないように進めるのがおすすめです。空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムでは、空白期間が面接官に与える印象や説明方法をまとめているので、チェックしてみてください。

20代と30代で転職にかかる期間は変わる?

20代はスキルや経験が求められにくいので、比較的早く転職先が見つかる傾向にあります。一方、30代は即戦力を求められやすいので、特化したスキルや経験がないと20代より転職先を見つけるのが難しくなるでしょう。

年齢が若ければ若いほど就職しやすいので、転職活動は早めに行ったほうが良いといえます。自分が置かれている状況を把握し、転職活動における市場価値に合った進め方を心掛けましょう。

転職しやすい時期

転職活動に適している時期は、求人情報が増える1~3月と7~9月といわれています。1~3月は4月入社に向けて採用したい企業が増え、7~9月には下半期の事業計画が立てられるため即戦力となる人材を探す傾向にあるでしょう。

既卒や第二新卒といった年齢が若い人は、新入社員と同じタイミングで入社できる1~3月に転職活動を行うのがおすすめです。中途採用での入社を目指したい方は、即戦力となる求人が増える7~9月に求人を探すと仕事を見つけやすいでしょう。

転職にどれくらいかかるか知って早めに活動開始しよう

転職活動はどれくらいかかるか人によって異なるので、決断したら早めに始めるのがおすすめです。事前に働きながら転職活動するか、退職してから始めるか決めておけば、スムーズに行動できるでしょう。

以下では、働きながらの転職活動と退職してからの転職活動にあるメリット・デメリットをそれぞれ開設しているので、自分に合った進め方を考えてみましょう。

働きながら転職活動をするメリット・デメリット

以下では、働きながら転職活動をするメリットとデメリットを解説します。

メリット

現職で働きつつ転職活動を進めることのメリットは、「給料を受け取りながら慌てずに転職活動を行える」「仕事を辞めたあとの空白期間を避けられる」といった点が挙げられます。収入が途絶えないため経済的な安心感を保ちながら、焦って仕事を探す必要がないので精神的なストレスも軽減できるでしょう。

デメリット

働きながら転職活動をすると「転職活動に専念できる時間が限られる」「面接日程の調整が難しい」といったデメリットが存在します。業務に専念しながら就業後や休日の隙間時間に求人を探すので、希望する求人を見つけるのに時間がかかる可能性があるでしょう。

また、面接の日程によっては、有給休暇を使ったり、早退したりする必要が出てくる可能性もあるので、周囲の人に迷惑をかけない配慮をする必要があります。「働きながら転職するのは大変?在職中の求職活動を上手に進めるコツ!」のコラムでは働きながら転職活動を進めるコツを解説しているので、チェックしてみてください。

仕事を辞めてから転職活動をするメリット・デメリット

以下では、仕事を辞めてから転職活動をするメリットとデメリットを解説します。

メリット

仕事を辞めたあとに転職活動を始めるメリットは、有効に時間を使えるので「スケジュール調整の自由度が高い」「転職に集中できる」という点です。特に、慎重に次の職場を選びたい方や、仕事を続けながらでは集中できないと感じる人に適しているでしょう。

希望する職種が決まっている方は、同業界でアルバイト経験を積んだり、資格を取得したりすることで転職活動を有利に進められます。空白期間の有効活用にもつながるので、面接で好印象を得られやすいでしょう。

デメリット

仕事を辞めたあとに転職活動を始めると、「収入が途絶えて生活が厳しくなる可能性がある」「空白期間が長くなるのを恐れ知らずにブラック企業に入社してしまう」といったデメリットがあります。

収入源がなくなり生活が厳しくなると「早く仕事を見つけなければ」と焦ってしまい、「どこでもいい」と仕事探しをしてしまう場合もあるでしょう。企業について良く調べずに入社すると、ブラック企業に入社してしまう恐れがあるので、転職活動をするときは入念に企業研究を行うことが大切です。

転職の流れとかかる期間

ここでは、転職活動を効率良く進めるために必要な事前準備から退職まで、どれほどの期間を要するか解説します。転職に向けて計画を立てるときの参考にしてみてください。

転職に向けた情報を整理する期間:1週間~1ヶ月

転職に向けた情報整理をする期間には、約1週間~1ヶ月程かかる可能性があるでしょう。転職をするときは理由を明確にしたり、自己分析や企業研究を行ったりすることが大切です。

以下でそれぞれ解説するので、チェックしてみてください。

転職したい理由を明確にする

転職活動を始めるときは、自分の転職したい理由を明確にしましょう。転職したい理由が明確になれば転職活動の方向性が定まり、入社後のミスマッチを避けられます。

「なぜ転職を考えたのか」「どのような職種を望むのか」「転職を通じて何を達成したいのか」といった目標を設定すれば自分に合った仕事を見つけられるでしょう。「条件の良い職に就きたい」「現職に飽きてしまった」といった不確かな理由での転職は、プロセスの長期化や失敗につながりやすいため注意が必要です。

自己分析と企業・業界研究をする

転職の準備期間中は、自分の長所や価値観を再評価する自己分析、希望する企業の事業内容や求める人材について知るための企業・業界研究を行うことが重要です。自己分析を行い自分の強みや得意なことを明確にしましょう。

企業研究で取り組んでいる事業内容や理念を調べることで、企業が求めている人材像が見えてきます。自己分析の結果をもとに企業ニーズに沿った志望動機を伝えれば、採用される可能性が高まるでしょう。

「自分に合った仕事を見つけられない」という方は、「仕事の探し方は?20代・30代別や適職がわからない場合のやり方をご紹介」のコラムで希望の転職先の探し方を解説しているので参考にしてみてください。

履歴書や職務経歴書など応募書類の作成する期間:数日~1週間

履歴書や職務経歴書など応募書類を作成する期間には、数日~1週間かけるのが望ましいでしょう。応募先の企業に提出する履歴書や職務経歴書の作成を急いで終わらせると、質の低い応募書類になり内定が遠のく恐れがあります。

内定獲得の可能性を高めるために、完成度の高い応募書類を作成することを心掛けましょう。 応募書類では、各企業に合わせた自己PRや志望動機を慎重に考えることが重要です。

すべての企業に当てはまる一般的な内容では、書類がほかの応募者と差別化されず、「どの会社でもいい」と捉えられかねないため、各応募先の社風や大切にしているポイント、目指すビジョンなどに特化した内容にしましょう。

求人探し・応募する期間:数日~1週間

求人探しから応募までにかかる期間も、数日~1週間程とみるのがおすすめです。仕事を探すときは、ハローワークへ登録したり、定期的に求人サイトを確認しましょう。

どうしても仕事が見つけられない方は、就職・転職エージェントに相談して求人を紹介してもらうのも手です。自分で探しながらエージェントに紹介してもらえれば、選択肢の幅が広がるでしょう。

また、転職活動を効率良く進めたい方は、1社だけではなく複数の求人に応募しても良いでしょう。ただし、応募する先が多すぎると、それぞれの進行状況を適切に管理することが難しくなる可能性があるため、同時に応募する企業の数は最大でも5社程度に留めることが適切です。

面接にかかる期間:約1ヶ月

転職時の面接は平均して2~3回行われることが多く、内定を得るまでの期間は約1ヶ月かかるとされています。企業側の都合や個人のスケジュール調整によっては、2ヶ月程度かかる場合もあるでしょう。

初めの面接では職務経歴や技能、人物像について確認され、2次面接や最終面接では、初回よりも詳細な質問がなされる傾向にあります。最終面接は、採用の最終決定を下す重要な場であり、経営陣が面接に参加することも。それぞれの面接段階で求められる内容が異なるため、適切な準備を行うことが重要です。

内定・内定承諾する期間:約1週間

面接を終えてから内定が決まり、受託するまでの期間には、約1週間かかるのが一般的です。ただし、応募数が多い企業の場合、面接も増えるため1~2週間かかる場合もあるでしょう。

いくつかの企業を受けていた場合、一つの企業から内定をもらっても、ほかの選考中の企業の結果を待ってから回答したいときは、1週間ほど検討する時間をもらうことも可能です。検討するときは後悔しないようにしっかりと考え、最終的な決断を下しましょう。

内定承諾から入社まで何ヶ月待ってもらえる?

内定承諾から入社までには、約2~3ヶ月待ってくれる企業が多いようです。在職中の転職活動では、退職手続きや引き継ぎといった手順が必要となるため、ある程度の期間が設けられていることがあるでしょう。

ただし、すぐ入社してほしい企業や半年~1年ほど待ってくれる企業などもあるので、選考を受けるときに確認しておくことをおすすめします。

退職手続きをする期間:1~2ヶ月

退職手続きには、1~2ヶ月ほどかかると考えておきましょう。退職を切り出す際は、退職予定日の1~2ヶ月前に、直接上司に相談することが一般的なマナーとされています。

退職に関する話し合いが完了し、上司の了承を得たら、後任者への業務引き継ぎや関係者への挨拶などを進めていきましょう。ただし、企業によっては就業規則で退職の旨を伝えるときの手順を定めている可能性があるので、しっかり確認することがおすすめです。

どうしても退職することを伝えづらい方は「退職の意思を電話で伝えてもいい?伝え方のポイントと例文をご紹介!」を参考に退職の手続きを進めてみてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

一般的に中途採用はスピード感が早いため、1~3週間で終わる方もいるでしょう。ただし、人によっては慎重に転職先を見極めたい方もいるので、焦らず自分の適切なペースで進めるのがおすすめですよ。

転職活動期間が長引く理由

転職活動が長引いてしまう理由は、主に準備不足が挙げられます。自己分析や企業研究、応募書類の準備、面接の練習など、十分な準備をせずに面接に臨むと成功することは難しくなるでしょう。

また、目標を設けずに転職活動を行うことも長引いてしまう原因の一つ。「いつまでに転職を成功させる」というように、明確な期限を設け、その期間内に集中して活動することが重要です。

さらに、転職の理由が曖昧なままでは、活動の方向性を見失い、最終的には入社後のミスマッチや早期退職につながる恐れもあるでしょう。転職活動をスムーズに進め、早期に終了させたい場合は、これらの点が自分に当てはまっていないかを見直してみてくださいね。

転職にかかる時間を節約する5つのポイント

転職にかかる時間を節約するポイント

  • 転職に向けてスケジュールを立てる
  • 退職の意思表示をする
  • 引き継ぎの準備をしておく
  • 複数企業に応募する
  • 就職・転職エージェントを利用する

転職活動を短期間で終わらせるために、工夫できることを確認しておきましょう。ただし、時間をかけたくないからといって準備を怠ると、なかなか内定を得られずかえって転職活動が長引いてしまうので注意が必要です。

以下で、転職にかかる時間を節約するポイントを5つ解説するので、参考にしてみてください。

転職に向けてスケジュールを立てる

転職プロセスをスムーズに進めるためには、あらかじめざっくりとしたスケジュールを立てて準備しておきましょう。たとえば、「新年度の4月から新しい職場で働く」「3ヶ月後には新しい仕事を見つけて転職する」など、目標設定から逆算してプランを練ると効果的です。

タイムラインを作成する際は、現在の仕事の忙しさやプライベートの予定を考慮して、実現可能なスケジュールを計画しましょう。余裕を持った計画を立てることで、予期せぬ遅延にも対応しやすくなります。

また、転職活動でやるべきことをリスト化しておけば、スケジュールを立てるときに役立つでしょう。転職活動で「やること」は「転職でやることをリストで把握しよう!内定後に必要な手続きも解説」のコラムで解説しているので参考にしてみてください。

退職の意思表示をする

退職を上司に伝える際は、確固たる決意を持って明確に表明することが大切です。心が決まっていない状態で話し合いを持つと、引き留められる際に自身の意志が揺らいでしまいます。

退職交渉が長引くと、新たな職場への入社時期に影響が出る場合があるため「退職する」と決断したうえで上司へ伝えましょう。

引き継ぎの準備をしておく

現職で働きながら転職活動を進めている方は、新しい職場が決まった際に迅速に退職手続きを行えるよう、事前に業務の引継ぎ準備をしておくと良いでしょう。自分が担当している業務に関するマニュアルの作成や、取引先リストの更新など、着手可能な準備作業から始めてみることが重要です。

複数企業に応募する

転職活動で早期に結果を出したい方は、可能な限り多くの求人への応募を検討してみましょう。ただし、前述の通り、管理が難しくなるため、同時に応募する案件は5件が適切です。

また、応募先選びでは、ただ広範囲に渡って応募するのではなく、自分のスキルセットや将来のキャリアプランに合った求人や企業を見極めることが重要。業界や職種だけを基準にして無差別に応募すると、組織文化や価値観が自分に合わない企業に就職するリスクがありますので、応募する求人は慎重に選びましょう。

就職・転職エージェントを利用する

転職を最短期間で終わらせたいと考えている方は、就職・転職エージェントを利用するのもおすすめです。就職・転職エージェントのプロに相談すれば、仕事の提案や転職活動の進め方のアドバイスを得られるのでスムーズに選考が進みやすくなるでしょう。

「うまく転職活動を進められるか不安」「働きながら転職活動したいけどやり方が分からない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。

専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、学歴や経歴にぴったりな求人をご提案。応募書類の添削や面接対策も行うので、スムーズに選考を進めたい方はぜひご利用くださいね。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube