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転職活動で「何がしたいかわからない」と悩んだら?仕事探しの方法を知ろう
この記事のまとめ
- 転職活動で何がしたいかわからない場合、まずは自己理解を深めることが大切
- 何がしたいかわからないと感じる原因には「転職への不安」「経験の浅さ」などがある
- 転職に際し「何がしたいかわからない」と感じる原因を把握し、必要な対策を講じよう
- 20代と30代では経験や採用ニーズが異なるため、それぞれに応じた転職活動を行おう
- 転職活動で何がしたいかわからないなら、ハローワークやエージェントの活用がおすすめ
転職したい気持ちはあるものの、「何がしたいかわからない…」「やりたい仕事がない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。実際ハタラクティブにも、そのようなお悩みを抱える方が相談に来られます。「仕事で何がしたいのか」という答えを見つけ出すのは難しいですよね。
何がしたいかわからない場合は、自己理解を深めることから始めるのがおすすめです。また、第三者に相談したり、適職診断を活用したりするのも良いでしょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの板垣さんのアドバイスを交えながら、自分がしたいことを見つける方法をご紹介します。また、何がしたいかわからない場合の対処法を、原因別や20代・30代別にまとめました。転職活動の進め方に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事にコメントしているアドバイザー
転職で「何がしたいかわからない」ときはどうする?
転職を考え始めたときに、「何がしたいかわからない…」「仕事でしたいことが具体的に浮かばない…」という人は少なくありません。このようなとき、まずは焦らず自分自身と向き合うことが大切です。
自分の価値観や保有スキル、情報収集、第三者との会話などを通じて、自己理解を深めていきましょう。また、仕事についての理解を深めるために適職診断を利用するのも手段の一つです。
適職診断を使うときのポイントは「やりたいことがない人の仕事探しは適職診断で叶う?向いてる仕事を知る方法」のコラムでもご紹介しているので、利用を検討してる方はチェックしてみてください。
転職に迷うことは誰でも経験し得ること。自己分析を行い、「自分が仕事に何を求めているのか」を把握することで、次のステップに進むためのヒントを見つけられるでしょう。
転職で自分がしたいことを見つけるための5つの方法
転職で自分がしたいことを見つけるための方法
- 自己分析をして自分の興味や価値観を把握する
- 経験やスキルを振り返り「自分の強み」を見つける
- 仕事に関する情報を集めて可能性を探る
- キャリアビジョンとそれに向けたステップを考える
- 第三者に仕事について相談してみる
この項では、転職活動をする際に「自分がしたいこと」を見つける方法を5つご紹介します。「転職で何がしたいかわからない…」という方は、以下の方法をぜひ試してみてください。
1.自己分析をして自分の興味や価値観を把握する
前述したように、「転職したいけど何がしたいかわからない」ときは、自己分析をしてみましょう。自己分析とは、自分のことを深掘りするために行う一つのプロセスです。自己分析は、自分が何を求めているのか、何が自分を幸せにするのかを見つけ出す第一歩となります。
自己分析の具体的なやり方
自己分析のやり方としては、自分に関する事柄を洗い出すのがポピュラーです。洗い出す際は、ペンで紙に書く、またはパソコンで打ち込むと良いでしょう。具体的には、「これまでの人生を振り返り自分史を作る」「お気に入りの活動や興味のあるテーマ、大切にする価値観などをリストアップしてみる」といった方法があります。
2.経験やスキルを振り返り「自分の強み」を見つける
転職活動で何がしたいかわからない場合は、これまでの職場で培ったスキルや、自分が成功したと感じたプロジェクトに注目してみましょう。それぞれの経験から何を学んだのか、どのようなスキルが役立ったのかを整理することで、自分の強みや得意な領域が明確になります。
自分の強みや得意なことが活かせる仕事が見つかれば、やりがいを感じながら働けるでしょう。自分に向いてる仕事の探し方は「自分に向いてる仕事に出会うには?見つけるメリットや探し方を解説」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
3.仕事に関する情報を集めて可能性を探る
転職で何がしたいかわからないときは、仕事に関する情報を集めてみるのも有効です。業界の動向や競争環境、各企業の評判など、より多くの情報を集めることで転職活動に役立つでしょう。そのなかから自身にマッチする可能性がある職種や企業を見つければ、転職活動の方向性を設定するための手がかりになります。
4.キャリアビジョンとそれに向けたステップを考える
「転職したいけど何がしたいかわからない…」という方は、まずキャリアビジョンを考えてみるのも一つのアプローチ方法です。自分は将来どのような働き方をしたいのか、仕事でどう活躍したいのかといったビジョンを明確にしましょう。次に、それに向けての具体的なアクションプランを立てれば自分が望む方向性がクリアになり、転職活動で何をすべきかも具体化しやすくなります。
5.第三者に仕事について相談してみる
何がしたいかわからないと転職に迷うときは、家族や信頼のおける友人、尊敬する先輩などに自分の悩みや疑問を打ち明けてみるのも良いでしょう。他人の視点からのアドバイスは、自身では気づかない新たな視点をもたらし、問題解決のヒントを得られる可能性があります。
また、就職・転職エージェントを利用するのもおすすめです。就活ノウハウを持つプロのキャリアアドバイザーに相談できるため、具体的かつ実践的なアドバイスがもらえるでしょう。
適職診断の結果を参考にするのも一つの手
自分が何をしたいかわからない場合は、適職診断ツールを利用してみるのも一つの手です。適職診断ツールは、いくつかの質問に答えることで、適職を導き出してくるでしょう。あなたの性格やスキル、価値観などを分析し、それにマッチした仕事を提案してくれるため、転職活動の軸を検討する際の参考になります。ただし、適職診断ツールの質問にどう回答するかによって結果が変わる点があることを念頭に置いておきましょう。
転職で何がしたいかわからないときの原因と対策
転職活動をするにあたって「何がしたいかわからない」となる原因には、転職への不安や仕事に関する情報不足などが考えられます。その原因を理解し、適切な対策を講じることで、転職活動の道筋が見えてくるでしょう。以下に、何がしたいかわからないときに考えうる原因を挙げたので、自分の状況と照らし合わせてみてください。
【原因1】転職に不安や恐怖を抱えている
何がしたいかわからない原因の一つとして、転職を行うこと自体への不安や恐怖感が考えられます。新たな職場で自分がうまくやっていけるか、転職活動そのものがスムーズにいくかといった不安や疑問が先に立ち、「仕事で何をしたいか」が見つけにくくなっている状況といえるでしょう。
不安の要因を明らかにし解消法を探る
このような場合、まずは「自分が何に対して不安や恐怖を感じているのか」を具体的に掴むことから始めましょう。そのうえで、不安の要因を取り除くための方法を実践するのがおすすめです。たとえば、自分の能力に対する不安であれば「スキルアップのための勉強をする」、転職活動への不安であれば「情報を集めたりサポートを受けたりする」ことで解消できるでしょう。
【原因2】仕事に関する引き出しが少ない
自分のスキルセット、つまり仕事に使える「引き出し」が少ないと感じている場合も、転職で何がしたいかわからない原因になり得るでしょう。仕事に関する経験や知識が浅いと、自分がどのような仕事に適しているのか、何をしたいのかを見つけづらくなります。
多様な経験や挑戦を重ねることが重要
この問題を解決するには、できるだけ多様な経験を積むことが大切です。具体的には、「新たなスキルを学ぶ」「以前とは異なる業務に携わる」「趣味や興味があるものを探求する」などの方法がおすすめ。自分の引き出しを増やすことで、自分が何をしたいのかが見つかる場合があるでしょう。
【原因3】目先の条件にとらわれがち
目先の条件だけにとらわれがちになると、結果的に「何がしたいかわからなくなった」という状態に陥る場合があるでしょう。転職先を探す際に、求人に掲載されている給料や勤務地といった条件面を見ることは大切です。しかし、それだけに固執してしまうと、長期的な視点から自分のキャリアを見つめるのが難しくなり「何がしたいかわからない…」と感じやすくなるでしょう。
キャリアプランを設定するのがおすすめ
このような場合は、自己のキャリアビジョンを持つことをおすすめします。「5年後、10年後に何をしていたいのか」「どのような職場で働いていたいのか」というビジョンを明確に描いてみましょう。
そのうえで、自分の将来ビジョンを実現するためのキャリアプランを考えれば、具体的な転職活動の方向性が見えてきます。評価につながるキャリアプランの立て方は、「面接でのキャリアプランの答え方は?例文や思いつかない際の対処法もご紹介」のコラムで解説しているので参考にしてみてください。
何がしたいかわからない20代・30代が転職するコツ
転職を考えているものの、「何がしたいかわからない」という状態にある20代、30代の方もいるでしょう。年代ごとで転職事情は異なります。以下では、年代別に転職する際のコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
20代の転職活動
転職初心者が多くを占める20代は、まず「自分が興味があること」を探ることが大切です。転職先を検討する際に何がしたいかわからないときは、新しいことを学ぶ機会が多い企業や、違う職種への挑戦を後押しする風土のある企業を視野に入れましょう。
ある程度経験を積むまでは、何が自分に合っているのかを探るのがおすすめ。20代後半になると、企業から経験を求められることも徐々に増えてきます。理想の転職を叶えられるよう、「20代のうちに△△のスキルを高める」「30歳までに▲▲の経験を積む」など、自分のなかで大まかなキャリアプランを描いてから行動すると良いでしょう。
30代の転職活動
30代の場合、すでに一定の経験とスキルを持っていることが多いでしょう。「何がしたいかわからないけど転職したい」と考えるのであれば、保有するスキルを活かせる仕事にシフトするのがおすすめです。
そのためには、自身のスキルを客観的に理解する自己分析が必要。自己分析を通して自分の強みを確認し、それを活かせる職種や業界を探すことが転職成功のカギになるでしょう。
ただし、スキルや経験が活かせる同業界へ転職したほうが有利になりますが、未経験の職種へ挑戦できないとは限りません。30代から始められる未経験の仕事もあるので、「30代の転職は未経験だと厳しい?おすすめの職種とエージェント活用法!」のコラムを参考に自分の挑戦してみたい仕事がないか探してみてください。
一般的に企業の採用ニーズは年代によって変わる
転職活動では、企業側の採用ニーズも忘れてはならないポイントです。一般的には、20代では成長意欲や柔軟性を、30代や40代では専門性やリーダーシップが評価される傾向があるでしょう。具体的な企業のニーズは、志望企業のWebサイトや求人情報で確認し、自分の強みと照らし合わせてみてください。何がしたいかわからない状態で転職活動を行うリスク
転職は新たなキャリアを積む大切なステップです。それゆえに、「何がしたいかわからない」状態で進めると、「転職活動が長引く可能性がある」「転職先とのミスマッチが生じやすい」といったリスクも。以下で、それぞれのリスクについて詳しくみていきましょう。
転職活動が長引く場合がある
自分が何がしたいかわからない状態では、転職活動が長引くリスクがあるでしょう。「自分のしたい仕事」がはっきりしないと、具体的な求人をピックアップするのも困難になりがちです。
また、転職活動における志望動機や自己PRが不明瞭になってしまうことも考えられるでしょう。結果として、転職活動がなかなか思うように進まない可能性があります。
転職活動が長引き空白期間ができると、「就業意欲が低いのでは」「自己評価が高い」といった採用担当者の不安材料になりかねません。空白期間が長引くことで転職活動に出る影響は、「空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムで解説しているので参考にしてみてください。
転職後にミスマッチが生じやすくなる
自己分析が不十分で「何がしたいかわからない」状態で転職を行うと、転職後の仕事が自分のスキルや性格と合わず、ミスマッチを生むこともあります。たとえば、「赴任先での仕事内容が思っていたものと全く違った」「期待していた職場環境と現実がかけ離れていた」などのギャップに直面し、再び転職を考える状況に陥るリスクがあるでしょう。理想的な転職活動とは、ただ新しい仕事に就くだけでなく、あなたの価値観やライフスタイルに合った仕事を見つけることといえます。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
自分に合った職種や業界については、職業相談や適職診断などから調べていくことも可能です。転職を後悔しないためにも、最終的な選択の前にしっかりと情報収集や相談を行うことで、リスクを軽減できますよ。
情報が多くなり過ぎている環境だからこそ、正しい情報を取捨選択していく必要があるでしょう。そのためにも、エージェントを利用するのが安心ですね。
わたしたちハタラクティブは、一人ひとりの性格や強みに合わせて長く続けられる仕事をご紹介しています。「どんな仕事が自分に合うか」から一緒に探していくので、ぜひ一度ご相談ください。
何がしたいかわからないときの転職先選びの注意点
何がしたいかわからないときの転職先選びの注意点
- イメージの良さだけで仕事を選ばない
- 労働条件や職場の雰囲気も確認する
- 「したいこと/やりたいこと」に固執し過ぎない
「自分が何がしたいかわからない」という状態で、適切な転職先を選ぶためにはいくつかの注意点があります。以下で詳しく解説しますので、仕事を選択する際の参考にしてみてください。
1.イメージの良さだけで仕事を選ばない
転職するにあたって、企業の知名度や業界のイメージだけに惹かれて転職先を決めることには注意が必要です。テレビやインターネットでよく見かける企業、話題の業界は魅力的に感じられるかもしれませんが、それらが自分に合っているとは限りません。
仕事で何がしたいかわからない場合は、イメージだけでなく、自身の適性や求める働き方、生活リズムに合っているかどうかも踏まえて転職先を検討することが大切です。「自分に合う仕事をする大切さって?その特徴や仕事探しの方法」のコラムでは、自分に合った仕事の大切さを解説しているのでチェックしてみてください。
2.労働条件や職場の雰囲気も確認する
転職時には業務内容だけでなく、労働条件や職場環境をしっかりとチェックすることが肝心です。給与や待遇はもちろん、働く時間や休日、育児・介護といった人生の各ステージに合わせた制度があるかどうかなども確認しましょう。
また、職場の風土や上司・同僚との人間関係も、長く働くうえでは重要な要素といえます。こうした情報を事前に収集し、自分の働きやすい環境かどうかを冷静に判断しましょう。
3.「したいこと/やりたいこと」に固執し過ぎない
「自分がしたい仕事を探さなきゃ」とあまり思い込み過ぎないようにしましょう。自分が何がしたいかわからないときには、幅広い視野を持ち、いろいろな業界や職種に目を向けてみることも有効です。
各仕事に就くメリット・デメリットを挙げ、自分がそれらの仕事にどの程度なら対応できるかを考えてみると良いでしょう。すべてが理想通りの転職先を見つけるのは簡単ではありません。自分が重きを置くこと、妥協できることを考えながら、自分にマッチした仕事を見つけるようにしましょう。
転職で何がしたいかわからない場合の仕事の探し方
転職で何がしたいかわからない場合の仕事の探し方
- 転職サイトをチェックする
- ハローワークを利用する
- 転職エージェントに相談する
転職活動で「何がしたいかわからない」と感じている場合、どのように仕事を探したら良いか悩む方もいるのではないでしょうか。仕事の探し方は複数あるため、自分に合ったやり方を見つけるためにも併用してみるのがおすすめです。以下で、仕事探しの具体的な3つの方法をご紹介しているので、参考にしてみてください。
1.転職サイトをチェックする
転職サイトは、一般的に求人情報を集めたサイトを指します。多くの企業、多様な職種の求人情報を閲覧できるため、何がしたいかわからない場合の情報収集におすすめ。自分が何に興味を引かれ、何に心動かされるかを確かめることで、転職活動の軸を考える一助になります。
2.ハローワークを利用する
転職先を探すにあたって、ハローワーク(公共職業安定所)の活用も有効です。ハローワークは全国各地に設置されている、国が運営する行政機関。誰でも無料で利用でき、求職者登録をすることで仕事の紹介を受けられます。
実際に足を運び、窓口の担当者に職業相談すれば、「自分が何を基準に仕事を選ぶべきか」「仕事を求めるにあたって何が必要なのか」という具体的なアドバイスももらえるでしょう。各ハローワークでは、就活セミナーや就職関連のイベントなども開催されています。
3.転職エージェントに相談する
転職エージェントは、民間企業が提供する就職・転職支援サービスです。プロのキャリアアドバイザーが専任で付き、一人ひとりに合った求人を紹介してくれます。
何がしたいかわからない場合も、担当のキャリアアドバイザーに相談することで、専門的な視点からアドバイスを受けられるのがメリット。そのほか、選考対策や面接日程の調整などもサポートしてもらえるため、よりスムーズな転職活動が可能でしょう。
「転職したいけど、何がしたいかわからない…」「一人で転職活動を進める自信がない…」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをぜひご活用ください。ハタラクティブは、20代の若年層に特化した就職・転職エージェントです。
経験豊富なキャリアアドバイザーが1対1でカウンセリングを行い、あなたに合った仕事をご紹介いたします。お話をするなかであなたの強みを見つけ、「どのような仕事が合うか」を一緒に考えていくので、何がしたいかわからないと悩んでいる方も安心です。
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監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube