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ゆとり世代の特徴や意味とは?仕事での接し方やおすすめの職場環境を解説

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この記事のまとめ

  • ゆとり世代は、2002年から施行されたゆとり教育を受けている世代のこと
  • ゆとり世代は、物事を合理的に考えたり怒られることに不慣れだったりするのが特徴
  • ゆとり世代は上司に対して、抽象的ではなく具体的な指示を受けるのをを好む傾向がある
  • ゆとり世代が働きやすい職場の特徴は、ノルマが少なく自分のやり方で仕事ができる環境

「ゆとり世代」という言葉に聞き覚えのある方は多いでしょう。ゆとり世代は特定の年代の人を表すだけでなく、その世代の特徴について指し示すこともある言葉ですが、詳細については知らない方もいるのではないでしょうか。

ゆとり世代の人は、物事を合理的に考え競争を好まず、仕事もワークライフバランスを重視するといった特徴があります。また、上司と接する際は、叱られることを恐れたり、具体的な指示を好んだりといった面も見受けられるでしょう。

このコラムでは、ゆとり世代の意味やゆとり世代の特徴について、キャリアアドバイザーの板垣さんのアドバイスを交えながら解説します。ゆとり世代の後輩や部下との接し方や、ゆとり世代が働きやすい職場の特徴についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

「ゆとり世代」の意味とは?

「ゆとり世代」は、2002年から始まった日本の「ゆとり教育」を受けた世代を表しています。以下では、ゆとり世代に該当する年齢や、ゆとり世代の後に出てきた「さとり世代」「つくし世代」について解説するので、ゆとり世代の特徴について理解を深めていきましょう。

ゆとり世代に該当する年齢

「ゆとり世代」に該当する年齢は、1987年から2006年の間に生まれた18歳~37歳です。この期間に小中高校の教育を経験した方々が、ゆとり世代と呼ばれています。

ゆとり教育の影響

「ゆとり教育」とは、従来の詰め込み教育を見直し、子どもたちに自由な発想や豊かな心を育むことを目指した教育政策です。学習時間の削減や授業内容の見直しが行われましたが、ゆとり教育による学力の低下が懸念されたことから、「脱ゆとり教育」に学習指導要領が改訂された背景があります。

さとり世代・つくし世代とは

ゆとり世代以外にも、似たような言葉で若者の特徴を指す「さとり世代」と「つくし世代」があります。以下でそれぞれ見ていきましょう。

さとり世代

「さとり世代」とは、1996年から2005年頃に生まれた人を指し、ゆとり世代とも重複しています。物欲が少ない、恋愛に積極的でないなど、若者らしからぬ悟りを開いているかのような特徴から、さとり世代と呼ばれるようになりました。

つくし世代

「つくし世代」とは、2012年以降に中学生や高校生になった世代を指し、意欲的に新しいことに挑戦する姿勢や、将来への希望を持っているといわれる世代です。つくし世代は「尽くし世代」とも呼ばれ、積極的に人に尽くす献身的なイメージがあるとされています。

ゆとり世代に多い7つの特徴

ここでは、ゆとり世代に多い7つの特徴をご紹介します。「自分はゆとり世代に該当している」「知り合いや部下にゆとり世代がいる」といった方は、ぜひご一読ください。

なお、人によってご紹介する特徴に当てはまらないこともあるので、あくまで参考程度に捉えましょう。

ゆとり世代に多い7つの特徴

  • 物事を合理的に考える
  • 競争を好まない
  • 怒られる・叱られることに不慣れ
  • 受動的で指示待ちであることが多い
  • IT関連のスキルや知識が豊富
  • 昇進・昇給に強いこだわりがない
  • ワークライフバランスを大切にする

物事を合理的に考える

ゆとり世代の人たちは、物事を合理的に考えることが多いでしょう。無駄な労力をかけないことを重視したり、古いルールや慣習を好まず新しい効率的な方法を見つけたりすることが得意といわれています。

競争を好まない

ゆとり世代は、過度な競争よりも協調性を大切にします。周囲と成果を競うよりもチームワークを重視し、助け合いながら目標を達成するスタイルを好んでいるのです。

怒られる・叱られることに不慣れ

怒られる・叱られることに不慣れというのも、ゆとり世代の特徴です。ゆとり世代以前の人たちが経験したであろう叱責の文化と異なり、ゆとり世代の人たちは柔らかい穏やかなコミュニケーションを好むため、怒られることに対して不慣れな人が多いでしょう。

受動的で指示待ちであることが多い

ゆとり世代はほかの世代と比べて、受動的で指示待ちである人が多い傾向にあります。指示待ちは、受けた指示は素直に実行するというポジティブな面と、人に何かを言われなければ動かないというネガティブな面の両方を持ち合わせているでしょう。

IT関連のスキルや知識が豊富

デジタルネイティブとも呼ばれるゆとり世代は、IT関連のスキルや知識が豊富です。これまでの世代に比べて、パソコンやインターネットが普及している生活に密着していたため、自然とその扱いに慣れ親しんでいます。

昇進・昇給に強いこだわりがない

キャリアアップやお金よりも、仕事そのもののやりがいや働く環境を重視する人が多いのも、ゆとり世代の特徴の一つです。職場でキャリアアップして役職に就いたり、昇給して給与を増やしたりすることへの執着が薄い傾向にあります。

ワークライフバランスを大切にする

ワークライフバランスを大切に考えるのも、ゆとり世代の特徴の一つです。定時で帰ることや、プライベートの時間を大切にすることで、充実した生活が送れると考えています。そのため、ゆとり世代は残業や終業後の飲み会などを好まない人が多いでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

板垣拓実

板垣拓実

インターネットが普及し、情報技術が発展した時代で生活するゆとり世代は、新しいものを柔軟に受け入れる能力があります。しかし、同時に仕事のストレスやプレッシャーに対する耐性の低さが見受けられることも。

だからこそ、仕事と私生活の両方を大切にできるワークライフバランスを重視しており、公私とも▲に充実できる職場環境を求める傾向が強いのが、ゆとり世代の特徴といわれています。

ゆとり世代の後輩や部下との接し方

ゆとり世代を後輩や部下にもつ方は、「自分と考え方が異なる彼らとどう接すればいいか分からない」と悩むこともあるでしょう。ここでは、ゆとり世代の後輩や部下との接し方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

叱るよりも褒めて伸ばす

怒られる・叱られることに不慣れ でも触れたように、ゆとり世代は怒られたり叱られたりすることに慣れていない傾向があります。そのため、仕事で間違いをしたときには感情的に怒るのではなく、適切なフィードバックを通じて良い行動を褒め、彼らの成長を促すことが効果的とされています。

もちろん、ミス自体を見過ごすのではなく、何が間違っていたのかを理解してもらい、次に活かせるようにサポートすることが重要です。

指示は具体的に出す

ゆとり世代に仕事の指示を出すときは、できるだけ具体的な内容にすることで、業務が円滑に進みやすくなるでしょう。曖昧な指示や期待は、ゆとり世代にとってストレスの原因になり得ます。たとえば、緊急ではないものの優先度が高めの指示は「なるべく早めに」といった抽象的な言い方ではなく、「●●日の□□時までに」と具体的に伝えるのが良いでしょう。

過度にプライベートを詮索しない

プライベートの時間を大切にするゆとり世代にとって、職場での過度な詮索は好感を持たれません。仕事とプライベートの境界を尊重しつつ、職場内でのコミュニケーションを大事にすることが彼らとの良好な関係を築く鍵となります。

これらの点を踏まえることで、ゆとり世代の後輩や部下との関係をより良いものにしていくことができるでしょう。

ゆとり世代におすすめな仕事の向き合い方

働くゆとり世代の方のなかには、「仕事がうまくいかない」「上司から指示されるやり方が自分に合わない」などの悩みをもつ方もいるでしょう。

以下では、ゆとり世代におすすめな仕事の向き合い方をご紹介します。仕事の悩みがあるゆとり世代の方は、以下を参考にしてみてください。

分からないことはその場で調べてみる

仕事で分からないことに直面したときは、後回しにせずその場で調べてみましょう。インターネット世代でもあるゆとり世代は、情報を瞬時に手に入れることが得意です。分からないことがあれば、パソコンやスマートフォンから情報収集することで、仕事がスムーズに進むことがあります。

もちろん、疑問点がその会社のマニュアルや独自の業務に関する内容の場合はインターネット上に情報はありません。その場合も疑問点を放置せず、周囲の人に聞いて問題の早期解決を図りましょう。

お手本にしたい人を見つける

ゆとり世代の人で仕事がうまくいかないときは、周囲でお手本にしたい人を見つけてみましょう。他者の経験やノウハウを参考にすることで解決策や新たな視点を見つけられるだけでなく、自分のスキルアップやキャリアの発展につながることもあります。

受けた指示の業務背景を考えてみる

ゆとり世代が仕事と向き合う際は、ただ指示をこなすだけでなく、受けた指示の業務背景まで考えてみると、より自分の業務への理解が深まります。

受動的で指示待ちであることが多い」でも触れましたが、ゆとり世代は自分からあまり動かない指示待ちの特徴が見受けられることも。業務の背景を理解することで、仕事の目的や意図を把握しやすくなります。これにより、仕事を単なる作業と捉えるのではなく、自分なりの戦略的な視点から業務に取り組む思考が生まれやすくなるでしょう。

ゆとり世代が働きやすい職場の特徴

ゆとり世代が充実感を感じながら成果を上げるためには、働きやすい環境が欠かせません。以下では、ゆとり世代が働きやすい職場の特徴についてご紹介します。

周囲との競争やノルマを強いられない

ゆとり世代は周囲との競争を好まない傾向があるため、職場での競争が過激でなく、個々のノルマが過度に課せられない職場が働きやすい環境といえるでしょう。競争よりも協力が奨励される職場であれば、ゆとり世代はより自分らしさを発揮しながら仕事をしやすいといえます。

自分のやり方で仕事ができる

ある程度自分のやり方で仕事ができる職場も、ゆとり世代にとって働きやすい環境であるといえます。ゆとり世代は柔軟性がある人が多いため、自分のやり方で仕事に取り組むことを好む傾向に。自己裁量が認められる環境では、創造的なアイデアを出したり従来のやり方に囚われない効果的なアプローチを見つけ出すことも期待できるでしょう。

「今の仕事や職場が合わない」「自分のやり方で仕事ができないから辞めたい…」とお悩みの方は、仕事が合わないときはすぐ辞めてもいい?苦痛を感じた際の対処法を解説のコラムも参考にしてみてください。

ワークライフバランスがとれる

ゆとり世代は、ワークライフバランスがとれる職場で働くと満足感を得やすいでしょう。昨今の働き方でワークライフバランスを重視する人は増えていますが、ゆとり世代は特にその傾向があります。そのため、労働時間が適切で、柔軟な働き方が尊重される職場が、ゆとり世代が安心して働くためにおすすめの環境であるといえるでしょう。

自分に合った仕事や働きやすい職場を見つけたい方は、転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。

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ゆとり世代に関するよくある質問

ここでは、ゆとり世代に関するよくある質問に回答していきます。

ゆとり世代の前は何世代ですか?

ゆとり世代の前は、「バブル世代」や「氷河期世代」などがあります。バブル世代が進学する時期は経済的な好況期で、大学進学率が上昇した時期でもありました。氷河期世代は、バブルがはじけたために会社の経営状況が悪化し、就職の難易度が上がった時代です。このほか、氷河期世代とゆとり世代と重なる「ミレニアル世代」もあります。

ゆとり世代の次はなんですか?

ゆとり世代の次は、「さとり世代」であるといわれています。さとり世代はゆとり教育の終盤から脱ゆとり教育が実施された後の時期の人々で、「現実的であまり物欲がない」「上を目指すよりも安定した堅実な暮らしを望む」といった性質が見受けられるのが特徴です。

ゆとり世代はやばいって本当ですか?

経済の変化や社会構造の変動により、ゆとり世代は仕事や生活において「やばい」と感じるような課題に直面していることは事実です。ゆとり世代が就職する年代は就職氷河期や不景気の影響を受ける時期でもあったため、ゆとり世代にとって不利だと思うことはあるかもしれません。
しかし、必ずしも「ゆとり世代だから就職・転職がやばい」というわけではなく、自分の能力を活かせる企業に応募し適切な選考対策を行えば、満足のいく職場に就職・転職できるでしょう。

ゆとり世代とZ世代は違いますか?

ゆとり世代とZ世代は、生まれた時期や社会の状況に違いがあります。ゆとり世代は1980年代後期から2000年代中頃生まれの世代であり、Z世代は1990年代中頃から2010年代初期生まれの世代です。
ゆとり世代はインターネットの普及などでデジタルネイティブとして育ち、社会構造の変動を経験しています。一方でZ世代は、デジタルテクノロジーが一層進化した状況で成長し、異なる社会環境に対応している世代といえるでしょう。

また、ゆとり世代はスマートフォンやSNSの登場などを身近に経験し、Z世代はそれが当たり前の状態で生まれ育ったという違いもあります。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube