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基本的なPCスキルって何?身につけ方や就活で役立つおすすめの資格を紹介
この記事のまとめ
- 基本的なPCスキルとは、文章の作成やメールのやり取りができることを指すことが多い
- 基本的なPCスキルを身につけたい場合は、最初にショートカットを覚えるのがおすすめ
- MOSや日商PC検定などの技能の証明ができる資格を取得すると、就活が有利になる
- 基本的なPCスキルを履歴書でアピールするなら、履歴書を自作するのも手
就活を進めるなかで「求人票の応募条件に記載されている基本的なPCスキルとは何?」と疑問に持つ方もいるでしょう。どのくらいスキルを必要としているのかが分からないと、自分が応募条件を満たしているのか判断が難しくなりますよね。
基本的なPCスキルとは、「簡単な文書作成」「メールソフトでのやり取り」「ワードやエクセルを使用した資料作成」などができることを指しています。ただし、企業によって「基本的なスキル」の基準が異なる場合があるので、履歴書で自分のできるレベルを明確に伝えましょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えながら、基本的なPCスキルとは何を指すのかまとめました。PCスキルの身につけ方や履歴書でのアピール方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
「基本的なPCスキル」とは?
通常の職務で必要とされる「基本的なPCスキル」とは、主に「ワード(Word)」「エクセル(Excel)」「パワーポイント(PowerPoint)」のようなソフトを扱えることを指します。これらのアプリケーションは、広範囲に渡って利用されているため、文書の作成やデータの整理などの基本操作ができることが望ましいでしょう。
求人にある「基本的なPCスキル」とは?
求人情報の応募条件に記載されている「基本的なPCスキル」は、企業によって基準が異なることがあります。一部の企業では、簡単な文章作成や、メールの送受信が可能であれば良いとしている一方で、他の企業では、エクセルでのグラフ作成や表などができるレベルを求めていることもあるでしょう。
ただし、多くの場合は「PCを使用する仕事内容であること」を示しているので、一定のPC操作ができれば問題ありません。基本的なPCスキルを活かせる職種には「データ入力」や「事務職」などがあります。仕事内容や年収額は「データ入力の正社員募集はある?就職前に働き方や必要スキルを確認しよう」のコラムで解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
面接での「基本的なPCスキル」の伝え方
面接時に「一般的なPCスキルがあるか」と尋ねられた際は、使い慣れたソフトウェアの名称や使用期間を具体的に挙げることがおすすめです。たとえば、「エクセルでの収支計算書の作成」や「パワーポイントを用いたプレゼンテーション資料の作成」など。具体的な経験やスキルを示すことで、面接官に自身の実務能力を理解してもらいやすくなるでしょう。
基本的なPCスキルレベルに含まれること
基本的なPCスキルレベルに含まれること
- タイピングなどの基本操作
- ワード(Word)
- エクセル(Excel)
- パワーポイント(PowerPoint)
- ファイル
- メール
- セキュリティ
一般的なPCスキルには、ワード(Word)、エクセル(Excel)、パワーポイント(PowerPoint)の使用などが含まれます。これらの各アプリケーションの基本操作を理解し、使用上のスキルを習得していれば、ほとんどの企業の基準を満たすと考えてよいでしょう。
全体に関わる基本
PC全体における基本操作は、1分間に約120文字のタイピング能力が求められることが多いようです。ほかにも、「コピー&ペースト」「太字にする」「ショートカットキーの使用」「検索エンジンの利用」などの操作ができれば、基本的なPCスキルを有しているといえるでしょう。
ワード(Word)
ワードは、契約書や議事録作成などに用いる文書作成ソフトです。タイピングスキルに加え、書式設定や画像・表の挿入、指定通りの印刷方法などが重要となるでしょう。文章を作成するうえで必要なスキルが備わっているかどうかが、「基本的なPCスキルが身についてる」といえます。
エクセル(Excel)
エクセルは、グラフやデータの整理などを行う際に用いられるソフトです。基本的な足し算や引き算などを関数で行うことができるため、正しく使用することができれば、大幅に作業効率を上げられるのが魅力の一つ。簡単なセルの結合、四則演算、表作成などの操作がエクセルにおける基本的なPCスキルになるので、表計算やデータ分析を行う仕事で活かせるでしょう。
パワーポイント(PowerPoint)
パワーポイントは、スライド作成、画像やテキストの挿入などが基本スキルとして必要となります。プレゼンテーション用の資料作成に広く使用されるため、操作に加えて、見やすいレイアウトや文字の装飾など、デザインセンスも持ち合わせていると選考で有利になるでしょう。
ファイル
ファイルの作成、解凍、圧縮、名前の変更、フォルダの管理などが基本操作となります。メールへのファイル添付や他者とのファイル共有も重要なスキルなので、操作方法を習得しておくと良いでしょう。
また、就活では、志望企業に求人応募する際、履歴書やエントリーシートなどのファイルをメールに添付する場合があります。ファイルの正しい扱い方をすれば、企業側に「スキルが身についている」と好印象を与えられるでしょう。
メール
就活で求められるメールスキルにはメールの作成はもちろん、CCやBCCの使用、ファイル添付などがあります。加えて、ビジネスメールのマナーや迅速なタイピングがあると、効率的に仕事を進められるでしょう。
セキュリティ
パスワードの適切な管理、離席時の画面ロックといったスキルが必要です。セキュリティスキルはインターネットの普及に伴い、情報漏洩を防ぐために企業側が重要視しているスキルの一つといえるでしょう。たとえば、外部のWi-Fiには接続してはいけないなど、情報セキュリティーにおけるリテラシーが求められることもあるでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
北島愛純
基本的なPCスキルはエクセル、ワード、パワーポイントなどのソフトに対するスキルを指している場合が多いようです。基本的なPCスキルが不足していると感じる場合は、まずはショートカットキーを覚えたり、本や動画などを見て学んだりするのがおすすめですよ。
また、MOSや日商PCSなどのPC関連の資格を取ることで自然と学習することができます。PCスキル以外でも様々な資格を持っていると向上心のある人だという好印象につながるので、TOIECや日商簿記などにも挑戦してみましょう
基本的なPCスキルの身につけ方
基本的なPCスキルの身につけ方
- ショートカットキーの利用
- 職業訓練プログラムの受講
- PC関連資格の取得
基本的なPCスキルが備わっていない方は、ショートカットキーの習得や資格の取得を通じて、スキルを向上させることが効果的です。ほとんどの職場ではPC操作が求められるため、事前に技能を高めることで、自分の仕事の範囲を広げられるでしょう。ここでは、PCのスキルを上げる3つの方法を紹介するので、参考にしてみてください。
ショートカットキーの利用
ショートカットキーは、キーボードの操作によってPCを効率的に操作する方法です。作業で頻繁に使用するショートカットキーを積極的に覚えてることが良いでしょう。
「Ctrl+Cでのコピー」「Ctrl+Vでの貼り付け」「Ctrl+Zでの操作取り消し」「Ctrl+Yでの取り消し再実行」「Alt+Tabでのウィンドウ切り替え」などのショートカットキーをマスターすることで、基本的なPC操作スキルと作業効率が向上します。
職業訓練プログラムの受講
一人で基本的なPCスキルを身につけるのが難しい場合、ハローワークで提供される職業訓練プログラムを受講するのも良いでしょう。プログラムは求職者を早期就職に導くための制度で、多様な分野の資格取得やスキルアップのための講座を受けられます。PC関連の講座もあり、特に独学での学習が難しい方にとっては効果的でしょう。
基本的には受講料は無料ですが、教材費は自己負担が必要なため、事前に確認が重要です。ハローワークを利用したことがない方は、「職安とは?どうやって利用する?サービスの特徴や求人の探し方を紹介」のコラムで利用手続きの流れをご紹介しているのでチェックしてみてください。
PC関連資格の取得
基本的なPCスキルの身につけ方として、MOSや日商PC検定などのPC関連の資格を取得するのもおすすめです。資格を取得することで、就職や転職時のアピールポイントになるだけでなく、勉強を通じてPCスキルを実践的に身につけられるでしょう。
焦らず段階的なスキルアップを心掛けよう
PCスキルの向上を目指す場合は、基礎から応用、そして高度な操作へと段階を踏むことが大切です。最初に基礎として、タッチタイピングやショートカットキーの操作に慣れることから始めましょう。
基本的な操作に慣れてきたら応用段階としてワードやエクセルのような業務に必要不可欠なソフトの操作をマスターし、最終的にスムーズに操作できるようにしましょう。各ステップを着実に進めることで、徐々にPCスキルを高めることができます。
基本的なPCスキルにおすすめの7つの資格
基本的なPCスキルにおすすめの資格
- MOS
- 日商PC検定
- VBAエキスパート
- ICTプロフィシエンシー検定試験
- ITパスポート
- サーティファイの認定試験
- インターネット検定 ドットコムマスター
パソコン関連の資格取得は、就職・転職の選考で評価されやすいのでおすすめです。ここでは、基本的なPCスキルアップも見込めると同時に、就職の際に有利となるおすすめの資格を紹介します。
1.Microsoft Office Specialist (MOS)
MOSは、マイクロソフト社が提供するワードやエクセル、パワーポイントなどのオフィスソフトを効果的に使用できることを証明する国際的な資格です。世界共通の資格のため、外資系などの海外企業での仕事にも通用します。就職・転職の際も、PC操作の基本的な能力を示すのに適しているでしょう。
2.日本商工会議所PC検定
日商PC検定は、文書作成、データ管理、ITおよびネットワーク知識などのスキルを評価します。基礎から、企業責任者またはその補佐を対象とした1級の上級レベルまであります。
3.VBAエキスパート
VBAエキスパートは、ExcelとAccess(アクセス)のVisual Basic for Applications(VBA)の利用スキルを証明する資格です。VBAとは、オフィスソフトの動作を記録して自動化させる機能のマクロを動かすためのプログラミング言語を指します。VBAを用いてオフィスソフトの操作を自動化する技術を学ぶことで、業務効率化に貢献できるでしょう。
4.ICTプロフィシエンシー検定試験
ICTプロフィシエンシー検定試験は、情報通信技術(ICT)に関するスキルを示す資格です。この検定では、通信回線やウェブサイト運営に関する全般的な知識が問われるでしょう。特に、3級程度が就職や転職に有効とされています。
5.ITパスポート
ITパスポートは、IT関連の基礎知識が身についていることを証明する資格です。近年ではインターネットの普及に伴い、ITの知識は職種を問わずに求められる傾向があるでしょう。ITパスポートは、企業側からの評価も高い資格の一つです。
6.サーティファイの認定試験
サーティファイの認定試験は、即戦力を証明できるのでビジネスシーンにおいて役立ちます。人材ニーズに対応した7分野25種の認定試験があり、基本的なPCスキルをアピールするならエクセル表計算処理技能認定試験とワード文書処理技能認定試験がおすすめ。階級が3〜1級と分かれているため、仕事で活かしたいレベルを選んで身につけられるでしょう。
7.インターネット検定 ドットコムマスター
ドットコムマスター試験はNTTコミュニケーションズが運営する公式の検定試験で、ベーシックとアドバンスの2レベルに区分されています。ベーシックレベルでは、情報通信技術(ICT)の基本知識やインターネット使用時の適切なマナーについて学べるため、PC操作の基本スキルの習得に最適です。
一方で、ITを積極的に取り入れる企業で働くことを目指す場合は、より実践的なICT知識が得られるアドバンスレベルの取得を目指すと就活が有利になるでしょう。
基本的なPCスキルを履歴書でアピールする方法
履歴書や職務経歴書を作成する際、テンプレートを使用せずに自分で作成するとPCスキルがあることをアピールできます。また、一部の企業では面接の際に履歴書のテンプレート作成を要求することもありますので、事前にスムーズに作成できるように練習しておくと有利になるでしょう。以下で、自分で作成した履歴書で基本的なPCスキルをアピールする方法を解説しているので、作成するときの参考にしてみてください。
強調したい内容を目立たせる
自分で作った履歴書で、特に強調したい項目を目立たせるとPCスキルがあるアピールにつながります。通常の履歴書には「資格・免許」や「特技」などの欄がありますが、これらをすべて埋めるのが難しい場合や、多くのアピールポイントを持っているにもかかわらず、スペースが足りない場合もあるでしょう。
自作の履歴書を使うことで自由に各欄の大きさを決められるので、自分の強みをより効果的にアピールできます。
見やすさを重視する
自分で作成する履歴書では、フォントのサイズやレイアウトの統一性を考慮し、読みやすさを重視することが大切です。フォントが統一されていなかったり、適切な改行がなかったりすると、履歴書が見づらくなり、評価に影響を及ぼす可能性も。また、ビジネス文書にふさわしくない手書き風フォントや丸文字などは避けましょう。
就職や転職では基本的なPCスキル以外も重視される
就職や転職活動においては、PCスキルだけでなく、さまざまな要素が総合的に評価されます。企業の文化やニーズにマッチするか、適切なスキルや資質を持っているかを採用担当者が判断して早期退職を防ぐ目的があるからです。
また、面接では、対人スキルやコミュニケーション能力や問題解決能力、ビジネスマナーの知識などもチェックされます。PCスキルに自信がなくても、企業の求める人材像や企業文化に合致していれば、採用の可能性はあるので自分の適性に合った企業へ応募することを意識しましょう。自分に向いている仕事の探し方は「自分に向いてる仕事に出会うには?見つけるメリットや探し方を解説」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
基本的なPCスキルに自信がない方はプロに相談しよう
「基本的なPCスキルがないので就活がうまくいくか不安」という方は、就職・転職エージェントに相談することをおすすめします。就職・転職エージェントでは、あなたの適性に合った求人を提案してくれるのでスムーズに就活が進むでしょう。
就活で悩んでいる方は、就職・転職エージェントのハタラクティブを利用してみてはいかがでしょうか。ハタラクティブは、若年層への就職支援に特化した就職・転職支援サービスです。プロのキャリアアドバイザーが丁寧に不安や悩みをヒアリングし、就活や転職活動の進め方のアドバイスをお伝えします。また、応募書類の添削や面接対策はもちろん、入社後のフォローアップまで、幅広い支援を行うので安心して就活に臨めますよ。就活に不安のある方は、ぜひ一度相談してみてくださいね。
基本的なPCスキルに関するQ&A
ここでは、基本的なPCスキルに関する疑問をQ&A形式で解決しています。
基本的なPCスキルと英語力を活かせる職種はありますか?
基本的なPCスキルと英語力を活かしたい場合は、貿易事務がおすすめです。
貿易事務では輸出入の工程に関わる業務に対応するため、PCスキルのほかに英語をはじめとした語学力が求められる傾向があるでしょう。ただし、未経験からの就職は難しい場合があるので、派遣社員やアルバイトで経験を積んだうえで挑戦するのがおすすめです。
基本を超えたPCスキルを得たら就活で有利になりますか?
WebデザイナーやCADエンジニアなど専門性が高い職種への就活では、有利になるでしょう。
ただし、一般的な企業へ就活する場合、基本以上のスキルを求められることはほとんどありません。仕事をこなすなかで身についていく場合が多いので、過度に心配する必要はないでしょう。
基本的なスキルがない場合就職は難しいですか?
基本的なスキルに自信がなくても、就職は可能です。
就活に不安がある方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブでは専属のキャリアアドバイザーがあなたの適性を活かせるぴったりな求人をご紹介。応募書類の添削や面接対策も行うので、安心して就活に臨めるでしょう。不安を払拭して前向きに就活へ取り組めるよう一貫してサポートするので、ぜひご利用ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube