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地頭がいい人にはどんな特徴がある?身につけるコツやアピール方法を解説

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この記事のまとめ

  • 地頭がいい人の特徴は、物事を深く考える思考力や発想力を持っていること
  • 地頭がいい人の仕事の特徴として、効率の良さや他人への説明のうまさがある
  • 地頭を鍛えるには、常識への疑問や好奇心を持つなどが重要
  • 地頭がいい人にある特徴をアピールしたい場合、プロに相談するのも手

「地頭がいい人にある特徴って何?」と疑問を持ったことがある方もいるでしょう。地頭がいい人の特徴が分からないと、自分が当てはまるのか判断が難しくなりますよね。

地頭がいい人の特徴としては、論理的な思考力や発想力、物事に対して常に疑問を持ちさらにより良い方法を模索するといったものが挙げられます。地頭がいい人は常に効率化や最適化をする意識を持っているため、企業から求められやすいでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えながら、地頭がいい人の特徴をまとめています。また、見つけるときのコツや就活でアピールする方法をご紹介。地頭を良くしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

地頭がいい人にある12個の特徴

地頭がいいといわれる人はどのような特徴を持っているか分かれば、自分が該当するか判断したり、身につけたいときの目標になったりすることができるでしょう。以下で、地頭がいい人にある特徴を12個解説するので、チェックしてみてください。

1.物事を理解するまでのスピードが速い

地頭がいいといわれる人は、物事を理解するまでのスピードが速いのが特徴です。簡単な説明だけでも、言葉の裏側にある意図を察し理解できるでしょう。

ビジネスシーンでは上司や先輩に「△△をやっておいて」といった簡潔な指示を受けることがあります。指示が簡潔すぎると「△△を今する必要性は?」「△△のどこまで進めれば良いの?」と迷うことがありますが、地頭がいい人はその一言で指示が意図することや着手する範囲を瞬時に理解できるでしょう。

2.説明がうまい

誰が聞いても納得のいくような説明をすることができるのも、地頭がいい人の特徴といえるでしょう。説明しながらも相手の反応を観察し、「理解に至っていない」と感じたらすぐに補足の説明を入れるため説明力が高いと判断されます。

また、補足する内容も、「相手はどの部分を理解していないのか」「この部分を細くして説明すればもっとわかりやすく伝わるだろう」ということまで考えられるでしょう。

3.応用力がある

地頭がいい人の特徴には、応用力があることも挙げられます。応用力があるとさまざまな場面で自分の経験を活かせるので、同じ失敗を繰り返さなかったり、経験からより良い方法を生み出したりできるでしょう。

また、常に改善点を探しているため、より効率的な業務の遂行ができるのも特徴の一つです。慣習や常識にとらわれず、どうしたらより良い環境で仕事ができるかを考えており、チーム全体としての生産性を向上させられるでしょう。

4.他者が気づかない発想力を持つ

他者が気づかない発想力を持っていて、アイディアが豊富であるというのも地頭がいい人の特徴です。発想力が長けていることでさまざまな視点から物事を観察し、瞬時に問題解決の対処法を見つけられるでしょう。

5.自らの意見を持っている

自身の意見を明確に持ち合わせているのも、地頭がいい人の特徴の一つといえるでしょう。仕事ではさまざまな人と関わる機会が多く、コミュニケーションが求められるので自分の意見を相手に伝えることが大切です。

また、持っている意見を相手にきちんと伝えられるのも、地頭のいい人の人に良くみられるでしょう。日常的に物事に対して疑問を持っており、疑問に対しての自分なりの回答を用意しているため、意見を求められたときにもすぐに答えられます。

6.コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力が高いというのも、地頭がいい人に見られる特徴です。地頭がいい人は他人の思考を汲み取るのがうまく、相手の気持ちを考えられるためコミュニケーション能力が高いといえるでしょう。

そのため、「これを言ったら傷つくかもしれない」「どう伝えたら角が立たないか」という視点でコミュニケーションを取れるため、人から好かれやすい性格を持つ傾向があります。

また、コミュニケーション能力が高い人がいたり、社員同士でしっかりコミュニケーションが取れていたりする職場は、雰囲気が良かったり、人間関係が良好だったりするでしょう。雰囲気の良い会社で働きたい方は、「雰囲気の良い会社に入るためにチェックするべきこと5選!」のコラムで雰囲気が良い会社の特徴を解説しているので、仕事を探すときの参考にしてみてください。

7.物事を客観的に捉えられる

地頭が良い人は、物事を客観的に捉えられるといった特徴も持っています。物事を俯瞰的に見て論理的に物事を判断しているため、周りの意見にも流されにくいでしょう。

また、常に改善策を考えている傾向があるため、結果が出ている物事に対しても客観的に捉えることがあります。「今でも最善策といえるのか?」「ほかに良い方法がないか」と、より良いアイディアを見つけるために考え直すこともできるでしょう。

8.不測の事態に対して冷静に対応できる

想定していなかった事態に陥ったときにも、冷静に対処できるのが地頭のいい人の特徴です。問題解決に向けて最短のルートを探すために、「なぜ問題が起きたのか?」「何を解決すれば良いのか?」を冷静に見抜くため落ち着いて対処できるといえるでしょう。

9.自ら考え行動できる

自ら考え、行動できるのも地頭がいい人といえるでしょう。地頭がいい人はやるべきことを自ら判断でき、とるべき行動も迷うことが少ないため「指示がないから動けない」ということはないようです。

また、仕事で分からないことがあれば、すぐに聞いたり、自分で情報を調べたりして業務に落とし込む傾向も。指示を待つ時間や業務を理解する時間も早いので、仕事の効率も上がるでしょう。

10.課題解決能力が高い

地頭がいい人は、課題解決能力が高いともいえます。仕事でトラブルが起きて思考力が求められる場面でも、柔軟に対応し適切に課題解決を行えるでしょう。

11.異なった意見をまとめられる

地頭がいい人は、お互いの価値観を尊重して異なった意見をまとめられる特徴があります。様々な意見を引き出し、折衷案を提案することでより効率的に最善策を見つけられるでしょう。

12.マネジメント能力が高い

チームをまとめるのがうまいというのも、地頭がいい人の特徴といえます。ビジネスでは個人が別々で動くのではなく、チームとして連携して一つのプロジェクトを遂行するという場面も多いでしょう。

チームとして動くためには、統率するためのマネジメントや協調性が不可欠です。お互いの意見ややりたいことを尊重しつつ、しっかりとプロジェクトを前に進めていくというマネジメント能力を持ち合わせている人は地頭がいいと評価されるでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

北島愛純

北島愛純

地頭は勉強や経験で身につけた知識やスキルではなく、論理的な考え方ができたり、コミュニケーション能力や柔軟な思考力があったりすることを指します。的を得た考えを持っていることから、相手に伝わりやすい話し方や柔軟な考え方ができるため、仕事で活躍できる場面があるでしょう。

また、地頭はあらゆることに興味や疑問をもち、なぜそうなっているのかを調べることで鍛えられます。調べたことや自分の意見をアウトプットしていくことで、さらに身についていくでしょう。

「地頭がいい」とは?

「地頭がいい」とは、物事を深く考える思考力や、他の人が思いつかないような発想を行うことができるクリエイティブ能力に長けている人材を指します。記憶力の良さや知識の豊富さとは異なり、理論的な考え方や物事を客観視するスキルを駆使して仕事ができることで「地頭がいい」と判断されるでしょう。

地頭とは

地頭とは教育によって得られる知識や能力といったものとは異なり、その人本来が持つ論理的に物事を考える力や、コミュニケーション能力などを指します。たとえば、あらゆる物事に対して疑問を感じ、自ら情報を調べたり、検証してみたりすることで初めて得られる気付きから得られる能力のため、自発的な行動が必要とされるでしょう。

「地頭がいい」と「頭がいい」の違い

「地頭がいい」と「頭がいい」との違いは、問題解決の得意分野の違いと言い換えられます。たとえば、「頭がいい」といわれる人は学校のテストの成績が良かったり、あらゆる知識を持ち合わせていたりする人を指すことが多いでしょう。

一方、「地頭がいい」といわれる人は勉強の得意不得意に関係なく、答えのない問いに対して自らの考えを持って解決することに長けている傾向があります。つまり、「頭がいい」人は勉強において身につけた知識を活かして問題を解決することを指し、「地頭がいい」人は勉強では身につけられない考え方や経験で問題を解決するといえるでしょう。

地頭を判断する要素

地頭がいいと表現される人は、一般的に以下の6つのいずれか、または複数の能力に長けています。以下で、地頭を判断する要素をまとめているので、チェックしてみてください。

ひらめき

地頭がいい人は、ふとした瞬間に問題の解決方法をひらめくことが多いようです。ひらめきというのは突然思いつくようなイメージを持たれがちですが、実際にはその人の経験や知識によって答えが導き出されていることがあるといえるでしょう。

好奇心

あらゆる物事に対して疑問を持ち、その理由を自分が納得いくまで調べるという好奇心も、地頭がいいといわれる要素の一つです。常に物事に対して興味を持つことで疑問に感じることが多く、気になって調べることがあるでしょう。

疑問に思ったことを解決したがる好奇心があれば、革新的なアイディアが見つかる可能性も高まります。社会人として仕事をするうえでは、常識と思われていることを疑うことによって新たなビジネスにつながったり、業務の効率アップになったりすることがあるでしょう。

フレームワーク思考

フレームワーク思考とは、特定の問題に対しての思考プロセスを一定の枠組みの中で行うことで、効率良く課題解決を行うための思考法です。フレームワーク思考ができる人は、自分の経験や勘などによる固定観念に縛られず、さまざまな視点で多角的に物事を分析できるでしょう。

仮説思考

初めて直面する問題を解決するために、仮説を立ててから考えられる人も地頭がいいといわれます。漠然と課題解決に向けて考えるよりも、一つの仮説を基に正しい方法かどうかを検証するというプロセスをとれるため、効率的に物事を進められるでしょう。

また、仮説を立てるためには問題の要点を正しく理解する必要があります。問題に直面した際にも、「そもそもなぜこれは問題なのか?」という本質的な問いを考えられることが、仮説思考においては重要といえるでしょう。

抽象的思考

抽象的思考とは、物事の本質を見極める力です。「仮説思考」の項で解説したように、課題解決においては「問題の本質がどこなのか」を見抜くことが必要になるでしょう。

本質を見抜けると、表面上は関係のないように見える経験や知識を結び付けて課題解決に役立てるということも可能です。

論理的思考

論理的思考とは、常に合理性を持って物事を考えられる力です。論理的思考力のある人は、個人的な主観や感想などを組み込まず、客観的な事実に基づいた理由を持って物事を進められる傾向があるでしょう。

また、根拠に基づいた説明を行えると、誰が聞いても説得力のあると判断されるためIT業界への就職もおすすめ。IT業界では好奇心旺盛な人や論理的思考力を持ち合わせている人が重宝される傾向があります。

IT企業とは?特徴や職種を解説!就職のポイントもまとめました」のコラムでIT業界への就職について具体的に解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

仕事において地頭がいい人の特徴

ここでは、地頭がいい人がどのように仕事に取り組んでいるかを解説します。仕事において地頭がいいといわれる人の特徴を知っておくことで、これからの業務の参考にしてみてください。

常に効率化や最適化をする意識を持つ

仕事において地頭がいい人は、常に業務を効率化し、最適な方法を模索する意識を持っているのが特徴です。物事の本質をとらえ、達成すべきゴールを明確化することで、効率的に目標を達成するための道筋を作れるでしょう。

優先順位を考える

優先順位を考えるのも、仕事において地頭がいい人の特徴といえるでしょう。業務量が多くなってきたら、どの仕事から取り掛かるかの優先順位を付けることが大切です。

たとえば、Aという仕事とBという仕事を与えられた際、どちらから先に手を付けるのが効率的かどうかを考えましょう。Aという仕事はいつやっても業務に影響を及ぼさず、Bという仕事に期限が設定されているのであれば、Bから取り掛かったほうが良いと分かります。

効率的に業務をこなすには、着手する順番をつけるのが有効なので、どの仕事を優先的に行っていくべきかを常に考えておくようにしましょう。

自分だけでなく周りの人の仕事も把握する

地頭がいい人は、自分の仕事だけではなく他者の仕事も把握している特徴も挙げられます。周囲の人の業務を把握しておけば、自分がどのタスクから着手すれば効率的に進められるか判断しやすくなるでしょう。

たとえば、Aという仕事を自分が終わらせることで、他者がBという仕事に取り掛かることができ、Cの仕事も進めやすくなる場合があるでしょう。つまり、Aという仕事は早急に終わらせておくことが、業務の効率化につながると分かります。

地頭がいい人は、自分の仕事が他者の仕事にどのような影響を及ぼすかを常に把握し、自分のやるべきことを進めていけるでしょう。仕事では、自分のタスク以外にも、周囲の人が取り組んでいる仕事内容についても注意してみてみてください。

さまざまな情報の整理・分析が得意

過去のデータやWebから得られる情報を整理し、業務に活かすために分析するという能力を持ち合わせているのも、地頭がいい人の特徴です。情報の整理を行うためには、仮説と根拠を意識しましょう。

「この情報からどのように考えられるのか?」「なぜそう考えられるのかという根拠は?」という部分を明確化しておくことで、情報をわかりやすくまとめ、分析するための手助けとなります。

報告・連絡・相談をするときは結論から簡潔に話す

仕事における報告・連絡・相談をするときは、結論から簡潔に話すことを意識しましょう。起きた原因から話すと、経過から結論まで時間がかかり、結局何を伝えたいのかが分かりにくくなる可能性があります。

また、報告相手が増えると時間を要してしまうので、効率性を意識することが大切。報告・連絡・相談には自分だけでなく他人の時間も費やすことになるので、簡潔に分かりやすく伝え業務の進行の妨げにならないよう心掛けましょう。

競合他社との差別化を行える

自社の商品にしかない強みを考え、競合他社との差別化を行うことができるのも地頭がいい人の特徴です。地頭がいい人は他社の商品との差別化できる点を明確化し、自社の強みとして押し出していけるでしょう。

ただし、業務に追われるなかで、差別化したり、ほかの人のタスクを把握したりするのが難しいと感じることも。チームに属していながら、周囲へのサポートまで手が回らないことで「会社員に向いていないのでは」と不安になる方もいるでしょう。

会社員に向いていない人はどうすれば自分らしい生き方ができるかをご紹介!」のコラムでは、仕事ができないから辞めたいと思うときの対処法や退職を決断する前に考えることを解説しているので、参考にしてみてください。

地頭がいい人の特徴を身につける9つのコツ

地頭がいいと企業に判断されれば、就活でも採用確率が高くなるでしょう。ここからは、どうすれば地頭が良くなるのか解説しているので、チェックしてみてください。

地頭を良くしたい目的を明確化する

地頭がいい人の特徴を身につけたいときは、なぜ地頭を良くしたいのか目的を明確化しましょう。地頭の良さは一朝一夕で身につかないため、目的がないと途中で諦めてしまう可能性があります。

「仕事ができる人になりたい」「就活で有利になりたい」などの理由でも構いませんが、「プレゼン力を挙げてキャリアアップしたい」「5年後には管理職を目指す」といった具体的な目的のほうがおすすめです。目的を明確化すれば、実現へのモチベーションとなるでしょう。

さまざまなことに疑問を持つ癖をつける

さまざまなことに疑問を持つ癖をつけるのも、地頭がいい人の特徴を見つけるのに大切です。日常で起こる些細な出来事や常識に対して疑問を持つことを心掛けましょう。

地頭がいい人は常識や慣習にとらわれることなく、好奇心旺盛なため気になったことを調べる特徴があります。常識と思われていることに対して常に疑問を持つことが、地頭を良くするためには重要です。

気になったことはすぐ調べる

少しでも気になったことがあれば、すぐに調べる癖をつけることで地頭がいい人の特徴を身につけられるでしょう。近年ではインターネットの発達によって、以前よりも情報収集のスピードが格段に向上しているため短時間で多くの知識を得られるでしょう。

「なぜ?」という疑問を調べることで、得る知識が蓄積していきます。さまざまな知識を引き出しとして持っておくことで、発想力や応用力の基盤となるでしょう。

多角的な視点を持つ

地頭が良い人を目指すときは固定観念に縛られず、さまざまな角度から物事を見るようにしましょう。多角的な視点を持つためのコツは、物事の本質を見極めることです。

多角的な視点を持つことで、「今まではこうやってたけど、これを達成するためにはこっちのやり方の方がいいのではないか?」という発想が浮かびやすくなるでしょう。

自分の意見を簡潔にまとめる癖をつける

日々疑問に思ったことに対して、感じた自分の意見を簡潔にまとめる癖をつけましょう。自分の意見をあらかじめまとめておけば、他人に説明するときに分かりやすく伝えられるようになります。

また、自分の意見を人に説明することを習慣化するのも良いでしょう。日頃から他者への説明の仕方を学ぶことで、伝えるべき内容を簡潔に伝えられる「プレゼン力」や「説明力」が身につきます。

自分と異なる意見を取り入れる意識を持つ

自分の意見をまとめるときには主観に囚われず、さまざまな意見を取り入れることを意識しましょう。「自分の意見が正しい」と思い込んでしまうと、視野が狭くなり固定概念に捉われやすくなります。

あえて自分とは真逆の意見を調べてみることで、今までにない考え方を知れるので見解が広がるでしょう。地頭がいい人はさまざまな意見を理解したうえで自分の考えをまとめられるため、固定観念に捉われず合理性のある意見を持てますよ。

物事を本質的に捉えるようにする

物事の表面的な部分だけではなく、本質を理解するように癖づけることも大切です。たとえば、仕事で「△△をやっておいて」と頼まれたときには、「この仕事は何を目的としているのか?」から考えると本質を見極めやすくなるでしょう。

達成するべき目的を理解しておけば、ゴールまでの数ある選択肢のなかから最善策を選べます。より良い方法を見つけるために、常にアップデートしてやり方を変えていくのは本質を見極めるうえで大切なことといえるでしょう。

予測ではなく事実から考える

地頭がいい人の特徴を身につけるために自分の意見やアイディアをまとめるときには、科学的な根拠や実際に起きた事実を基に考えましょう。たとえば、商品開発のアイディアを出す際に、「顧客はこういう商品を求めているはずだ」という予測を立てるのではなく、「この商品が売れた原因を探るためアンケートを取って評価されていた点を次の商品に活かそう」という事実を基に考えるということです。

仮説を裏付けるには、根拠となる事実や科学的証明を用いれば信用度も上がるでしょう。

新しいことにチャレンジする気持ちを持つ

常に新しいことに挑戦するチャレンジ精神も、地頭を良くするためには大切です。変化が激しい現代社会においては、日々新しいコンテンツが無数に生み出されており、常に情報や業務遂行の方法をアップデートしていく必要があるでしょう。新しいコンテンツが生み出されたら、調べてみたり実際に使ってみたりするなどの行動を起こすのがおすすめです。

チャレンジ精神は好奇心から生まれることがあるので、あらゆる物事に興味を持ち「やってみたい」「使ってみたい」という気持ちを持つことで、挑戦する意欲が身につくでしょう。

新しいことに挑戦したい方は、「新しい仕事には何がある?これからの働き方や不安を解消する方法を解説」のコラムで新しい仕事として注目されている職種をまとめているので、興味があるものを探してチャレンジしてみてください。

企業が地頭がいい特徴を持つ人を採用する理由

企業のなかには、地頭がいい人を採用したいと考えている企業があるでしょう。その理由としては、地頭がいい人は課題解決能力が高いだけでなく、豊富なアイディアによって社内に新たな価値観を生み出していることを期待しているためです。

以下では、企業が地頭がいいという特徴を持つ人を採用する理由を解説します。

IT化により処理するべき情報が増えているから

企業が地頭がいい特徴を持つ人材を採用する理由には、IT化により処理するべき情報が増えていることが挙げられるでしょう。IT化が進む現代社会においては、情報の処理速度といかに情報を有用に扱うかが重要です。

地頭がいい人は、インターネット上で収集することができる様々な情報を処理し、課題解決のヒントとする力に長けているため、企業にとって魅力的な人材に映りやすいでしょう。こうした情報処理の能力や発想力は知識だけでなく、思考力も求められるため企業が地頭がいい人を求める傾向があるといえます。

AIにできないことをする能力が求められる

現代では、AI(人工知能)にできないことをする能力が求められる傾向があります。AIの普及により、さまざまな仕事が失われると考えられているため人工知能が苦手とするスキルがある人が求められるでしょう。

総務省の「人工知能(AI)の普及に求められる人材と必要な能力 第4節必要とされるスキルの変化と求められる教育・人材育成のあり方」によれば、人工知能の普及に求められる人材と必要な能力として、特に重要だと考えられているのは「チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力などの人間的資質」や、「企画発想力や創造性」であるという調査結果が出ているようです。

10年後もなくならない仕事って?AI時代の就活のコツを解説!」のコラムでは、AI時代の就活のコツを解説しているので、仕事を探すときの参考にしてみてください。

参照元
総務省
平成28年版情報通信白書

VUCA時代に必要な人材と考えられるから

ビジネスにおいてVUCAとは「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の4つの単語を指します。これらの単語を合わせたVUCA時代という「将来の不確実性が高く、変化が激しい時代」がこれからの時代といえるでしょう。

VUCA時代においては、不測の事態に対応する応用力や、冷静な判断力、不透明な将来への先読みの力などが求められます。日々変化する社会情勢や顧客ニーズ、発生する課題への解決アイディアなどに冷静に対処していくことができる地頭がいい人は、企業にとって欲しい人材となるでしょう。

企業の生産性を向上させるから

地頭がいい人は企業の生産性を向上させる可能性があるため、就活で有利になることがあるでしょう。慣習や常識にとらわれずより良い方法やアイディアを日頃から考えており、これまでにない発想で企業の生産性を向上させることを期待されることがあるためです。

革新的なアイディアをもたらす可能性があるから

発想力豊かな地頭がいい人は革新的なアイディアを企業にもたらす可能性があるのも、企業が求める理由として挙げられます。変化の激しい時代においては、これまでの旧態依然とした体制はいつまで続くか分からないため、大企業もいつか倒産するかもしれません。

企業が存続していくためには、常に成長やより良い変化が求められます。地頭がいい人の枠にとらわれない画期的なアイディアによって、企業に変化をもたらすことを期待されるでしょう。

地頭がいい特徴を持っていると企業にアピールする方法

企業が地頭がいい人を採用したいと思っている以上、就活においては地頭がいい人材だと採用担当者に思われることが重要です。以下では、地頭がいい特徴を持っていると企業にアピールする方法を解説するので、就活に臨むときの参考にしてみてください。

地頭がいい特徴を持っていると企業にアピールする方法

  • 自分の興味があることを説明する
  • 努力していることをアピールする
  • 就職・転職エージェントを活用する

自分の興味があることを説明する

地頭がいい特徴を持っていると企業にアピールしたいときは、自分の興味があることを説明しましょう。興味を持っていることを説明する際には、「なぜ興味を持っているのか」「どのような点が面白いと思うのか」を明確化しておくことが大切です。

これらをしっかりと説明できると、日ごろからさまざまなことを考えている人だと捉えられる可能性があります。説得力があり、かつ客観的な視点を持った説明ができれば、採用担当者の興味を惹く回答になるでしょう。

努力していることをアピールする

努力していることをアピールするのも、地頭がいい特徴を持っていると企業にアピールする方法の一つです。自分が行っている努力の説明ができれば、努力ができる人だと思われるだけでなく、好奇心やチャレンジ精神が旺盛であると判断されるでしょう。

新しいことに挑戦する意思があることを伝えることで、地頭がいいと判断してもらうことも可能です。日々のちょっとしたことにも興味を持ち、自分で実践するという習慣をつけておきましょう。

就職・転職エージェントを活用する

就活で地頭がいい人だと判断されたい場合、就職・転職エージェントを活用するのがおすすめです。面接でアピール不足だったり、うまく説明できなかったりすると地頭がいいと判断される前に、内定獲得が遠ざかるかもしれません。

面接での受け答え方やアピール方法に自信がない方は、就職・転職エージェントに相談してみましょう。プロの視点からアドバイスを受けられれば、好印象を与えられる可能性が高まります。

「面接でのアピール方法が分からない」「一人で就活できるか不安」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。

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後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube