ハタラクティブ
ハタラクティブ

就活しながらバイトはできる?両立するために押さえたいコツや注意点を解説

就活しながらバイトはできる?両立するために押さえたいコツや注意点を解説の画像

この記事のまとめ

  • 就活しながらバイトをすることは可能だが、対策を怠らないように注意する
  • 就活しながらバイトをするには、時間や体調管理をしっかりと行う必要がある
  • 就活しながらバイトをするかは、金銭面と時間面の両方から判断しよう
  • 就活をスムーズに進めたい場合は、就職・転職エージェントに相談するのも手

就活しながらアルバイトができるかどうか気になっている就活生の方もいるでしょう。就活とアルバイトを同時にしたいと思っても、両立できるか不安になりますよね。

就活しながらバイトをすることは可能ですが、時間の使い方や効率的に就活を進めるなどの工夫が大切です。バイトによって疲労し、就職活動がうまくいかなかったり、体調を崩したりするなどのリスクもあるため、バイトと就活を両立するためのポイントを押さえておきましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの板垣さんのアドバイスを交えながら、就活とアルバイトを両立できるかどうかを解説しています。また、アルバイトをするか判断するときのポイントや両立するために押さえたいコツもご紹介。就活とバイトを両立するかを悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

就活しながらバイトは無理?

就職活動とアルバイトの両立は可能です。ただし、就活では応募書類の作成や面接対策などさまざまな準備と対策の時間が必要になるでしょう。

就活が中途半端にならないよう注意しよう

アルバイトが忙しいからといって、就活や対策が中途半端にならないよう注意しましょう。対策を怠ると内定が得にくくなり、就活期間が長引いてしまいます。

アルバイト期間が長くなるにつれて年齢も重なるので、応募できる求人が減ってより就活のハードルが高くなる可能性があるでしょう。現在、アルバイトをしている方で就活を始める方は、「就活中のバイトはどうする?辞めるか迷ったときの考え方や両立のコツを解説」のコラムで辞めるか迷ったときの考え方を解説しているので参考にしてみてください。

就活しながらバイトをするメリット

就活しながらバイトをするメリットには、「就活の出費を収入でカバーできる」「就活の息抜きになる」「バイト経験をアピールできる」「コミュニケーションの練習ができる」といったメリットが挙げられます。以下で、それぞれ解説するので、自分に必要かどうか確認してみてください。

就活の出費を収入でカバーできる

就職活動をするうえで必要になる出費をアルバイトの収入でカバーすることができるという点は、就活しながらバイトをするメリットといえます。就職活動は出費が多く、特に一人暮らしの大学生やフリーターの方であれば生活費への負担も大きくなるでしょう。

アルバイトで収入を得ていれば、生活費を削らずに就活の準備を進められるので負担を軽減できます。あらかじめ就活にかかる費用を計算して、アルバイトをするか判断しても良いでしょう。

就活にかかる費用には何がある?

就活にかかる費用としては、以下のようなものが挙げられます。

・スーツやカバンなどの備品代
・交通費や食費、宿泊費などの活動費
・証明写真を含む応募書類の雑費
・美容院代

スーツやカバンのほかに、靴やネクタイなども必要になります。遠方の企業に応募する際は、活動費の負担も大きくなるでしょう。

また、就活では複数の企業に応募する場合があるので、履歴書や職務経歴書、証明写真など求人に応募する際に必要なものを揃える必要があります。証明写真を撮ったり、面接を受けたりする場合、身だしなみを整えるために美容院に行く場合もあるのでバイトで費用を稼ぐのも良いでしょう。

就活の息抜きになる

アルバイトをしている時間が就職活動の息抜きとなるというメリットもあります。就活中は自己分析や企業研究などの就活対策に加え、慣れないスーツを着て企業説明会や面接などに参加することがあるため、疲労やストレスが溜まりやすいでしょう。

就職活動から一時的に離れてバイト先の同僚や先輩と関係ない話をすることがリフレッシュになる場合もあります。

バイト経験をアピールできる

バイト経験をアピールできるのが、就活しながらバイトをするメリットの一つです。特に、勤務しているアルバイト先と同業界の企業へ入社を希望する場合、業界理解をアピールすれば「即戦力になる」と好印象を得られるでしょう。

これからアルバイト先を決める方は、志望する業界と関連する勤務先を選ぶのがおすすめです。「社会人経験とは?アルバイト歴はどうなるの?雇用形態別に解説します!」のコラムでは、アルバイト経験をアピールする方法を解説しているのでチェックしてみてください。

コミュニケーションの練習ができる

人と接する仕事をしている方は、アルバイトを通じてコミュニケーションの練習をすることがメリットになるでしょう。就活の面接では、採用担当者とのコミュニケーションが必要になります。

アルバイトで人との会話に慣れておくことで、面接での緊張感を軽減できるかもしれません。面接に対して苦手意識を持っているという方は、「面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気を付けたい注意点も解説」のコラムで気を付けたい注意点を解説しているので参考にしてみてください。

就活しながらバイトをするデメリット

就活しながらバイトをするデメリットには、「スケジュール調整が難しい」「就活に使える時間が短くなる」「疲労が蓄積しやすい」といったことが挙げられます。前項で解説したメリットと比較して、就活中にアルバイトをすべきかどうか判断するときの参考にしてみてください。

スケジュール調整が難しい

就活しながらバイトをすると、スケジュール調整が難しいといったデメリットがあります。バイト先にもよりますが1ヶ月前までにシフトを提出する場合が多いため、企業説明会やOB・OG訪問、面接の予定といった急な予定が組みにくくなるでしょう。

事前にアルバイト先の店長に就職活動を行うという事情を説明しておき、シフトの融通を利かせてもらったり、就活が忙しくなる時期はシフトを減らしてもらったりするなどの対策をしておくことが大切です。

ただし、金銭面でバイトが辞められず、シフトの調整が難しく面接会場に行けないといった場合は、Web面接を受けられる企業を選ぶのも良いでしょう。Web面接であればインターネット環境があればどこでも受けられるので、企業を訪問する時間を節約できます。

Web面接を受ける場所やマナーは「Web面接はスマホで受けられる?注意点や事前に準備しておくことを解説!」のコラムで解説しているので、チェックして就活に役立ててみてください。

就活に使える時間が短くなる

就職活動とアルバイトを同時に行うことで、就活の準備や対策に使える時間が短くなるというデメリットもあります。本来準備に充てられる時間にアルバイトを行うことで、対策が不十分になり就活が進みにくくなる場合があるので注意しましょう。

就職活動を行ううえでは自己分析や企業研究、面接対策といったさまざまな準備をする時間を確保する必要があります。仕事の時間と就活対策の時間をしっかりと分け、両立できるように考えるのが成功につながるでしょう。

疲労が蓄積しやすい

疲労が蓄積しやすいのも、就活しながらバイトをするデメリットの一つです。バイトでの疲労が蓄積し就活に影響しないように体調管理に気をつけましょう。

アルバイトの疲れが体だけでなく精神的な疲労にも繋がり、就職活動のモチベーションが低下してしまっては本末転倒です。仕事のシフトを調整し、無理のない範囲でのアルバイトを行いましょう。

就活しながらバイトをするかを決めるためのポイント

就活しながらバイトをするか迷ったら、「金銭面」と「時間面」の両方から判断することがおすすめです。以下で就活しながらバイトをするかを決めるためのポイントを解説するので、参考にしてみてください。

金銭的に余裕があるかどうか

金銭面に余裕があるかどうかを確認したうえで、就活とアルバイトを両立するかを決めましょう。就活にどれくらいの時間が掛かり、就活期間に必要な出費を計算したうえで、収入が足りないと感じるのであればアルバイトをするのも選択肢の一つです。

毎月の生活費に加え、現在の貯蓄だけで就職活動を終えることができるかどうかを今一度見直してみましょう。バイトでどのくらいの収入を確保できるかどうかは、「バイトの月収は平均いくら?給料から税金は引かれる?計算のコツ」のコラムでバイトで月に稼げる平均の金額を解説しているので参考にしてみてください。

時間の余裕があるかどうか

就活とアルバイトを両立する時間があるかどうかも考えてみましょう。就職活動では自己分析や企業研究、面接対策に加え、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問などの時間も必要になります。

自分の時間に余裕があるかを今一度考え、就活とアルバイトの両立が可能かどうかを判断することが大切です。

就活しながらバイトをするときに抑えたい6つのコツ

就活しながらバイトをするときに抑えたいコツ

  • バイト先の先輩に就活のアドバイスをもらう
  • バイト先に就活中だと伝える
  • スケジュールに余裕を持たせる
  • 一時的にプライベートの時間を削る
  • 優先順位を明確にする
  • 体調管理を怠らない

ここでは、就活しながらバイトをするときに抑えたいコツを6つ解説します。就職活動とアルバイトを両立するために、ぜひ参考にしてみてください。

1.バイト先の先輩に就活のアドバイスをもらう

就活しながらバイトをするときは、勤務先の先輩に就活のアドバイスをもらいましょう。過去の経験談や工夫したことを聞くことで、就職活動とアルバイトを両立させて成功させるために役立つ情報を得られるかもしれません。

ただし、勤務中に聞くと仕事の妨げになる可能性があるので避けましょう。仕事の休憩時間やシフトが終わったあとの時間などであれば、落ち着いて話を聞けるのでおすすめですよ。

2.バイト先に就活中だと伝える

アルバイト先の社員や店長には、就職活動を始める旨を事前に伝えておきましょう。何も言わずにシフトを減らしたり、急遽シフトを変更してもらったりということが続くと、仕事に影響が出て迷惑をかけてしまうこともあります。

また、就職活動中は企業から電話が掛かってきたり、急に面接の予定が入ったりすることがあるでしょう。あらかじめ事情を説明しておけば、急なシフト変更もスムーズに対応してもらいやすくなる可能性があります。

3.スケジュールに余裕を持たせる

スケジュールに余裕を持たせるのも、就活とアルバイトを両立させるコツの一つです。たとえば、アルバイトのシフト終了30分後に企業の面接を入れてしまうと、交通機関の乱れや仕事が長引いてしまった際に、面接に遅刻してしまう可能性があるので注意しましょう。

余裕をもってスケジュールを組んでおくという対策をしておくことで、想定外の事態にも対応できます。面接に遅刻してしまうことが分かった場合は、冷静な対処が必要になるでしょう。

面接で遅刻したら謝罪すべき?伝え方や避けるために大切な準備内容を解説」のコラムでは、面接に遅刻してしまう場合の対処法と事前にできる対策を解説しているので参考にしてみてください。

4.一時的にプライベートの時間を削る

就活しながらバイトをするのであれば、一時的にプライベートの時間を削る必要も出てくるかもしれません。バイトがないときは趣味に時間を使っているという方は、就活期間中だけでもその時間を対策に充てると効率的に時間を使用できるでしょう。

趣味の時間は就職活動の息抜きとして重要ですが、そのために就活の準備と対策が疎かになると長期化してしまう恐れがあります。「就職活動が終われば多くの時間を趣味に使える」とモチベーションに変えて、趣味に使っている時間を一時的に就活に充てるよう心掛けてみましょう。

5.優先順位を明確にする

就活とバイトを両立するためには、優先順位をしっかりと明確にしておくことが大切ですよ。たとえば、シフトと面接の予定がバッティングしそうになったときに、自分のなかでどちらを優先すべきか決めておけば迷う必要がなくなるでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

板垣拓実

板垣拓実

状況などにもよりますが、一般的には、転職活動を優先するべきであると考えられます。中途採用においては、正社員ではない期間をブランク期間と捉え、書類選考や面接の通過率が悪くなる場合もあるでしょう。

経済的にやむを得ずアルバイトを続けることも一つの考え方ではありますが、将来のことも考え少しでも早く正社員として就活を進めることをおすすめします。

6.体調管理を怠らない

就活とバイトの両立には、体調管理が必要不可欠です。就活とバイトのバランスを取りながら、しっかりと休息の時間も取って万全な状態でいることを心掛けましょう。

無理をしてバイトの時間と就活対策の時間をつめてしまうと、疲労が蓄積し体調を崩してしまう可能性があります。その結果、仕事で迷惑をかけてしまうだけでなく、就職活動で面接の予定をずらしてもらわなければならなくなるなどの状況も考えられるでしょう。

自分の体調を優先し、しっかりと体調管理が出来るようにしておくことが大切です。

就活しながらバイトをするときの注意点

就活しながらバイトをするときには、いくつか注意点が存在します。あらかじめどのようなことに気をつければ良いか知っておけば、無理なく両立できるでしょう。

以下で、就活しながらバイトをするときの注意点を解説するので、参考にしてみてください。

アルバイトのシフトと就活の予定が重ならないようにする

就活しながらバイトをするときは、アルバイトのシフトと就活の予定が重ならないよう注意しましょう。もし予定が重なってしまうことが分かったら、迅速にアルバイト先に連絡を行い、シフトの変更連絡と謝罪を行うことが大切です。

また、アルバイトのシフトを先に組んでいたにもかかわらず、どうしてもその日に面接の予定が組まれてしまうということもあるかもしれません。面接の予定日は候補が出されることが多いため、余裕を持った仕事のシフトを組んでおくように対策しましょう。

面接対策は効率的に行うのが大切

余裕を持ってシフトを組んでも、面接対策の時間が取れないということもあるかもしれません。面接対策の時間を出来るだけ効率的にするために、想定される質問を事前にピックアップしておくことがおすすめですよ。

企業に電話がつながりやすい時間を伝える

就活しながらバイトするときは、企業に電話がつながりやすい時間を伝えるのも手です。就活期間中は企業から電話がかかってくることも多く、できるだけその場で出るのが望ましいでしょう。

一度電話に出られないぐらいであれば問題ありませんが、二度三度と続くと内定に影響が出てしまう可能性も。仕事の性質上どうしても難しいという場合には、電話がかかってくる可能性がある日にちはバイトのシフトを入れない等の対策が必要です。

企業からの電話に出られなかったときは、「電話の折り返し方を知ろう!基本的なマナーや会話の流れを解説」のコラムで折り返すときのマナーを解説しているのでチェックしてみてください。

ストレス発散法を見つけておく

ストレスをためないようにするために、自分のなかでのストレス解消法を見つけておきましょう。就活とバイトを両立すると、自分の時間が取れずにストレスが溜まってしまうこともあります。

ストレスが起因して体調不良になってしまうということも珍しくありません。忙しい日々を乗り越えるためには、友人と遊びに行ったり、睡眠時間をしっかりと確保したりするなど定期的なリフレッシュが効果的です。

就活しながらバイトするときの勤務先の選び方

就活中に始めるバイトは、出来るだけ時間の融通が利きやすい職場や、場所に縛られづらい仕事を選んで行うと良いでしょう。就活と両立しやすいアルバイトは以下のような仕事です。

  • ・勤務時間が短い仕事
  • ・急なシフト変更が可能な仕事
  • ・短時間の勤務で稼げる仕事
  • ・予定を組みやすい仕事
  • ・在宅ワーク可能な仕事
  • ・日雇いの仕事

短時間の勤務であれば、塾講師や家庭教師、コンビニ店員などのアルバイトが代表的な仕事として挙げられるでしょう。また、在宅ワークが可能な仕事としては、ライターやデータ入力などのパソコン業務がおすすめです。

自分の収入と時間のバランスを考えながら、自分に合ったアルバイトを選びましょう。希望する業界が決まっている場合は、正社員登用制度があるバイト先を選ぶのも手です。

正社員登用制度を利用すれば、就活する時間を省けるうえに業務内容や社風を知った状態で正社員を目指せるのでミスマッチも防げるでしょう。「アルバイトと正社員の違いを解説!メリット・デメリットもお伝えします」のコラムで正社員登用制度を解説しているので、参考にしてみてください。

就活しながらバイトするなら就職支援サービスを活用しよう

就活しながらバイトを両立するのであれば、いかに就職活動の準備と対策を効率化できるかが重要になるでしょう。就活を効率的に進めたい場合は、就職・転職エージェントを活用することがおすすめします。

就職・転職エージェントとは、転職者の希望に合った求人を紹介する民間のサービス。プロのキャリアアドバイザーから仕事の提案や転職活動のアドバイスをしてもらえるので、スムーズに就活が進むでしょう。

「就活とバイトを両立させたい」「就活を有利に進めたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層を中心とした就職・転職エージェントです。

専属のキャリアアドバイザーが一人ひとりに付き、求人紹介から就職後のフォローアップまで就職活動を一貫してサポートするため安心して就活や転職活動に臨めるでしょう。

また、企業とのやり取りやスケジュール管理もキャリアアドバイザーが徹底的にサポートするため、安心してスケジュール管理を任せることが可能です。就活とバイトの両立や、就職活動を一人で行うことが不安だと感じる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube