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仕事に限界を感じるときの休むべきサインは?気づけない理由や対処法を解説
この記事のまとめ
- 仕事が限界で休むべきサインには、身体や心理・感情、日常生活に表れるものがある
- 仕事に限界を感じる原因には、業務内容のミスマッチや労働環境の悪化などが挙げられる
- 限界に気づけない理由は周囲と比べたり、自分の気持ちに蓋をしたりしてしまうため
- 仕事が限界だと感じたら「周囲に相談する」「業務量や勤務時間を調整する」などが有効
- 仕事に限界を感じる理由が自己解決できない場合、就職・転職エージェントを利用しよう
「仕事に限界を感じてるときに休んでも良い基準が分からない」という方もいるでしょう。仕事を休むことで、「逃げているのでは」と思われないか不安になることもありますよね。
仕事に限界を感じているときに「体調不良が続く」「イライラが増える」「無気力になる」といった症状が出た場合は、休んだほうが良いでしょう。仕事に限界を感じているときに自分を否定したり、我慢したりすると、ネガティブな気持ちになりさらに体調面や精神面が不調になる恐れがあります。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの高城さんのアドバイスを交えつつ、仕事に限界を感じたときの休むべきサインを解説しています。また、気づけない理由や対処法もご紹介しているので、仕事に限界を感じているという方はぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
仕事に限界を感じる?休むべき10のサイン
仕事に限界を感じているときの休むべき10のサイン
- 体調不良が続いている
- 睡眠不足・過眠の状態になる
- 体重の大きな増減がある
- 趣味やプライベートを楽しめなくなる
- イライラが増える
- 常に孤独感がある
- 食生活が変化する
- 仕事でのミスが増える
- 無気力になる
- 身だしなみを整えるのが面倒になる
仕事に限界を感じているときに休むべきサインとして、「身体的なサイン」「心理的・感情的なサイン」「日常生活でのサイン」が挙げられます。以下でそれぞれについて解説しているので、休んで良いか判断できない方は参考にしてみてください。
身体的なサイン
以下で、仕事に限界を感じて休むべき身体的なサインを解説しています。自分に当てはまるものがないか、確認してみましょう。
体調不良が続いている
体調不良が続いている場合、仕事に限界を感じている可能性があります。「風邪がなかなか治らない」「頭痛が続く」など、会社を休むほどではないが不調が続くというようなこともあるでしょう。
仕事で不安やプレッシャーを感じて過剰に緊張すると、心身に負荷が掛かり疲れが溜まってしまう原因になりかねません。ほかにも、人間関係や残業など仕事で疲労やストレスが溜まる原因は人によってさまざま。体調不良の原因が何か見極めて異動願いを出したり、残業がない職種へ転職したりするといった対策を行うことが大切でしょう。
睡眠不足・過眠の状態になる
「眠れない日が続く」といった睡眠不足だったり、「睡眠をしっかり取っているのに日中も眠気に襲われる」といった過眠の状態になっていたりすると、疲労が溜まっているサインかもしれません。
睡眠は、回復とリフレッシュをするために欠かせないものです。しかし、仕事で過度なプレッシャーを感じていると緊張状態が続き、睡眠不足や過眠の状態になる可能性もあるでしょう。睡眠の不調が続くと体調不良につながり医師の診断が必要になる可能性があるので、思い切って休暇を取り心身を休めることをおすすめします。
体重の大きな増減がある
体重に大きな増減があるのも、身体的なサインの一つです。体重が急激に増えたり、減ったりすることが短期間に見られた場合、注意したほうが良いでしょう。
仕事でストレスを感じ限界を超えると、急に食欲がなくなったり、食べる量は変わっていないのに体重が変化したりする可能性があります。 体重の大きな増減は疲労感を伴うこともあるので、さらにストレスを感じて悪循環を招かないよう休暇を取って心身を休めましょう。
心理的・感情的なサイン
以下で、仕事に限界を感じて休むべき心理的・感情的なサインを解説しています。心理的・感情的といった見えない部分は自分では気づきにくい傾向があるため、以下を参考に自分の状態を見直してみましょう。
趣味やプライベートを楽しめなくなる
趣味やプライベートを楽しめなくなっていると感じたら、ストレスが溜まり限界を超えている可能性があります。以前は楽しめていた趣味やプライベートの時間に仕事のことを考える時間が増えて休暇を楽しめなかったり、疲れが取れないと感じたりする場合、仕事を休んだほうが良いサインといえるでしょう。
なかには、「就業後や休日も仕事のことを考える」という人もいますが、これまで楽しめていたことができなくなるのであれば注意が必要です。仕事にプレッシャーを感じていたり、疲労が蓄積されたりすると、物事に取り組む気力が低下してしまう可能性もあるでしょう。
イライラが増える
些細なことでイライラすることが増えた場合も、心身共に疲労が溜まっている可能性があります。普段気にならないことでもストレスが溜まることで、感情のコントロールが難しくなり苛立ちを感じやすくなるでしょう。
十分な睡眠が取れず疲れが取れなかったり、プライベートの時間を確保できずリフレッシュできなかったりすると、イライラする原因につながりかねません。イライラが続くと集中力が散漫となり仕事でミスが増えてしまうこともあるので、早めに休息を取ることをおすすめします。
常に孤独感がある
常に孤独感があるときも、休んだほうが良いサインの可能性があります。心身共に疲れが蓄積されると、親しい人や家族と話すことさえ億劫に感じてしまうことがあるでしょう。
人とのコミュニケーションがおろそかになると、自分のなかだけで物事を考えることが増えるため、ネガティブな気持ちから抜け出しにくくなります。孤独を感じ始めた場合、身近な人に相談したり、休暇を取って気分転換に出掛けてみたりすると良いでしょう。
日常生活でのサイン
仕事に限界を感じて休むべきサインは、日常生活でも表れることがあります。以下を参考に、日常生活をするなかで当てはまるものがないか確認してみてください。
食生活が変化する
過度なストレスや疲労の蓄積で食事に気を回すのが難しくなり、食生活が変化することもあるでしょう。食事量の増減のほかに、外食が増えたり、献立を考えられず同じものを食べたりすることが続いているときは、体を休めたほうが良い場合もあります。
仕事が忙しく一時的に食生活が乱れている場合もありますが、継続すると体調不良になる恐れがあるので注意が必要です。食生活が変化したり、乱れたりした場合は、休息することも検討してみましょう。
仕事でのミスが増える
仕事でのミスが増えることも、仕事を休むべきサインとして表れる可能性があります。仕事に限界を感じて心身共に疲労が蓄積されていると集中力が低下し、ミスにつながりやすくなるでしょう。
また、ミスが増えて上司や取引先から怒られることも増えると、追い詰められ焦ってしまい失敗が続く悪循環に陥る可能性もあります。普段はしないようなミスを繰り返したり、いつもより業務に掛かる時間が多かったりする場合、一度休暇を取っても良いでしょう。
無気力になる
やるべきことがあっても手がつけられない、なぜかやる気が起きないといった無気力な状態になると、限界が近いサインであることも。「気分が晴れない」「何もしたくない」といった場合、過度なストレスを感じている可能性があります。
「やる気がないからといって仕事を休めない」という方もいるかもしれませんが、ストレスを感じたまま仕事を続けると体調不良につながる場合があるので無理は避けましょう。無気力な状態から抜け出すために、リフレッシュして前向きに業務に取り組めるよう思い切って休暇を取るのも手です。
身だしなみを整えるのが面倒になる
身だしなみを整えるのが面倒になるのも、休んだほうが良いサインの一つに挙げられます。仕事でストレスや疲労が溜まってくると、社会人としてのマナーであるヘアセットやメイク、ひげ剃りなど、普段からできていた身だしなみを整えることが億劫に感じる可能性があるでしょう。
自分で普段どおりにしているつもりでも、周囲から身だしなみの乱れを指摘される場合もあるようです。変化を指摘されたら、自分で原因となるストレスになっているものがないか見直してみましょう。
仕事に限界を感じるストレスの主な原因とは?
ここでは、仕事に限界を感じるストレスの原因によくあるものを解説します。以下を参考に、自分に合った対処方法を見つけてみてください。
不得意な業務に就いている
仕事で不得意な業務に就いている場合、ストレスを感じやすくなるでしょう。また、苦手意識があったり自分に合っていなかったりする仕事では、なかなか成果につながらない場合もあります。
仕事を続けるうえで不得意なことばかりだと、モチベーションを保つのが難しくなる可能性もあるので、「今の仕事を続けるのは限界かも…」と感じたら異動や転職を検討するのも一つの方法です。不得意な業務に就いていて転職するかどうか迷う方は、「自分に合う仕事をする大切さって?その特徴や仕事探しの方法」を参考にしてみてください。
労働環境に問題がある
労働環境に問題がある場合も、ストレスが溜まる原因になります。同じ業界や職種であっても、社風や労働環境は企業によって異なるでしょう。
「長時間労働しても残業代が支給されない」「人手不足で休日出勤が当たり前」といった労働環境の場合、転職を検討しても問題ありません。業務時間が長すぎると感じる場合は、「拘束時間とは?上限はあるの?労働時間との違いや休憩時間の扱いを解説!」のコラムで法的なルールを確認しましょう。
また、労働基準監督署といった労働関連法を遵守しているかを監督する機関に相談するのも良いでしょう。
労働基準監督署は「労基」とも呼ばれ、全国に置かれています。厚生労働省の「都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧」で、住んでいる地域にある労働基準監督署を確認してみましょう。
参照元
厚生労働省
都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧
職場の人間関係が悪い
職場の人間関係が悪いことに過度なストレスを感じると、仕事を続けるのが難しくなることもあるでしょう。「業務に協力的ではない人がいる」「話を聞いてくれないから仕事を頼めない」というように、人間関係が原因で業務が滞る場合もあります。
プライベートであれば自分と合わない人との関わりは避けられますが、仕事を進めるうえでのコミュニケーションは不可欠。苦手な人がいる環境での業務にやりにくさを感じ、仕事の効率ダウンにもつながれば、心に負担が掛かる可能性もあるでしょう。
給与が低い
「給与が低い」というのも、仕事に限界やストレスを感じる原因の一つです。「頑張っているのに正当に評価されない」というように努力した結果が昇給や賞与に反映されないと、仕事のモチベーションを保つのは難しいでしょう。
給与は生活に直結するので、仕事をするうえで大切な条件の一つです。「明らかに業務内容と給与が見合っていない」「残業代が支払われない」といった問題があり、会社に伝えても改善する見込みがない場合は、労働基準監督署へ相談してみましょう。
キャリアアップの見通しが立たない
キャリアアップの見通しが立たないと、仕事でストレスを感じやすくなるでしょう。積極的に業務に取り組んでも、正当に評価されない環境では昇格が難しくなります。
実現したいキャリアビジョンが描けない場合、仕事に対するモチベーションも低下しストレスにつながりかねません。年齢を重ねると挑戦しやすい求人の幅が狭くなり転職が難しくなる傾向なので、「今のままではキャリアアップができない」と感じたら早めに仕事を変えることも検討したほうが良いでしょう。
転職する際の年齢の問題については、「28歳での転職は遅いって本当?成功につなげるコツや注意点を解説!」のコラムで解説しています。
周囲と自分を比較する
周囲と自分を比較すると、ほかの人のほうが自分よりも長けていると感じストレスになる可能性があります。自分の成功体験も他人と比較することで、「自分がしたことは大したことない」「もっとすごいことをしている人がいる」と自己肯定感が低下しやすくなるでしょう。
他人と比べることで「自分も頑張ろう」と思える場合もありますが、自分のなかでネガティブに捉えてしまうと自信を喪失する可能性もあるので注意が必要です。自分のペースで仕事を進めることの大切さも認識しておきましょう。
仕事の限界に気づけない理由とは
ここでは、仕事に限界を感じていることに気づけない理由を解説しています。自分に当てはまるものがないか、以下をチェックしてみてください。
ストレスが常態化している
ストレスが常態化していると、仕事に限界を感じていることに気づけない可能性があります。日々感じる小さな悩みが積み重なっていると、ストレスを感じることが当たり前になってしまうことがあるでしょう。
日常的にストレスを感じていると自分の限界値が曖昧になり、休息すべきなのかが分かりにくくなってしまいます。「仕事でストレスを感じるのは当たり前」と疲労が蓄積している状態を放置すると、体調面や精神面の不調につながるので注意しましょう。
「みんな同じ」と自分の気持ちに蓋をしてしまう
「疲れているのは自分だけじゃない」と、自分の気持ちに蓋をしてしまうと限界に気づけなくなる可能性があります。仕事をするうえである程度の疲労やストレスは感じるものですが、受け入れられるキャパシティーは人それぞれ異なるでしょう。
周囲に合わせて無理に業務を続けるとミスをしたり、体調不良になったりして、かえって迷惑を掛けてしまう可能性もあります。一緒に働く同僚や社会のなかでは「みんな頑張っているから自分だけ休めない」という気持ちになりがちですが、自分の常態を冷静に判断しましょう。
「辛い」という感覚に鈍くなっている
「辛い」という感情が鈍くなると、気づいたときには限界を超えている恐れがあります。日々業務に追われていると、ストレスを感じる余裕がなく「辛い」という感覚が鈍くなる可能性があるでしょう。
たとえば、重大なプロジェクトを任されていたり、取引上でトラブルが発生したりすると、自分の限界を超えていることに気づけないまま夢中で対応していることも。「仕事が落ち着いたら無気力になってしまった」とならないように、無理をせず周りの力も借りながら自分の限界を超えないようにすることも大切です。
仕事が限界だと感じたときの対処法6選
仕事が限界だと感じたときの対処法
- ストレスの原因をメモに書き出す
- ストレスの原因を解消できるか考える
- 周囲へ相談する
- 専門家のカウンセリングを受ける
- プライベートを優先する
- 業務量や勤務時間の調整を試みる
ここでは、仕事が限界だと感じたときの対処法を6つ解説します。「仕事に限界を感じているかもしれない」と悩んでいる方は、以下の方法を参考にしてみてください。
ストレスの原因を特定する
ストレスを感じた場合、原因を特定してみましょう。ストレスの原因を特定する方法は、以下のとおりです。
メモに書き出す
ストレスに感じることをメモに書き出すことで、原因が判明する可能性があります。ストレスの原因を明確にできれば、改善策を見つけられるでしょう。
ストレスの原因は、仕事量が多く疲労を感じていたり、人間関係で悩んでストレスを感じていたり、人それぞれ異なります。文字に書き出すことで、自分の気持ちが整理しやすくなるでしょう。
原因を解消できるか考える
ストレスの原因が分かったら、解消できるか考えてみましょう。ストレスを感じる原因が仕事量であれば、上司に相談してタスクを割り振ってもらったり、人間関係であれば異動願いを出すのも手です。
ただし、「残業代が出ず生活が厳しい」「休日出勤がつらい」といった原因は、自分で解消するのが難しい場合もあるでしょう。「会社自体に原因がある場合に転職しても良いのか」と不安な方は、「仕事を辞めるのは逃げじゃない!退職の判断基準と逃げ癖の改善方法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
サポート体制を利用する
自分でストレスの原因が分からない場合、サポートを受けることをおすすめします。以下で、サポートを受ける方法をまとめたので、自分のやりやすい方法を選びましょう。
周囲へ相談する
仕事の悩みやストレスに感じていることを解消するために、周囲へ相談するのも有効です。自分で改善策が見つからない場合は、職場の信頼できる先輩や友人、家族など、身近な人に相談してみましょう。
人に話すことでストレスが軽減され、自身の気持ちの整理にも役立ちます。第三者に悩みを打ち明けることで、自分で思いつかなかった解決策が見つかることもあるでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
高城綾香
現在の仕事に対して限界を感じているのであれば、転職を決意しても問題ありません。その後のキャリアを止めることなく自分自身が成長するためにも、若いうちに環境を変えるのも良いでしょう。
ただし、転職をするタイミングや現職の在籍期間といった状況に応じて、今後の考えられるリスクが異なります。「うまく転職できるか不安」「転職活動を有利に進めたい」という方は、就職・転職エージェントに相談することをおすすめします。
専門家のカウンセリングを受ける
仕事に限界を感じるような現状の解決が難しい場合は、専門家に助けを求めるのも方法の一つです。専門家に相談することで、的確なアドバイスを受けられるでしょう。
厚生労働省の「働く方へ」では、匿名かつ無料で利用できるサービスを実施しています。利用に少し抵抗がある方は、まずはSNSやメールで気軽に相談してみるのも良いでしょう。
参照元
厚生労働省
こころの耳
ライフワークバランスを見直す
仕事に限界を感じている場合は、ライフワークバランスを見直してみましょう。ライフワークバランスを見直す方法は、以下のとおりです。
プライベートを優先する
仕事に集中することも大切ですが、限界を感じた場合はプライベートを優先してみましょう。プライベートの時間が充実すると、ストレスが軽減されたり、仕事へのモチベーションが高くなったりする可能性があります。
「趣味に没頭する」「旅行する」など、仕事のことを考えることを減らす時間を作ることを心掛けてみましょう。職場が遠いために通勤時間が長くてプライベートの確保が難しいと感じる方は、リモートワークができる職種を選ぶのも手。リモートワークに興味がある方は、「未経験からリモートワークするには?おすすめの職種や正社員のなり方を紹介」のコラムをチェックしてみてください。
業務量や勤務時間の調整を試みる
業務量や勤務時間の調整を試みるのも、ストレスを軽減させる方法といえるでしょう。業務量や勤務時間に余裕がないと、体調不良や身内の不幸といった急な事態が起きても対応できない可能性があります。
仕事に限界を感じているときは、業務量や勤務時間を調整するために、優先順位をつけたり、ToDoリストを作成したりしてタスクの管理方法を考えてみましょう。また、自分一人で業務量や勤務時間を見直すのが難しい場合は、上司と相談することをおすすめします。
仕事が限界だと感じたら避けたい行動
仕事が限界だと感じたときに、避けたほうが良い行動があります。以下で解説しているので、仕事に限界を感じている方はチェックしてみてください。
自分を否定する
仕事に限界を感じた場合、自分を否定することは避けましょう。自分を責めてしまうと気持ちが沈み、ポジティブな気持ちに戻ることが難しくなることがあります。
コラム内の「仕事の限界に気づけない理由とは」で解説したように、「仕事がつらいという気持ちはみんな同じ」と思う必要はありません。「もっと頑張れるはず」と自分を追い込んだり、「自分はダメな人間だ」と感じたりせずに、自分の感情や体調を理解し、回復させることに集中しましょう。
我慢を続ける
我慢を続けることは、仕事で限界を感じたときのNG行動の一つです。過度なストレスや疲労を感じたまま業務を続けると、体調面や精神面に影響が出る恐れもあります。我慢を続けて限界が来る前に、一度立ち止まって休むことを選択しましょう。
無断欠勤や遅刻はしないようにしよう
仕事に限界を感じても、無断欠勤や遅刻をするのは避けましょう。企業によっては、無断欠勤や遅刻を繰り返すと解雇される恐れがあるため、必ず連絡したうえで休むのが社会人としてのマナーです。
「会社へ連絡するのもつらい」とやむを得ず無断欠勤をした場合であっても、理解を得られない可能性もあるでしょう。会社からの信頼を失うのを避けるためにも、限界まで我慢せず仕事のペースや抱えている問題を見直すことをおすすめします。
仕事が辛くて毎日休みたいと思う人は、「仕事をズル休みしたいと思う理由は?伴うリスクや悩みの解消方法を知ろう」のコラムを読んで対処法を考えましょう。
限界な仕事から離れるためにできること
限界な仕事から離れるためにできること
- チームや部署の異動
- 休職
- 転職活動
限界を感じる仕事から離れるためにできることには、「チームや部署の異動」「休職」「転職活動」が挙げられます。以下でそれぞれについて解説しているので、どのような方法で解決するか判断するときに参考にしてみてください。
チームや部署の異動
仕事に限界を感じた場合、チームや部署を異動できないか上司に相談してみましょう。限界と感じる原因が職場の人間関係や業務内容だった場合、チームや部署の異動は有効な方法です。
異なるチームやプロジェクトに関わることで、新しいモチベーションを見つけられるかもしれません。自分がより活躍でき、やりがいを感じられる環境が見つかる可能性があるでしょう。
休職
仕事に限界を感じた場合は、休職するのも方法の一つです。コラム内の「仕事に限界を感じる?休むべき10のサイン」で挙げたような症状がある場合は、休暇の取得も検討したほうが良いでしょう。
有給休暇が残っている場合は、積極的に利用するのがおすすめ。休職を取るのが難しい場合は、職場でできるリフレッシュ方法を「仕事が憂鬱で会社に行きたくない…つらいときの対処法は?乗り切る方法も」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
転職活動
限界と感じる仕事から離れるために、転職活動を始めるのも手です。現在の職場や業界が合わない場合、以下の方法を参考に自分に合った新しい仕事を探すことを検討してみましょう。
小さいステップから始めてみる
転職を決意した場合は、小さいステップから始めてみるのがおすすめです。まずは自己分析を行い、自分の強みや興味があること、得意なことを明確にしてみましょう。
自己分析の方法は、今までの経験を振り返り、それぞれの内容を掘り下げて自分の価値観を整理するやり方が基本です。自分に適している仕事の探し方については、「自分に向いている仕事に出会うには?見つけるメリットや探し方を解説」のコラムでも詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
再び限界を迎えないようリスクの対策をする
転職先で再び限界を迎えないようにするために、対策を施すことも重要です。改善策を見つけるために、限界を感じた理由を明確にしておきましょう。そのうえで、企業研究や業界研究を念入りに行うことをおすすめします。興味がある分野や得意なことを活かせる企業や業界の求人を調べることで、入社後のミスマッチを避けられるでしょう。
転職エージェントのアドバイスを聞く
転職エージェントのアドバイスを聞くのも、限界と感じる仕事から離れる方法の一つです。転職エージェントといった転職のプロに相談することで、自分に合った仕事に出会える可能性が高まるでしょう。
「無理せず続けられる仕事がしたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。
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仕事に限界を感じたときに関するFAQ
ここでは、仕事に限界を感じる人によくある疑問についてQ&A形式で解説しています。
精神的に限界なので退職したいけど、甘えだと思われないか不安です
仕事を辞めることは、一概に甘えとはいえません。不眠や無気力な状態が続いているなど理由によっては、退職や転職を検討したほうが良い場合もあります。
限界を感じたまま仕事を続けるのは、体調面にも精神面にも支障をきたすリスクがあるので注意しましょう。コラム内の「仕事に限界を感じる?休むべき10のサイン」で当てはまるものがあれば休息を取ることも大切といえるので、チェックしてみてください。
仕事がうまくいかないのは自分の能力不足が問題ですか?
能力不足が問題とは限りません。仕事に限界を感じているときは、ミスが増える傾向があります。仕事がうまくいかないと「自分の能力に問題があるのでは?」と感じるかもしれませんが、必要以上に自分を責めるのは避けましょう。
まずは周囲の状況を冷静に分析し、何が原因で仕事のパフォーマンスが下がっているのかを明確にすることが重要です。原因が分かったら、有効な対策はないかを考えてみましょう。
勝手に涙が出てくるので仕事を辞めたいです
仕事中に勝手に涙が出るというのは、心身の疲労がピークに達しているサインの可能性があります。
限界を感じたまま仕事を続けることでイライラが増えたり、孤独を感じたりして心身の不調を引き起こす可能性もあるでしょう。何が原因かも分からず「勝手に涙が出る」など、いつもとは異なる症状が続くときは、一度ゆっくりと休むことをおすすめします。
退職してもまたほかの職に就くことは可能ですか?
可能です。退職後に再就職できるか不安な方は、就職・転職エージェントに相談してみましょう。
就職・転職エージェントでは、求人紹介や応募書類の添削などを一貫してサポートしてくれるので、安心して転職活動を行えます。「また仕事で限界を迎えないか不安」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube