この記事のまとめ
- 「会社員に向いてない…どうすれば?」と悩む原因の一つは正社員の働き方が合っていないこと
- 「会社員に向いてない」と悩む原因として、今の会社が合わないことも挙げられる
- 会社員に向いてないと悩む人の特徴は「自分のペースで働きたい」「人間関係が苦手」など
- 会社員以外の生き方を検討する際は、収入が減る恐れがあることを考慮に入れておこう
- 「会社員に向いてない」と悩んだら、転職エージェントに相談してみるのがおすすめ
仕事でミスをしたり人間関係に悩んだりして「会社員に向いてない…どうすれば良い?」とお悩みの方もいるでしょう。会社員以外の生き方を模索している方もいるかもしれませんね。
そのようなときは、なぜあなたが会社員に向いていないと感じるのか考えてみましょう。たとえば、職場の人間関係や仕事の進め方、あるいは勤務時間や勤務場所などが自分に合っていないのかもしれません。理由によっては、すぐに退職するのではなくまずは上司に相談したり、転職して職場を変えることで解決できる場合もあります。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えつつ、会社員に向いてないと感じたときの対処法を解説。また、会社員以外の道を検討する際の注意点もご紹介しているので、自分に合う働き方を考えるときの参考にしてみてください。
会社員として働くことが向いてない?今の会社が合ってない?
正社員として働いていると、「自分は会社員に向いてない…どうすれば良いんだろう」と悩むこともありますよね。
会社員に向いてないと感じる主な原因は、「そもそも正社員という働き方が向いていない」「現在勤務している会社が合っていない」の2つです。
会社員に向いていないと悩んだら、まず、原因はこの2つうちどれかを明確にしましょう。原因によって、対処法が変わってくるからです。
正社員の働き方が向いていない
正社員の働き方の特徴として、「雇用と給与が安定している」や「勤務時間や勤務地が制限される」「仕事の責任を求められる」が挙げられます。ここでは、これらの特徴について解説しますので、自分の希望と合っているか確認してみてください。
雇用と給与が安定している
正社員の働き方のメリットとして、安定した雇用と給与が挙げられます。
無期雇用であるため、契約期間の満了により雇用契約が終了するリスクがありません。
また、企業にもよりますが、定期的な昇給や賞与が期待できます。社会保険や有給休暇などの福利厚生も、非正規雇用の従業員より充実しているのが一般的です。
働き方が制限される
正社員として働くと、雇用や給与の面でメリットがある一方、勤務時間や休日が固定されていたり、残業を求められたりすることもあるでしょう。また、転勤や異動の可能性もあるため、自由な働き方を望む人は「制限が多い」と感じるかもしれませんね。
責任を求められる
長期間働くことを前提に雇用されている正社員は、パートやアルバイトといった非正規社員に比べて責任の重い仕事を担当するのが一般的です。正社員としてキャリアを積むと、部下のマネジメントやトラブルへの対応など幅広い業務を任されることもあります。責任のある仕事に携わり、やりがいを感じることもあるでしょう。ただし、人によっては精神的な負担を感じるかもしれません。
正社員の働き方が自分に向いているかどうかは、価値観や生活スタイルによって異なります。安定性を重視するか、働く時間や場所などの自由を求めるかをよく考えて判断しましょう。
今の会社が合っていない
会社員に向いてないと感じる場合、今の会社が自分に合っていない可能性があります。一口に会社員といっても、勤務する会社や職種などによって、職場環境や仕事内容はさまざまだからです。
自分に合う会社を見極めるには、いくつかのポイントがあります。以下の2点を特に意識して、考えてみてくださいね。
強みを発揮できる
職場が、自分の得意分野やスキルを活かせる環境であることが大切です。たとえば、コミュニケーション能力が高い人なら、チームワークを重視する会社が向いている可能性があります。強みを活かせる職場は「仕事のやりがいがある」「働きやすい」と感じやすいため、自分に合っているといえるでしょう。
成果を出せる
自分の努力や能力が適切に評価され、成果につながる環境も重要です。仕事の目標や評価制度が明確で、頑張りに応じて昇進や昇給ができる会社であれば、モチベーションを保ちやすいでしょう。
また、スキルアップを目指す人には、新しい業務を任せたり研修を行ったりして人材育成に取り組む会社も適しています。
もし、今の会社が合っていなくても、上記のポイントを満たす会社に転職すれば、働きやすいと感じられる可能性があります。
ただし、完璧な会社はありません。自分に合う会社を探す際は、譲れない条件は何かを明確にし、その会社で働くメリット・デメリットを総合的に判断することが大切です。
会社員に向いてない…と悩みやすい人の4つの特徴
「会社員に向いてない…」と悩みやすい人には、いくつかの特徴があります。ここでは、主な特徴を4つ紹介するので、自分に当てはまるものがあるかチェックしてみてください。
会社員に向いていないと感じる人の特徴
- 自分のペースで仕事を進めたい
- 会社の文化や風土になじめない
- 毎日決まった時間に決まった場所に行くのが嫌だ
- 上司や同僚と上手く付き合えない
1.自分のペースで仕事を進めたい
勤務している会社での業務の進め方が自分に合わない場合、「会社員に向いていないかも」と感じることがあるでしょう。会社という組織では部署ごと、あるいは一人ひとりの役割が決められており、チーム全体で目標達成を目指すのが一般的です。
納期に間に合うよう、緻密なスケジュールが組まれ、スピード感をもった仕事の進め方を求められる場合もあります。自分のペースで業務を進めたいと思う人は、周囲と連携し、決められたスケジュールに従って働くことにストレスを感じる可能性があるでしょう。
2.会社の文化や風土になじめない
会社というのは一種のコミュニティなので、文化や風土、ルールなどが会社ごとに異なります。ただ、これらは事前に情報収集していたとしても、実際に入社し働いてみないと分からない部分もありますよね。
入社前に社内の雰囲気を知るには、転職エージェントに相談するのもおすすめです。エージェントによっては、求人を出している企業について詳細な情報を提供してくれますよ。
感じ方は人それぞれなので、同じ環境で仕事をしていても「向いていない」と感じる人がいる一方で、「楽しい」と感じる人もいます。職場になじめないと感じると、たとえ仕事内容に不満がなくても、「会社員に向いていない」と思う場合もあるでしょう。
3.毎日決まった時間に決まった場所に行くのが嫌だ
会社員として働く場合、毎日決まった時間に出勤し、決まった場所で働くのが一般的です。この働き方に負担を感じると、男性・女性問わず「会社員以外の生き方がしたい」と思う方もいるかもしれませんね。
しかし、企業によっては、会社員であっても勤務時間をフレキシブルに変更できたり、自宅で仕事ができたりする場合もあります。勤務地や勤務時間が理由で「会社員に向いていないのでは?」と感じている方は、あなたの希望に合う働き方ができる会社がないか、探してみるのも一つの方法ですよ。
「正社員で週3勤務OKの求人はある?休みが多いことによるメリットを解説」のコラムでは、週3勤務のメリット・デメリットや在宅ワーク・フレックスタイムについて解説しています。自身に合う働き方を考える際にぜひ参考にしてみてください。
男女ともに人間関係や労働環境が理由で退職する人が多い
正社員を辞める理由は、男女ともに人間関係や労働環境が多いようです。ハタラクティブの「若者しごと白書2025(p.7)1-3. 正社員の仕事を退職した理由」によると、正社員経験があるフリーターが正社員の仕事を退職した理由は、男女ともに「人間関係」「労働環境・時間」がそれぞれ15%前後と多く見られました。また、男性は「思っていた仕事内容と違った」が20.9%、女性は「結婚・出産などのライフステージの変化」が15.1%と多く、退職理由には男女差があるようです。
4.上司や同僚と上手く付き合えない
会社員に向いていないと感じる人の特徴として、職場の人間関係が上手くいっていないことも挙げられます。
会社員として働く場合、上司や同僚、取引先の企業などとコミュニケーションをとり信頼関係を築くことが重要です。企業や職種に関わらず、基本的に、自分一人だけで最初から最後まで仕事を完結させることは難しいからです。
ただし、現在の職場で人間関係にストレスを抱えている場合、無理にコミュニケーションをとろうとすると心身に負担が掛かり、かえって業務の効率が下がってしまう恐れもあります。そのため、転職や会社員以外の働き方を検討するのも手といえるでしょう。
夢や目標がある場合、会社員には向いていないと感じる人も
「将来、自分の店を開きたい」といった夢や目標を明確にもっているため、「会社員を続けていると達成できないかもしれない」と考えて、会社員以外の生き方を望む方もいるようです。
また、働いているうちにやりたいことが明確になり、徐々に「会社員に向いていない」と考え始める方もいるでしょう。
会社員に向いていない場合どうすれば良い?
ここでは、会社員に向いていないと感じたとき、どうすれば良いかをご紹介します。
このコラムの「会社員として働くことが向いてない?今の会社が合ってない?」で前述したとおり、会社員に向いてないと感じる主な原因は、「そもそも正社員という働き方が向いていない」「現在の職場が合っていない」の2つです。
原因が前者の場合、フリーランスといった会社員以外の生き方を視野に入れることをおすすめします。後者の場合は、働き方の見直しや転職によって、職場環境を変えることを検討してみましょう。
会社員に向いていない場合どうすれば良い?
- フリーランスとして働く
- 今の会社で働き方を見直してみる
- 自分が希望する働き方ができる企業へ転職する
1.スキルを活かしてフリーランスとして働く
会社員に向いていないと感じる場合、あなたのもっているスキルや、得意なことを活かしてフリーランスとして働く方法もあります。フリーランスであれば、勤務時間や勤務場所、業務の進め方などをあなた自身で決めることが可能です。
総務省統計局の「基幹統計として初めて把握したフリーランスの働き方
~令和4年就業構造基本調査の結果から~(p.4)」で、フリーランスを本業とする人が現在の働き方を選んだ主な理由の割合を年齢層別に見ると、男性は34歳以下では「自分の都合の良い時間に働きたいから」が40%以上で、最も高くなっています。年齢が若いほど、この理由の割合が高いようです。
また、女性は、「自分の都合の良い時間に働きたいから」の割合は「25~29歳」が46.4%で最も高くなっています。男性・女性ともに、年齢が若いほど、働く時間を重視してフリーランスの働き方を選ぶ傾向があることが分かるでしょう。
一方、フリーランスの場合、仕事の受注や営業、事業を運営するために必要な手続きも、基本的に自分一人で行わなければなりません。さらに、思うように仕事を得られないと、会社員のときよりも毎月の収入が減少してしまう可能性も考えられます。
フリーランスは会社員に比べて自由度が高い半面、上記のような苦労やリスクが伴うため、事前の準備や計画が大切です。
参照元
総務省統計局
過去の統計Today
2.今の会社で働き方を見直してみる
会社員に向いていないと感じたら、まずは今の会社で働き方を変更できないか見直してみましょう。たとえば、所属部署や勤務時間、仕事内容、仕事の量など、あなたが不満に感じているものを明確にすることが解決への第一歩となります。
仕事量が多過ぎたり、担当したい業務がほかの部署にあったりする場合は、上司に相談することも重要です。ただし、我慢して働き続けると、心身ともに疲弊してしまう恐れもあります。上司に相談しても働き方を変えられないときは、無理をせず、ほかの方法を考えましょう。
「仕事が合わない…ストレスを感じたらすぐ辞めるべき?効果的な対処法を解説」のコラムでは仕事が合わないと感じる理由や対処法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
副業を始めてみるのも一つの方法
転職に踏み切る前に、現在の会社員としての仕事を続けながら副業を始めてみるのも選択肢の一つです。たとえば、データ入力やWebライターなどは、パソコンとインターネット環境が整っていれば作業ができるので、副業として始めやすい傾向があります。
副業で経験を積んだりスキルを身につけておくと、将来、会社員を辞めて未経験の業界に挑戦する場合にも役立つ可能性があるので、おすすめです。
ただし、企業によっては就業規則によって副業を禁止していたり、副業するにあたって条件を設けたりしているので、事前に確認しましょう。
3.自分が希望する働き方ができる企業へ転職する
職場の環境や担当業務が合わない場合は、自分が希望する働き方ができる企業へ転職するのも選択肢の一つです。ここでは、自分に合う企業を極めるためのポイントを解説します。
転職は年齢を重ねるにつれて、求人の選択肢が狭まる傾向があります。そのため、できるだけ若いうちに転職活動をスタートするのがおすすめです。自己分析を行い、あなたのやりたいことや価値観を洗い出したうえで、以下のポイントを踏まえて仕事を選びましょう。
理念やビジョンが考えと一致している
企業を選ぶ際は、理念やビジョンが自分の考えと一致しているかを確認しましょう。
たとえば、自然環境を大切にしている場合、サステナビリティを重視する企業で働くことで、仕事を通じて自分の信念を実践できます。また、新製品の開発に携わりたいと考えている場合、先進的な技術開発に取り組む会社で働くことで、自己実現につながるでしょう。
会社の理念やビジョンが自分の価値観と一致していると、モチベーションが高まり、長期的に働きやすくなりますよ。
理想の働き方が叶う
自分の理想の働き方ができるかどうかも、企業選びのポイントの一つです。
たとえば、「シフト制で希望の勤務日が叶いやすい」「リモートワークで一人で黙々と作業する」など、企業によって働き方は異なるので、自分の希望と合っているか考えてみましょう。
働き方の選択肢が多い
働き方の選択肢が多い企業では、自分に合ったスタイルで仕事をしやすいといえます。具体的な選択として、フルタイム勤務だけでなく、パートタイムや時短勤務、さらにはリモートワークなどがあるでしょう。
働き方の選択肢が多いと、育児や介護など、ライフプランや家庭の事情に合わせて働き方を調整できるのもメリットといえます。
なお、転職先がすぐに決まるとは限らないので、今の仕事を続けながら焦らず丁寧に転職活動を進める根気強さも必要です。
また、ハタラクティブの「若者しごと白書2025(p.35)3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度」によると、「就職・転職の相談、サポートをしてくれる人がおらず不安」という人が、正社員のうち49.3%と半数近くいます。
身近な人に相談しづらい場合は、エージェントを活用して転職支援のプロからアドバイスをもらうのもおすすめですよ。
転職を成功させるコツについては「28歳での転職は遅いって本当?成功につなげるコツや注意点を解説!」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

北島愛純
「会社員に向いていないかもしれない…」と感じている方は、どのような部分が合わないかを分析し書き出してみると、どうすれば良いかが見えてきます。
たとえば、会社のやり方に縛られずに働きたい場合は、自由度の高い会社やフレックスタイム制度を取り入れている職場に絞ることができますよね。転職の際はそういった観点で求人を見てみると、会社そのものに対する概念が変わり、働きやすく感じるかもしれません。
フリーランスで働きたい場合は、まずは会社という安定したところで経験を積む方が安心かと思います。ハタラクティブでは、将来の独立を支援してくれる会社や、フリーランスを目指せる職業のご提案も可能です。
会社員に向いていないと感じて転職を考えている方、フリーランスを目指している方は、ぜひわたしたちアドバイザーにご相談ください。
会社員以外の生き方を目指す際に知っておきたいこと
会社員に向いていないと感じたとき、「ほかの生き方はないか?」と考えることもありますよね。ここでは、フリーランスや起業など会社員以外の道を選ぶ際に、どのような点を考慮すべきかをまとめたのでご覧ください。
会社員と同じ悩みを抱える場合もある
会社員を辞めてフリーランスとして仕事を始めたり、起業したりしても、自分が抱えている問題が解消するとは限らないということを覚えておきましょう。
たとえば、人間関係の構築やスケジュールの管理は、会社員でなくても仕事をするうえで必要だからです。そのため、これらの理由から「会社員に向いていない」と感じている場合、働き方を変えても、同じような悩みを抱える恐れがあります。
また、環境が変われば新たな悩みも生まれるものです。会社に所属せずに働くのは自由度が高まる一方で、すべての業務を一人でこなし、結果を出さなければならないプレッシャーも感じるでしょう。
会社員のときよりも収入が減る可能性がある
会社員以外の生き方を選択するときは、収入が減る恐れがあることも考慮する必要があるでしょう。特に、フリーランスや起業の初期段階では、顧客を獲得したりビジネスモデルを確立したりするのに時間が掛かるものです。会社員時代と同程度の収入を得られるまでに、数年掛かる場合もあるでしょう。
会社員を辞めたいと考えている場合は、生活費や事業の運営資金をある程度貯蓄してから退職するのがおすすめです。また、フリーランスは毎年決まった収入を得られるわけではないので、長年働いても収入面が安定しない可能性がある点も考慮しておきましょう。
会社員ならではの福利厚生も受けられなくなる
フリーランスや起業をして働く場合、会社員ならではの福利厚生を受けられないという点にも注意が必要です。勤務先の健康保険や定期健康診断、退職金、有給休暇なども会社に所属しているからこそ受けられる福利厚生です。
会社員以外の生き方を検討している方は、これらが自分にとってどれくらい重要かを考えてから決断しましょう。あなたが何に幸せを感じ、満足できるかを見つけることが大切です。
会社員向いてないかも…と悩んだらプロに相談してみよう
今、会社員としての働き方に疑問をもっているなら、第三者の意見を聞いてみることをおすすめします。家族や友人のほか、就職・転職エージェントのアドバイザーに相談するのも一つの方法です。
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