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メンタルが弱い人の特徴は?克服するための方法や適職を見つけるコツを解説

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この記事のまとめ

  • メンタルが弱い人には、「プレッシャーに弱い」「自己肯定感が低い」などの特徴がある
  • 「メンタルが弱い」と感じるときはネガティブ思考を避けて、周囲と比較しないことが大切
  • メンタルが弱いと感じやすい人は、自分のペースで仕事を進められる仕事がおすすめ
  • 自分の性格に合った仕事を探すなら、働き方を変えてみるのも手

「メンタルが弱いのはなぜ?」と感じて仕事で悩む方もいるでしょう。メンタルの弱さを克服する方法が分からないと、「悩みが解決されないのでは」と不安になりますよね。

メンタルが弱い人には失敗への恐怖心が強かったり、プレッシャーに弱かったりするといった特徴があります。ネガティブな感情に意識を向けすぎない、小さな成功体験を積み重ねることで、メンタの弱さを克服できる可能性があるでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの板垣さんのアドバイスを交えながら、メンタルが弱い人の特徴をまとめています。また、メンタルの弱さを克服する方法や自分に合った仕事を探すコツをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

メンタルが弱いと感じる人の7つの特徴

メンタルが弱いと感じるのは、根本的な性格の場合や社会経験が原因な場合などさまざま理由があるので、一概に「甘え」とはいえません。以下で、メンタルが弱いと感じる人の特徴を解説します。自分に当てはまるものがないか、チェックして解決策を見つけ出すときに役立ててみてください。

1.周囲の言動が気になってしまう

メンタルが弱い人は、周囲の言動や反応に対して敏感になっている可能性があります。たとえば、メンタルが弱いと職場で周りの人の表情や反応を気にしてしまい、「自分に対する態度が冷たい気がする」「イライラすると思われているかも」と不安になってしまうでしょう。

自分では「気にしすぎかな」と思っていても、ふとした瞬間に思い出してしまったり、モヤモヤした気持ちが消えなくなったりする場合があるようです。過度な緊張感や不安感を抱え続けるとストレスが溜まり、体調面に影響が出る可能性があるので注意しましょう。

2.失敗への恐怖心が強い

失敗への恐怖心が強いのも、メンタルが弱い人にみられる特徴の一つです。「失敗したらどうしよう…」という気持ちが強すぎると新しいことに挑戦できなかったり、プレッシャーを感じて普段通りの力を発揮できなかったりすることもあるでしょう。

仕事で受け身状態になることで評価されず、昇給や昇進が難しくなる可能性があります。また、失敗することで「周囲に迷惑を掛けてしまうのでは」と不安になってしまい、積極的に仕事に取り組めなくなる場合もあるでしょう。

3.プレッシャーに弱い

メンタルが弱いとプレッシャーにも弱い傾向があります。人前で話すときや締め切り間近の仕事に取り組むなどプレッシャーがかかる場面で極端に緊張してしまったり、パフォーマンスが落ちてしまったりする可能性があるでしょう。

プレッシャーを感じるということは、「失敗できない」「周囲の期待に応えなければ」という責任感が強すぎる場合があります。仕事をするうえである程度の緊張感は必要ですが、プレッシャーを感じすぎると本来の実力を発揮するのが難しくなるでしょう。

4.自分を責めやすい

メンタルが弱い性格だと、完璧主義であるが故に自分を責めやすいといった特徴もあるでしょう。高い目標を掲げて努力できる点は素晴らしいですが、常に完璧を求めてしまうと小さなミスでも自分を責めてしまうことがあります。

自分を責め続けてしまうと、自己肯定感が下がったり、モチベーションの低下につながったりして仕事が続かなくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。「仕事が長続きしないのはなぜ?理由を明らかにして対策を講じよう」のコラムでは、仕事が長続きしない人の特徴やリスクを解説してるので、参考にしてみてください。

5.ネガティブ思考に陥りやすい

メンタルが弱いと感じる人には、ネガティブ思考に陥りやすいといった特徴も挙げられます。物事を悪い方向に考えてしまったり、失敗したときのことを必要以上に心配してしまったりする傾向があるとネガティブ思考になっているといえるでしょう。ネガティブ思考に囚われてしまうと、視野が狭くなって、行動力が低下してしまうことがあります。

6.気持ちを切り替えるのが苦手

気持ちを切り替えるのが苦手なのも、メンタルが弱い性格にある特徴です。嫌なことがあったときや、ストレスを感じたときにうまく気分転換ができず、引きずってしまうことがあるでしょう。

不安を抱えたまま仕事に取り組むと、自信のなさからパフォーマンスが低下したり、ミスを誘発したりすることも。失敗したことに対して反省したら、「失敗を次に活かそう」と前向きに捉えることが大切です。

7.自己肯定感が低い

メンタルが弱い人は、自己肯定感が低い傾向もあります。自己肯定感が低い人は、「どうせ自分には無理だ」と最初から諦めてしまい、行動に移すことができず、成長する機会を逃してしまうことも少なくありません。成功体験ができる機会が得られないと自信がつかず、「自分にできる仕事なんてない」と自己嫌悪するといった負のループに陥ってしまう可能性があるので注意しましょう。

メンタルが強い人の特徴

メンタルが強い人は、「自己肯定感が高い」「柔軟な思考を持っている」「ストレス管理が上手」などの特徴があるでしょう。元々メンタルが強い性格の方もいるかもしれませんが、これらの特徴は身につけることも可能です。

自己肯定感を上げる方法は、成功体験を積み重ねるのがおすすめ。柔軟な思考を得るには、物事を客観的に見る癖をつけると良いでしょう。ストレスを管理する方法は人によって異なるため、自分の趣味やリラックス方法などを見つけてみてください。

メンタルが弱いのを克服するための4つの方法

メンタルを強く保てれば、心身ともに健康で、自分らしく働き続けられるでしょう。以下で、メンタルが弱いのを克服するための方法を4つ解説するので、できることから始めてみてください。

メンタルが弱いのを克服するための方法

  • ネガティブな感情に意識を向けすぎない
  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 周りの人と比較しない
  • 専門家に相談する

1.ネガティブな感情に意識を向けすぎない

メンタルの弱さを克服するには、ネガティブな感情に意識を向けすぎないことが大切です。「失敗したらどうしよう」「周りの人は自分をどう思っているんだろう」など、不安や恐怖を感じることもあるでしょう。

しかし、ネガティブな感情に意識を向けすぎると、どんどん気持ちが沈んでしまいます。ネガティブな感情にとらわれそうになったら「今はそういう気分なんだ」と一度受け入れ、「この経験から何か学べることはないか」「次はどうすれば失敗しないか」と、前向きに考えてみましょう。

仕事がうまくいかないからといって、一時的な感情で退職や転職するのは避けるのが賢明です。収入源がない状態で転職活動すると、焦って仕事を探してミスマッチになるリスクがあるでしょう。「仕事が合わないときはすぐ辞めてもいい?苦痛を感じた際の対処法を解説」のコラムで仕事が合わないと感じたときの対処法を解説しているので、参考にしてみてください。

2.小さな成功体験を積み重ねる

メンタルが弱いのを克服したい場合は、小さな成功体験を積み重ねてみましょう。小さな成功体験を積み重ねていくことで自己肯定感が高まり、メンタルの弱さを克服できる可能性があります。

たとえば、「今日はいつもより早く起きれた」「普段よりもスムーズにタスクが進むようになったできた」など、些細なことでも良いので、自身の成功体験を意識的に認識してみましょう

3.周りの人と比較しない

周りの人と比較しないことも、メンタルの弱さを克服する方法の一つです。現代社会ではSNSなどで他人の華やかな部分ばかりが目に入ってしまいやすく、知らず知らずのうちに、自分と他人を比較してしまいがちです。

しかし、他人と比較してばかりいても、良いことはありません。「自分は自分」と割り切り、自分のペースで成長していくことが大切です。他人と比べるのではなく、「過去の自分」と比べてみましょう。

4.専門家に相談する

自分一人で抱え込みきれなくなってしまった時は、無理をせず専門家の力を借りることも検討してみましょう。専門家のカウンセリングを受けることで、自分では気づかなかった視点からアドバイスをもらえたり、問題解決につながるヒントを得られたりすることが期待できます。

専門家に相談するのがハードルが高いと感じる場合は、メンタルヘルスに関する書籍を読むのも良いでしょう。メンタルヘルスに関する書籍を読むことで、心の仕組みやストレスとの付き合い方について学べます。さまざまな専門家の知識や経験に触れることで、自分自身の悩みを客観的に見つめ直したり、解決策を見つけるきっかけになるかもしれません。

セルフケアを取り入れるのも有効

自分自身でできるセルフケアを取り入れることも有効です。質の高い睡眠を心掛ける、バランスの取れた食事を摂る、適度な運動を習慣化するなどさまざまな方法があるので、できることから始めてみましょう。ほかにも、アロマテラピーやヨガなど、リラックスできる方法を取り入れてみるのもおすすめですよ。

メンタルが弱いと感じやすい人におすすめの仕事の特徴

ここでは、メンタルが弱いと感じやすい人におすすめの仕事の特徴を解説します。自分らしく働ける職場の特徴を理解して、仕事探しに活かしてみてください。

達成可能な目標がある仕事

メンタルが弱いと感じる人は、目標設定が明確で達成しやすい仕事を選ぶと良いでしょう。目標が明確だと、自分が今何をすべきかがはっきりと分かるので仕事が進みやすくなります

また、達成しやすい目標であれば小さな成功体験を積み重ねることができ、自信がつくかもしれません。自信がつけば自然と心に余裕が生まれ、前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになるでしょう。

人間関係のストレスが少ない仕事

メンタルが弱いと感じる人は、人間関係のストレスが少ない仕事を選ぶのもおすすめです。「在宅ワークできる仕事」「単純作業の仕事」などは対人業務が少なく、一人で作業することが多いため周囲の反応などに対するストレスは感じにくいでしょう。

自分に合った働き方を見つけることで、人間関係のストレスを軽減し、心にゆとりを持って仕事に取り組める環境を手に入れられるでしょう。「人と関わらない仕事には何がある?正社員を目指しやすい職種や探し方を解説」のコラムでは、人と関わらない仕事で一人でできる職種をまとめているので、チェックしてみてください。

自分のペースで仕事を進められる仕事

自分のペースで仕事を進められる仕事も、メンタルが弱い人に適しているでしょう。「周りのペースに合わせるのが苦手…」 と感じる方にとって、自分のペースで仕事を進められる環境はとても重要です。

特に、周囲を気にし過ぎてしまう方は「迷惑を掛けてはいけない」と焦ってしまい、本来の実力を発揮できないこともあります。自分のペースで仕事を進められる環境であれば、落ち着いて業務に取り組むことができ、結果的に良いパフォーマンスにつながるでしょう。

メンタルが弱い人が自分に合った仕事を見つけるコツ

メンタルが弱いと感じている人は、自分に合った仕事を見つけることで長く働き続けられるでしょう。以下で、メンタルが弱い人が自分に合った仕事を見つけるコツをまとめたので、参考にしてみてください。

興味のある分野や得意なことを仕事にする

メンタルが弱い人は、興味のある分野や得意なことを仕事にするのがおすすめです。仕事選びにおいて、「興味のある分野や得意なこと」を仕事にすることは、大きなモチベーションにつながるでしょう。

たとえば、「旅行が好き」という人は、旅行会社や航空会社で働くことを検討してみたり、「ゲームが好き」という人は、ゲーム開発会社やゲーム関連のメディアで働くことを考えてみたりするのも良いかもしれません。

スキルアップや資格取得で自信をつける

「自分に自信がない…」という人は、スキルアップや資格取得を目指してみてみるのも一つの手です。新しいスキルや知識を身につけることで、自身の市場価値を高められるでしょう。

また、目標を達成することで、自信にもつながります。「自分に何ができるのか分からない」という人は、まずは興味のある分野の資格取得を目指してみましょう。資格取得の勉強を通して、自身の適性や興味関心に気づくことができるかもしれません。

働き方を変えてみる

思い切って働き方を変えてみることで、仕事がしやすくなる可能性があるでしょう。近年では、リモートワークやフレックスタイム制など、柔軟な働き方を取り入れる企業も増えています。

たとえば、「満員電車での通勤にストレスを感じている」という人は、リモートワークを導入している企業に転職することで、通勤ストレスから解放されるかもしれません。「家事や育児と両立しながら働きたい」という人は、フレックスタイム制を導入している企業で働くことで、仕事とプライベートの時間調整がしやすくなるでしょう。

「自分ってメンタル弱いのかな」「今の仕事って自分にあっているか不安」「自分に合う仕事ってなんだろう」と悩んでいる方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは20代を中心とする若者に向けた転職エージェント。専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、適性や希望に合った求人をご紹介します。

退職理由の伝え方や、自分をアピールする有効な方法についてもアドバイスしているので、自信をもって選考に臨めるでしょう。サービスはすべて無料なので、ぜひご活用ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube