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仕事をすぐ辞める人の理由とは?早期離職のデメリットや長続きのコツを紹介

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この記事のまとめ

  • 仕事をすぐ辞める新卒者は、全体の3割程度
  • 仕事をすぐ辞める人に多い特徴は、仕事に対する理想の高さや物事への飽きやすさなど
  • 仕事をすぐ辞める理由として多いのは、仕事内容のミスマッチや人間関係のストレスなど
  • すぐ辞めても良いのは、心身に不調があったり職場が労働基準法に反していたりする場合
  • 長続きする仕事を見つけるには、自己分析や転職の軸を定めることが大切

「転職してもすぐに辞めたくなってしまう」「長続きする仕事が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。

仕事をすぐ辞める原因には、仕事内容のミスマッチや人間関係の過度なストレスなどが挙げられます。また、仕事に対する理想が高かったり、物事に飽きやすかったりといった傾向は、仕事をすぐ辞める人に多い特徴であるといえるでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの荒井さんのアドバイスを交えながら、仕事をすぐ辞める人に多い特徴や理由をご紹介します。仕事をすぐ辞めても良い場合や、すぐ辞めず長続きする仕事に転職するコツなども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

仕事をすぐ辞める人は多い?

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者が37%、新規大学卒就職者が32.3%でした。高卒と大卒、どちらも約3割の方が就職から3年以内に離職していることになります。20代の若い世代にみられるこの傾向は、キャリア観や多様な働き方に対する変化が多少なりとも影響しているといえるでしょう。30代や40代の方の中途採用の場合も、納得できる職場や自分に合った仕事を求めて、度々転職を繰り返すことがあるようです。

参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します

仕事をすぐ辞める=甘えではない

仕事をすぐ辞める人に対して「甘え」だと思う方もいますが、必ずしもそうであるとはいえません。仕事をすぐ辞めるのはただ楽をしたいという理由であるとは限らず、深い悩みや合理的な理由から退職する人も多くいます。

たとえば、自身の健康を守るためや、職場の不適切な環境から離れるために退職することは、賢明な判断といえるでしょう。また、キャリアアップやキャリアチェンジを図るための戦略的な退職であることも少なくありません。

「仕事をすぐ辞める」と聞くと責任感のない印象を持たれがちですが、自分にとって最適な環境を求めることは、決して悪いことではありません。重要なのは、その行動が将来に向けて自分の成長につながっていること、そして次のステップを慎重に考えていくことです。

仕事をすぐ辞める人に多い特徴

仕事をすぐ辞める人に多い特徴には、「やりたい仕事に就けていない」「仕事に対する理想が高い」といったものがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

仕事をすぐ辞める人に多い特徴

  • やりたい仕事に就けていない
  • 仕事に対する理想が高い
  • コミュニケーション能力に自信がない
  • 物事に飽きやすい

仕事を辞めるのは大きな決断です。でも、世の中にはすぐに仕事を辞めてしまう人がいます。さて、そうした方々にはどのような共通の特徴があるのでしょうか。この記事では、そんな特徴をいくつか紹介し、わかりやすく解説していきます。

1.やりたい仕事に就けていない

仕事をすぐ辞める人に多い特徴として、やりたい仕事に就けていないことが挙げられます。たとえば、本来希望していた職種に就けずやむを得ず選んだ仕事であったり、想像していた仕事内容と大きく異なっていたりすると、モチベーションの低下を招くことに。心から情熱を注げない仕事では、長く働き続けるのは難しいでしょう。

2.仕事に対する理想が高い

仕事に対する理想が高いことも、仕事をすぐ辞める人に多い特徴です。理想と現実とのギャップが大きいと、仕事に対する満足感を得にくいことがあります。常に高い理想を抱えていると、どんな状況でも満たされない気持ちになりがちです。「もっと多くのことができるはず」「もっと成長できる環境があるはず」といった思いから、仕事をすぐ辞める判断に至りやすくなってしまうでしょう。

3.コミュニケーション能力に自信がない

仕事をすぐ辞める人は、コミュニケーション能力に自信がないという特徴もよく見られます。コミュニケーション能力は、基本的にあらゆる職種で求められるスキルです。しかし、自分にその能力が欠けていると感じると、職場での自分の居場所を見出すのが難しくなります。チームでの作業が多い仕事や顧客とのやりとりが多い職種では、特に強い圧迫感を感じてすぐ辞めてしまうこともあるでしょう。

4.物事に飽きやすい

物事に飽きやすいことも、仕事をすぐ辞める人によく見られる特徴です。新しいことへのチャレンジが好きな人は、同時に物事に飽きやすい一面をもっていることも多く、一つの仕事を長く続けるのが苦手な方もいます。仕事の環境や内容に変化が少ないと、在職期間が短くても刺激を求めて次の仕事を探し始めることもあるでしょう。

短期離職を続けたことで辞め癖がついている可能性も

短期離職を続けたことで辞め癖がついている可能性もあります。

一度仕事をすぐ辞めてしまうと、「また新しい職場でもうまくいかないかもしれない」という不安が頭の片隅に残り、短期離職を繰り返して辞め癖がついてしまうことも。辞め癖がついてしまうと、一つの職場に留まることが難しくなり、キャリアにも影響してしまうでしょう。

仕事をすぐ辞める理由に挙げられるのは?

ここでは、仕事をすぐ辞める理由として多いものをご紹介します。今現在仕事を辞めたいと考えている方や、入社してすぐに仕事を辞めてしまった経験がある方などは、参考にしてみてください。

仕事内容のミスマッチ

仕事内容が自分に合っていないことは、仕事をすぐ辞める人に多い理由です。やりたいと思っていた仕事と実際に担当する業務が大きく異なっていると、「もうこの仕事は辞めたい」と思う原因になってしまいます。

たとえば、クリエイティブな仕事をしたいのにデータ入力を任される、社外とのやりとりが苦手なのに営業部に配属されたなど、期待と現実のギャップによって意欲が低下してしまうでしょう。

人間関係の過度なストレス

職場の人間関係が原因で過度のストレスがかかっていることで、仕事をすぐに辞める人も少なくありません。仲間とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、上司との価値観の違いがストレスになったりすることで、心身の負担が大きくなりすぎてしまいます。良好な人間関係が保てない環境は長く続けることが難しいでしょう。

労働条件の不満

長時間労働や想定以上の残業、待遇面での不満も辞める原因となります。労働時間と生活のバランスが取れず、プライベートな時間がほとんど持てない場合、やがて心身の疲れが溜まってしまうでしょう。給与や福利厚生がほかの同業者に比べて見劣りすると、労働意欲も低下し易いですね。

企業文化のミスマッチ

企業文化とのミスマッチによって、仕事をすぐ辞める方も少なくありません。たとえば、自由でクリエイティブな環境を好む人が、厳格なルールが多い職場に就職するとストレスを感じてしまうでしょう。自分に合う企業文化がないと、長く働き続けることは難しいものです。

病気やケガなどの健康問題

自身の病気やケガなどの健康問題で、仕事をすぐ辞めることもあり得るでしょう。体調を崩してしまうと、たとえ軽い風邪や頭痛などでも仕事のパフォーマンスが落ちてしまいます。長期的な健康問題や回復に時間がかかる病気、またケガをした場合、症状が重ければ仕事を続けられずにすぐ辞める結果になってしまうでしょう。

仕事をすぐ辞める4つのデメリット

仕事をすぐ辞める4つのデメリット

  • スキルや経験が身につかない
  • 転職の難易度が上がる
  • 辞め癖がつきやすい
  • 失業保険を受給できない

仕事をすぐ辞めることには、いくつかのデメリットがあります。以下で解説するので、退職を検討している方は仕事を辞める前に参考にしてみてくださいね。

1.スキルや経験が身につかない

仕事をすぐ辞めると、スキルや経験が身につかないデメリットが生じます。専門的なスキルは経験は継続して働くことで徐々に身についていくものなので、仕事をすぐ辞めるとそれらのチャンスが失われてしまうでしょう。職場で働いているうちにしか学べないこともたくさんあるので、その点を考慮する必要があります。

2.転職の難易度が上がる

転職の難易度が上がることも、仕事をすぐ辞めるデメリットです。仕事をすぐ辞める短期離職を繰り返していると、履歴書や職務経歴書に不安定な職歴が増えていきます。これは転職市場において不利に働く可能性があり、信頼性や定着性に疑問をもたれる原因となってしまうことも。次の仕事を探す際に退職の理由を求められることも多くなるので、キャリアへの影響も考慮して慎重に考える必要があります。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

荒井幹太

荒井幹太

短期離職が何度も続くことで企業側の不安材料になる可能性はありますが、職歴がマイナスイメージになるかはその理由にもよるのが実情です。

どのような転職理由があっても、ハタラクティブは各企業の選考とあなたに合わせた面接対策を実施します。転職回数が懸念になっている方も、ご安心くださいね。

3.辞め癖がつきやすい

仕事をすぐ辞めることで、辞め癖がつきやすくなってしまうデメリットもあります。就職・転職した仕事をすぐ辞めると、退職に対する精神的なハードルが下がってしまい、嫌なことがあったときにすぐ辞めることを考えてしまうようになるのです。転職してすぐ辞めるというループに陥ると、安定した職に就くことが困難になることも想定されます。

4.失業保険を受給できない

仕事をすぐ辞めると、社会保険に加入していても失業保険を受給できないことがあるのもデメリットです。ハローワークインターネットサービスの「基本手当について」によると、失業保険の受給要件の一部に「離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること」があります。つまり、入社してから1年以内に仕事を辞めてしまうと、失業保険を受け取れないのです。

参照元
ハローワークインターネットサービス
基本手当について

仕事をすぐ辞めるメリットもある?

デメリットばかりが強調されがちですが、仕事をすぐ辞めることでメリットもあります。たとえば、自分に合わない仕事を続けるストレスから早期に解放されることや、新たなチャレンジやキャリア構築の機会を早く見つけ出せる可能性があることなどです。しかし、これらのメリットが得られるかどうかは、その後の状況や個人の対処能力にもよるため、慎重な判断が求められます。

仕事をすぐ辞めても良い場合は?

仕事をすぐ辞めることには前項のようなデメリットがあるため、できるだけ短期退職は避けたほうが良いといえます。しかし、人によっては仕事をすぐ辞めるべき状況であることも。ここでは、仕事をすぐ辞めても良い場合について紹介します。

心身に不調をきたしている

仕事によって心身に不調をきたしている場合は、その仕事をすぐ辞めるべきといえるでしょう。仕事が原因で健康を害してしまう状況では、まず自分の身体を第一に考える必要があります。病状を放置してしまうと、働くこと自体が難しくなってしまうこともあるため、早めに決断することが大切です。

職場が労働基準法に違反している

長時間労働やサービス残業、過大な労働負担など、職場が労働基準法に違反している場合も、仕事をすぐ辞めても良いケースといえるでしょう。これは自分自身を守るためだけでなく、法的に正当な理由となり得ます。

ハラスメントの解決が望めない

職場でパワハラやセクハラなどのハラスメントに遭遇し、適切な対応や解決が見込めない場合も、自分を守るために仕事をすぐ辞める選択をして良いといえます。上司や相談窓口に状況を訴えても解決しないのであれば、たとえ早期退職になってしまうとしても転職を考えるべきです。

すぐ辞めず長続きする仕事に転職するコツ

ここでは、すぐ辞めず長続きする仕事に転職するコツをご紹介します。「次こそ長く働き続けたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析で得意不得意を把握する

長続きする仕事を見つけるためには、自己分析で自分の得意不得意を把握しましょう。自己分析を行うことで、得意不得意をはじめあなたの価値観や仕事に求めるものなどが明確になります。たとえば人と話すことに自信があるなら、営業職や教育関連の仕事が適しているかもしれません。自分の特性を理解することで、自分に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。

転職の軸を定める

仕事をすぐ辞める事態を避けるには、転職の軸をしっかり定めることが大切です。たとえば、「給与が高いこと」「職場の雰囲気が良いこと」といった基準を持つことで、多くの選択肢から自分に合っている仕事を選びやすくなります。最初に就職したときとは転職の軸が変わっている可能性もあるので、転職の際は改めて考えてみてくださいね。

親しい人や転職のプロに相談する

家族や信頼できる親しい友人、または転職のプロに転職の相談をもちかけるのも有効です。第三者の視点から状況を客観的に評価してもらえば、自分では見落としていたあなたの長所や短所、強味が明らかになることもあります。一人で行う転職活動に行き詰っているときは他者の助言も参考にして、転職活動をさらに進めてくださいね。

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仕事をすぐ辞める人に関するQ&A

ここでは、仕事をすぐ辞める人に関してよくある質問をご紹介します。

入社から何年以内の退職で「仕事をすぐ辞める」ことになりますか?

一般的には、入社後1年未満で辞めると「仕事をすぐ辞める」と認識されることが多いようです。ただし、この基準は業界や職種、会社の文化によって変わります。一概に判断することはできないため、あくまで参考として考えてみてくださいね。

仕事をすぐ辞めることを続けた場合の末路は?

何度も転職を繰り返すと、履歴書には短期間の職歴が増えてしまい、採用担当者に不安を与える可能性があります。その結果、徐々に転職活動が困難になっていくことも考えられるでしょう。自身の病気やケガ、職場の労働基準法違反などやむを得ない事情がなければ、短期離職は慎重になったほうが良いといえます。

仕事をすぐ辞めたら給与は支払われない?

働いた日数がどれだけ短くても、労働者は働いた分の給与を受け取る権利があります。もし給与が未払いの場合は労働基準監督署に相談することが可能です。ただし、退職までに無断欠勤や会社の就業規則に違反する行動をしていた場合、給与から罰金を引かれてしまう場合があります。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube