この記事のまとめ

  • 夜勤のある仕事は警備員やトラックドライバー、清掃員さまざまな職種がある
  • 夜勤の仕事は深夜手当で収入アップが期待でき、昼間の時間を有効活用できるメリット
  • 夜型の生活リズムで自己管理ができれば、無理なく夜勤の仕事を続けられる可能性がある
  • 自分に合った夜勤のある仕事が見つけるなら、就職・転職エージェントに相談するのも手

「夜勤のある仕事には何があるの?」「自分が夜勤の仕事に合っているか知りたい」と気になる方もいるでしょう。夜勤に向いているか分からないまま就職すると、「思っていたより大変」と後悔するのではと不安になりますよね。

警備員やトラックドライバー、コンビニスタッフなど、夜勤のある仕事には多様な種類があります。高収入や昼間の自由時間といった魅力もある反面、生活リズムの乱れや健康への負担といった課題もあります。メリット・デメリットをよく理解したうえで、自分に合う仕事を選びましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの佐藤さんのアドバイスを交えつつ、夜勤のある仕事を一覧で紹介しています。また、夜勤のある仕事に就くメリットやデメリット、向いている人の特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

夜勤のある仕事一覧

夜勤とは、24時間体制で動いている職場で夜の時間帯に働く勤務形態のことです。「労働基準法第六十一条」では、午後10時から午前5時までの時間帯を含む勤務がある場合を「夜勤」として扱われます。

ここでは、夜勤がある代表的な仕事を10種類紹介するので、どのような職種があるか確認してみてください。

1.警備員

警備員の主な仕事は、建物や施設の安全管理です。夜間は利用者が少ないためスタッフの人数も減り、緊急時に迅速な対応が難しくなることから注意深い監視が必要になります。

警備員の主な仕事内容は、以下のとおりです。

  • ・施設内の定期巡回
    ・防犯カメラのモニタリング
    ・来訪者の受付対応
    ・緊急時の対応
    ・警備報告書の作成

警備員は基本的に一人で勤務しますが、警備業務は人の安全や財産を守る重要な役割を担うため、適切な知識と判断力が必要です。

そのため、警備業法では教育の実施が義務付けられています。内容や時間も細かく定められているので未経験から安心して業務をスタートできるでしょう。

また、経験を積むことで危機管理能力が身につき、より高度な警備業務や管理職へのステップアップも可能です。警備業務検定の資格取得で、さらなるキャリアアップを目指せるでしょう。資格取得のサポートを行っている会社もあるので、キャリアプランを考えてみることをおすすめします。

2.トラックドライバー

トラックドライバーは、荷物を安全かつ確実に目的地まで届ける重要な仕事。主な業務内容は以下のとおりです。

  • ・商品の配送
  • ・積み下ろし作業
  • ・運転日報の作成
  • ・車両点検
  • ・配送ルートの確認

深夜配送は渋滞が少なく効率的に運行できるほか、荷物の受け渡しもスムーズなため配送スケジュールが立てやすいメリットがあります。

ただし、長距離ドライバーの場合は体力面での負担が掛かりやすいため、十分な休息を取ることが重要ですよ。また、扱う車両によって必要な免許が異なるため、事前にどの資格が必要か確認しておきましょう。「ドライバーの仕事内容は?一日の流れややりがいについて解説」のコラムでは、ドライバーになるために必要なスキル・資格を解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

3.ガソリンスタンドスタッフ

24時間営業のガソリンスタンドでは、深夜も給油サービスを提供します。夜間は来客数が少なめで、落ち着いて仕事を覚えられるでしょう。

ガソリンスタンドスタッフの主な仕事内容には、以下が挙げられます。

  • ・給油作業
  • ・洗車サービス
  • ・オイル交換
  • ・タイヤ空気圧チェック
  • ・店内清掃

車両整備の知識も自然と身につき、整備士資格を取得する際にも役立ちます。車両整備に関する簡単な業務も行うため、自動車に興味がある方に特におすすめの職種といえるでしょう。

4.コンビニスタッフ

夜間のコンビニスタッフは、品出しや清掃など接客以外の業務に重点を置きます。また、早朝の品出しや新聞配達の立ち合いなど、重要な役割も担うでしょう。

コンビニスタッフの主な仕事内容は、以下のとおりです。

  • ・レジ業務
  • ・商品陳列・補充
  • ・清掃作業
  • ・納品検品
  • ・フライヤー清掃

コンビニスタッフはマニュアルや研修が整っており、接客やレジ操作など基本を丁寧に学べるため、未経験から始めやすいでしょう。

5.医療事務

医療事務は、病院やクリニックの受付や事務を担当する仕事です。夜間の救急外来では、緊急性の高い患者さんへの対応が求められるため冷静な判断力と適切な対応が必要となるでしょう。

医療事務の主な仕事内容には、以下が挙げられます。

  • ・受付業務
  • ・保険証確認
  • ・診療費計算
  • ・カルテ管理
  • ・電話対応

夜間の医療現場では緊急性の高い対応が求められますが、そのぶんやりがいもある仕事です。医療保険制度や医学知識が自然と身につき、専門性の高いスキルを習得できます。医療事務の資格取得支援制度がある施設もあり、キャリアアップの機会が豊富です。

医療事務の志望動機はどう書く?例文や面接でのポイントも紹介」のコラムでは、医療事務の志望動機を書くポイントや例文を解説しているので参考にしてみてください。

6.工場作業員

夜勤の工場作業は、生産ラインの継続的な運営に欠かせません。丁寧な研修があり、未経験者も段階的にスキルアップできます。基本的に一人で作業を行うので、黙々と集中して取り組みたい方に向いている職種です。

工場作業員の仕事では、次のような業務を担当します。

  • ・製品製造
  • ・機械操作
  • ・品質チェック
  • ・在庫管理
  • ・清掃作業

製造技術や品質管理の知識が身につき、専門工程のオペレーターとしてのキャリアも期待できます。技能研修制度が充実している工場もあるので、技術者としてのスキルアップも可能ですよ。

7.介護士

入居型の介護施設や医療機関で行う夜間介護は、入居者様の安全な生活を支える大切な仕事です。介護の専門知識や技術が着実に身につき、介護福祉士などの資格取得にもつながるでしょう。

介護士は、主に次のような作業を行います。

  • ・定期巡回
  • ・体位変換
  • ・トイレ介助
  • ・緊急時対応
  • ・記録作成

日中より落ち着いた環境で一人ひとりにじっくり向き合えるので、やりがいを感じられるでしょう。「人のためになる仕事とは?やりがいと満足度の高い職業一覧」のコラムで人のためになるやりがいと満足度の高い仕事を紹介しています。人の役に立つ仕事に興味のある方は、あわせてチェックしてみてください。

8.清掃員

ビルや商業施設の夜間清掃は、人通りが少ない時間帯に効率良く作業できます。黙々と作業したい方や体を動かすことが好きな方に向いているでしょう。

清掃員の基本的な業務内容は、次のとおりです。

  • ・床清掃
  • ・ゴミ回収
  • ・トイレ清掃
  • ・備品補充
  • ・日報記入

専門的な清掃技術や機器の取り扱いスキルが身につけば、ビルメンテナンス技士などの資格取得も可能です。また、作業品質の向上に応じて、現場リーダーや管理者としてのキャリアアップも目指せます。

9.コールセンタースタッフ

夜間のコールセンターは比較的電話本数が少なく、落ち着いて対応できる傾向があります。研修が充実している職場があるので、電話応対やパソコンスキルを身につけられるでしょう。

コールセンタースタッフの主な仕事内容は、以下のとおりです。

  • ・電話対応
  • ・問い合わせ処理
  • ・データ入力
  • ・報告書作成
  • ・情報提供

コミュニケーションスキルやPC操作能力が向上すれば、ビジネススキルとして活かせます。実績を積むことでスーパーバイザーなど、マネジメント職への昇進の機会もあるでしょう。

10.ホテルスタッフ

夜間のホテル業務は、チェックインや緊急対応が主な仕事です。ホスピタリティの基本から緊急時対応まで、幅広いスキルが身につくでしょう。

ホテルスタッフの仕事では、次のような業務を担当します。

  • ・フロント業務
  • ・予約管理
  • ・施設巡回
  • ・緊急対応
  • ・館内案内

英語力を活かせる機会もあるので、接客が好きな方や語学力を活かしたい方におすすめです。経験を積むことでフロントマネージャーなど、管理職としてのキャリアアップも目指せる可能性があるでしょう。

参照元
e-Gov法令検索
労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)

夜勤のある仕事に就くメリット

夜勤の仕事には収入面や時間の使い方など、さまざまなメリットがあります。ただし、生活リズムの変化には個人差があるため、自分に合った働き方を選ぶことが重要です。
以下で、夜勤のある仕事に就くメリットを解説するので、希望する働き方ができるかどうかチェックしてみてください。

高収入を得られる可能性がある

夜勤を含む仕事では、通常の日勤より高い給与を得られる可能性が高くなります。これは、深夜労働手当として基本給の25%以上が上乗せされるためです。夜勤専従の場合は、基本給自体が高めに設定されていることもあるので、収入アップが期待できるでしょう。

ただし、夜勤手当は会社によって異なり、シフトの組み方でも収入は変わってきます。また、健康管理との両立が重要なため、無理のない範囲で調整することが大切です。

昼間の時間を自由に使える

平日の日中が自由に使えることは、夜勤ならではのメリットです。銀行や役所での手続き、病院の通院など、日中にしかできない用事を済ませやすくなります。子育て中の方なら、学校行事に参加しやすいというメリットもあるでしょう。

また、昼間の時間を使って副業に取り組んだり、資格取得のための勉強をしたりすることもできます。ただし、時間を有効に使いたいからといって無理をせずに、十分な睡眠時間を確保することを忘れないようにしましょう。

人と関わる業務が少なめ

夜勤のある仕事に就くメリットには、人と関わる業務が少ないことも挙げられます。「静かな環境で仕事に集中したい」「人混みが苦手」「自分のペースで仕事を進めたい」といった方に向いているでしょう。

マイペースで仕事を進められることで、精神的なストレスも軽減される可能性があります。「マイペースな性格とは?おすすめの仕事や長所・短所を解説!」のコラムでは、「マイペースな性格」の人に向いている仕事の特徴や職種を紹介しているので参考にしてみてください。

通勤ラッシュを避けられる

夜勤の場合、混雑する通勤ラッシュを避けられるのもメリットの一つです。満員電車でのストレスから解放されたり、通勤時間が短縮されて体力的な負担も減らせたりできるでしょう。

また、夜間は道路の渋滞も少ないため、車での通勤も快適です。通勤時のストレス軽減は、仕事のパフォーマンスにもプラスの影響を与える可能性がありますよ。

夜勤のある仕事に就くデメリット

夜勤のある仕事は、給与面などで魅力的な条件が多い一方で、生活面や健康面での課題もあります。夜勤の仕事を検討する際はメリットだけではなく、デメリットをしっかりと理解して自分に合っているか慎重に判断しましょう。以下で、夜勤のある仕事に就くデメリットを解説します。

生活リズムが乱れやすい

夜勤がある仕事では、昼夜が逆転した生活を送ることになるため生活リズムが乱れやすくなります。生活リズムの乱れは、睡眠の質の低下や食事時間の不規則化につながりやすいため注意が必要です。

また、週末に日中の生活リズムに戻すと体内時計が乱れやすく、体調を崩しやすくなります。できるだけ休日も夜型のリズムを保つほうが、体への負担を軽減できるでしょう。

体調管理が難しい場合がある

夜勤による不規則な生活は、健康上の問題を引き起こす可能性があります。夜間の活動は体に負担が掛かりやすく、慢性的な疲労感や免疫力・集中力の低下にもつながりやすいでしょう。

これらを予防するためには、計画的な睡眠時間の確保やバランスの良い食事、適度な運動が欠かせません。また、定期的な健康診断を受けて体調の変化を早期に発見することが重要です。

周囲との時間を調整しにくい

夜勤がある仕事では、家族や友人との時間を合わせにくくなるという面もあります。人が活動している昼間に睡眠を取る必要があるため、家族と過ごす時間が減ったり、友人との付き合いや趣味の予定が立てにくくなったりすることもあるでしょう。

休日を効果的に活用したり、事前に予定を調整したりする工夫が必要です。また、家族の理解と協力を得ることも、円滑な生活を送るための重要なポイントとなりますよ。

夜勤のある仕事に向いている人の3つの特徴

夜勤のある仕事のメリットやデメリットを理解したうえで、自分に向いているかどうかの見極めが重要です。自分に合った働き方ができれば、やりがいを感じながら業務に取り組めるでしょう。ここでは、夜勤の仕事に向いている人の特徴を3つ紹介します。

夜勤のある仕事に向いている人の特徴

  • 夜型の生活リズムになっている
  • 高収入を得たい
  • 自己管理能力が高い

1.夜型の生活リズムになっている

夜勤の仕事に向いているのは、すでに夜型の生活リズムが定着している人です。体内時計が夜間の活動に適応していると、夜勤のシフトにもスムーズに対応できます。普段から深夜まで活動的で、朝型の生活が苦手な人は夜勤との相性が良い傾向があるでしょう。

また、休日も夜型の生活リズムを維持できる環境にあることも重要です。生活リズムを頻繁に変更すると体調を崩しやすくなるため、一貫した生活パターンを保てる人が夜勤に適しているといえます。

2.高収入を得たい

高収入を得たい人も、夜勤のある仕事に適している可能性があります。夜勤は深夜手当や夜勤手当が基本給に上乗せされるため、日勤のみの場合と比べて月収が増えるためです。

「貯金したい」「将来の資金計画のために収入を増やしたい」といった明確な目的をもっている人にとって、夜勤は魅力的な選択肢となります。ただし、収入面だけで判断するのではなく、自身の体力や生活スタイルとの両立が可能かどうかも考慮することが大切です。

「高収入の仕事を一覧でご紹介!役立つ資格や就職するときのポイントも解説@https://hataractive-plus.jp/article/job-choice/445/」のコラムでは、高収入を得やすい仕事や役立つ資格を解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

3.自己管理能力が高い

自己管理がしっかりできる人も、夜勤のある仕事に向いているタイプです。昼夜が逆転する生活を健康的に続けるには、計画的な睡眠やバランスの良い食事、適度な運動など、日ごろの体調管理が欠かせません。自分の体調の変化に気づきやすく、必要な対策を自分でとれる人は、夜勤の仕事でも安定して働きやすいでしょう。

また、メンタル面でのコントロールも大切なポイントです。夜勤中は周囲のサポートが少ない場面もあるため、ストレスや孤独感を上手に調整できる能力が求められます。毎日の生活を自分で整えていけるタイプの人は、夜勤でも無理なく働き続けやすいでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

佐藤 幸之輔

佐藤 幸之輔

夜勤の仕事はライフスタイルに合うかどうかが成功の鍵です。高収入を目指す方には魅力的ですが、体調管理や生活リズムを整える努力が求められます。また、夜勤の仕事は日中に比べて対応する人や業務が少なく、比較的落ち着いた環境で働ける傾向があるため時間に余裕をもって仕事をすることができるのもメリットといえるでしょう。

就職・転職エージェントは、一人ひとりの適性を見極めながら、無理なく働ける職場探しをしっかりサポートしています。自分に合った仕事を見つけたい方は、ぜひ相談してみてくださいね。

夜勤のある仕事で正社員を目指すならプロに相談しよう

夜勤のある仕事で正社員として働くことを考えている場合は、就職・転職エージェントのプロに相談することをおすすめします。就職・転職エージェントは、あなたの希望や適性を踏まえて最適な職場を紹介してくれます。また、夜勤の多い業界に必要な資格やキャリアパスについても詳しいアドバイスを得られるので、納得のいく職場選びができるでしょう。

「夜勤のある仕事に興味があるが就職できるか不安」「自分に向いている仕事がしたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや既卒など若年層の就職・転職支援に特化しています。

豊富なカウンセリング実績を持つアドバイザーが、希望や経験、性格などをじっくりとヒアリングします。やみくもに応募するのではなく、興味がある仕事や働いてみたいと思える仕事、性格に合う仕事を厳選して紹介するので、ぴったりの職場を見つけられるでしょう。

未経験者を積極的に採用している企業が多いのもポイントです。研修制度が充実しているので、安心して業務をスタートできますよ。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。

夜勤のある仕事によくある疑問

ここでは、夜勤のある仕事によくある疑問をQ&A形式で解決します。

ずっと夜勤の仕事を続けると給料は上がりますか?

夜勤を続けることで、給与は徐々に上がっていく傾向があります。これは、夜勤手当の積み重ねに加え、経験を積むことで業務に熟練し、より責任のあるポジションを任されるようになるためです。企業によっては、勤続年数に応じて夜勤手当が増額されるケースもあり、継続するほど収入アップが期待できます。

公務員で夜勤がある仕事にはどのような種類がある??

24時間体制で市民の安全と健康を守る公務員の仕事の代表的な例として、「消防士」「警察官」「刑務官」「公立病院の医療従事者」などが挙げられるでしょう。これらの職種は、安定した雇用と充実した福利厚生に加え、夜勤手当や休暇制度も整っています。まずは、それぞれの職種に必要な資格や試験の内容を確認し、計画的に準備を進めることが大切です。「ニートから公務員は目指せる?試験合格に向けたコツや注意点を紹介!」のコラムでは、務員になるまでの基本的な流れや試験対策を解説しているので参考にしてみてください。

男性・女性で夜勤に向いている仕事は違う?

夜勤の向き不向きは性別で一概に判断できません。個人の適性や生活スタイル、仕事への興味関心を考慮して、最適な職種を選ぶことが大切です。自分に合った仕事に就くことで、安心して働きながらやりがいも感じられるでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは話すなかで強みを見つけ、それを活かせる仕事をご紹介します。やりたいことは決まっていなくても大丈夫なので、自分に向いている仕事がしたい方はご相談くださいね。