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高卒からウエディングプランナーになれる?目指し方やおすすめの資格を紹介
この記事のまとめ
- ウエディングプランナーは、高卒からの就職も可能
- 高卒からウエディングプランナーになるには、式場でのアルバイトで経験を積むのが有効
- ウェディングプランナーに向いている人の特徴は、コミュニケーション能力が高い人
- 高卒からウエディングプランナーを目指すなら、活かせる資格を取得すると有利になる
- 高卒からの就活が不安なら、就職・転職エージェントに相談するのがおすすめ
「高校を卒業してウェディングプランナーになりたい」と思っている方のなかには、「高卒から目指せるのか」と疑問を持つ方もいるでしょう。ウエディングプランナーに学歴が必要になるか分からないと、目指すべきか判断が難しくなりますよね。
ウエディングプランナーは学歴を求められにくいので、高卒からの就職も可能です。コミュニケーション能力やマーケティングスキルが重要となるので、ブライダルの専門学校へ進学したり、結婚式場でアルバイトとして経験を積んだりすれば、より就職が成功しやすくなるでしょう。
このコラムではキャリアアドバイザーの太田さんのアドバイスを交えながら、高卒からウエディングプランナーの目指し方をまとめました。また、業務内容やおすすめの資格もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
高卒からウエディングプランナーになれる?
高校卒業後にウエディングプランナーへの道を進むことは可能です。ウエディングプランナーはコミュニケーション能力や顧客サービスのスキルが重視される傾向があるので、学歴を求められにくい職種といえるでしょう。
高い礼節を要求される式典の運営に携わるため、上品な接客マナーが必要とされる点もプランナー特有の要求です。学歴に自信がなくても、接客業で実務経験を重ねればウエディングプランナーを目指せるので、嘘の学歴や経歴を記載するのは避けましょう。
履歴書に嘘の学歴や経歴を記載すると、「学歴詐称」になります。学歴詐称のリスクは「学歴詐称はバレる?罪に問われる?就活や転職で経歴に嘘をつくリスクとは」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
高卒からウエディングプランナーを目指す方法
高卒からウエディングプランナーを目指す方法
- ブライダルの専門学校に進学する
- 結婚式場に入社して経験を積む
- 異業種で接客や営業のスキルを身につける
ここでは、高卒からウエディングプランナーを目指す方法を3つご紹介しています。以下を、自分に合った就活方法を探すときの参考にしてみてください。
ブライダルの専門学校に進学する
高卒からウエディングプランナーを目指すときは、ブライダルの専門学校に進学する方法があります。ブライダル関連の専門学校では、一般的なビジネススキルからブライダル業界の基礎知識や活かせるスキルまで、幅広く学べるでしょう。
学ぶ期間は学校や選ぶ学部によって異なりますが、1~2年がほとんど。なかには、2ヶ月~半年といったスクールもあるので、短期間でウエディングプランナーを目指したい方におすすめです。
結婚式場に入社して経験を積む
結婚式場に入社して経験を積むのも、高卒からウエディングプランナーを目指す方法の一つです。結婚式場で実際に仕事内容を学べれば、ウエディングプランナーの理解も深まり採用後も「即戦力になる」と評価されることがあるでしょう。
同業界での経験は、就活で有利になる傾向があります。また、プランナーのアシスタントといった経験を経て、ウェディングプランナーにキャリアアップも目指せるでしょう。
正社員登用制度があれば利用するのも手
ブライダル業界でアルバイトとして経験を積んでから正社員就職を目指す場合、正社員登用制度を利用するのもおすすめです。正社員登用制度とは、非正規雇用の方を正社員として採用する制度。業務内容を知ったうえで就職できれば、入社後のミスマッチも防げるでしょう。「正社員になるにはどうする?フリーターから就職する方法を解説!」のコラムで正社員登用制度にも触れているので、ウエディングプランナーを目指す方法の一つとしてチェックしてみてください。
異業種で接客や営業のスキルを身につける
ブライダル業界への就職が難しいと感じたら、異業種で接客や営業といったスキルを身につけてからウエディングプランナーを目指すのも良いでしょう。
ウエディングプランナーは多額な金額を扱うので、顧客との信頼関係を築くうえで社会人としてのマナーも求められます。接客や営業で接客スキルや提案力が身につけば、ウエディングプランナーの仕事で活かせるでしょう。
ウエディングプランナーを目指す高卒の方が知るべき業務内容
ウエディングプランナーの業務内容は、結婚式の企画提案・調整や予算管理、装飾など幅広く存在します。以下で、式の当日までにやることと当日にすることに分けて業務内容を解説しているので、ウエディングプランナーという仕事の理解を深めてみましょう。
式の当日までにやること
ウエディングプランナーが結婚式当日前までに行うことは、以下のとおりです。
- ・スケジュール作成
- ・予算調整
- ・衣装選定
- ・会場のセットアップ
- ・打ち合わせ
- ・式と披露宴の進行管理
- ・招待状や引出物の準備
上記のように、細部にわたる計画と実行が求められます。打ち合わせのなかにはケーキや料理のほかに、音楽や映像といった演出も含まれるので、対応する内容も幅広いでしょう。
式の当日にやること
結婚式の当日にやることは、以下のとおりです。
- ・挙式・披露宴会場の確認
- ・新郎新婦の動作フォロー
- ・現場担当者と進行状況の確認
当日は前日よりも業務内容は多くありませんが、イベントが円滑に運ぶように全体を仕切るのが主な仕事になります。結婚式と披露宴は人生の重要なイベントであるため、プランナーはしばしば長期にわたりクライアントと密接に関わり、一度に複数のカップルを担当することが一般的です。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
太田雅子
ウエディングプランナーという職種はプランナーという言葉が入ってはいますが、大枠では「営業職」です。利用者さまに寄り沿って結婚式のプランを考えますが、利益に対するノルマが発生する可能性があります。
未経験からチャレンジする場合は、何らかの顧客折衝の経験や数字を意識した経験を問われることも。販売職や営業職などで経験をつけてからチャレンジすると就職が成功しやすくなるでしょう。
高卒ウエディングプランナーの給料
日本版O-netの「ブライダルコーディネーター」によると、ウエディングプランナーにおける給料の全国平均は約381万円となっています。ただし、年齢別でみると高卒者に該当する19~20歳における平均給料は約229万円となっていることから、全国平均より少し金額が下がるでしょう。
正社員としての年収は「正社員の給料を分類別に紹介!病欠時の給与計算や前払いの可否も解説」のコラムで解説しているので、どのくらい差があるのか比べるとときの参考にしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
ブライダルコーディネーター
ウエディングプランナーに向いている人の特徴
ウェディングプランナーは、結婚を控えた新郎新婦やその家族からの希望や意見を反映させつつ、理想の結婚式を総合的に演出するブライダル業界の専門家です。クライアントの希望するイベントを実現させるために、コミュニケーションや提案力、対応力が求められるでしょう。
以下で、それぞれ解説しているので、自分に活かせる適性があるか確認するときの参考にしてみてください。
コミュニケーション能力が高い
ウエディングプランナーは新郎新婦が希望するものを理解する必要があるため、コミュニケーション能力が求められるでしょう。最近は自分たちだけのオリジナルな結婚式を望むカップルが増えているため、プランナーがクライアントの要望を正確に理解し、具現化することが求められます。
担当する顧客の年齢層や好みは多種多様なので、どの顧客にも対応できる高いコミュニケーション能力が役立つでしょう。人を喜ばせることが好きで対人関係を楽しむ傾向がある人は、ウェディングプランナーとして成功する可能性が高いです。
臨機応変に対応できる
臨機応変に対応できる能力も、ウエディングプランナーに求められる人の特徴といえるでしょう。クライアントの夢を現実に変えるためには、詳細な打ち合わせや積極的なアイデア提案が不可欠です。
典型的な式ではなく、顧客の好みや希望に合わせて「ここに装飾を加えてはどうでしょう?」「こんなシーンを演出するのはいかがでしょうか?」という臨機応変に提案することは、結婚式を特別なものにする重要な要素であり、効果的な営業技術もまた必要とされます。
営業職として力をつけてからウエディングプランナーを目指したい方は、営業職への理解を深めておきましょう。「営業職とは?きついって本当?向いている人の特徴や年収、目指し方を解説!」のコラムで営業職の種類や仕事内容を解説しているので、参考にしてみてください。
高卒のウエディングプランナーが活躍する職場
結婚式の準備を進めるカップルの間では、「写真のみでシンプルに」「コストを抑えたい」「親族中心で行いたい」「豪華に飾り付けたい」といったさまざまなニーズが見られます。結婚式と披露宴のスタイルが多様化しているため、ウェディングプランナーの求められる提案内容の範囲も拡大しています。ウェディングプランナーとしてのキャリアパスには、以下のような選択肢があります。
ホテルの宴会企画部
- 専門の結婚式場
- レストラン
- ブライダルプロデュース企業
特に、ブライダルプロデュース企業では、提携しているゲストハウス、カフェ、美容院など、さまざまな施設でウェディングイベントを手掛けることがあります。ホテルの豪華な披露宴会場やカジュアルなレストランで働く場合、取り組むウェディングプランの内容やアプローチが異なるでしょう。自分がどのようなタイプのウェディングプランナーになりたいか、どのようなサービスを提供したいかを明確にし、それに合った就職先を見つけ出すことがおすすめです。
自分のやりたいことが見つからない方は、「やりたいことの見つけ方を解説!就活・転職活動で重視するポイントとは?」のコラムで見つけるコツを解説しているのでチェックしてみてください。
高卒からウエディングプランナーを目指すのにおすすめの資格
ウェディングプランナーになるために、特定の資格が絶対に必要というわけではありませんが、資格を持っていると選考過程で有利になることがあります。以下で、高卒からウェディングプランナーを目指す方に推薦される資格を解説しているので、資格取得するときの参考にしてみてください。
ABC協会認定ブライダルプランナー検定
ABC協会(American Bridal Consultant Association)によって実施されるこの資格試験は、国内外を問わずブライダル業界で広く認知され、多くのプランナーが保有しています。試験範囲には、日本の伝統的な結婚式やキリスト教式結婚式の基本、西洋式ウェディングの流れ、イベントコーディネーション、顧客サービスなどが含まれます。
資格は1級と2級に分かれており、どちらも受験に特別な条件は設けられていません。1級に合格するとアシスタントブライダルプランナーの認定を受け、さらに実務経験を積むことでプロフェッショナルブライダルコンサルタントへとステップアップが可能です。
BIAアシスタント・ブライダル・コーディネーター検定
日本ブライダル文化振興協会(Bridal Industry Association, BIA)が提供するこの資格は、ブライダル業界で働くことを目指す人々、特に学生や社会人に推薦されます。BIAが指定する教育機関やホテルの従業員が受験対象です。
試験は、ブライダル業界での基本的な業務知識や接客スキルに関するペーパーテスト、論文、面接から構成されているのが基本。特に、日本の結婚式に関心がある方に適した資格といえるでしょう。
高卒からの就職に不安があるならプロに相談しよう
ウエディングプランナーに興味があるものの、学歴に自信がなく就職できるか不安といった方は、就職・転職エージェントに相談するのも手です。就職・転職エージェントに相談することで、プロの視点からアドバイスを得られるので就職に対する不安を解消できるでしょう。
「高卒から就職を成功させたい」「自分に合った働き方をしたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。若年層に特化した就職・転職支援サービスのハタラクティブでは未経験OKの求人も多数保有しているので高卒向けの求人はもちろん、中卒や第二新卒、既卒など学歴別に適した求人のご提案が可能です。
専属のキャリアアドバイザーが求人の紹介から内定後までサポートするので、安心して就活や転職活動に臨めるでしょう。また、応募書類の添削や面接対策も行うので、スムーズに選考を進めたい方は、ぜひご利用ください。
高卒からウエディングプランナーを目指す方によくある疑問Q&A
ここでは、高卒からウエディングプランナーを目指す方によくある疑問をQ&A形式で解決しています。効率的に求人を探す方法にも触れているので、ぜひチェックしてみてください。
高校卒業後にウエディングプランナーになれますか?
ウエディングプランナーになるには、学歴は求められにくいので高校卒業後に就職可能です。
ただし、コミュニケーション能力や提案力が求められる傾向があるので、アルバイトや営業職で経験を積んでから目指すのも良いでしょう。コラム内の「高卒からウエディングプランナーを目指す方法」で目指す方法を解説しているので、自分に合ったなり方を見つけてみてください。
ウエディングプランナーになるために必要な資格はありますか?
ウエディングプランナーになるために必要な資格は特にありません。
ただし、「ABC協会認定ブライダルプランナー検定」や「BIAアシスタント・ブライダル・コーディネーター検定」といった資格を取得することで、選考が有利になる可能性があるでしょう。コラム内の「高卒からウエディングプランナーを目指すのにおすすめの資格」で資格について解説しているのでチェックしてみてください。
高卒から応募できる求人を効率的に探す方法はありますか?
高卒から応募可能な求人を効率的に探したい方は、就職・転職エージェントを利用するのがおすすめです。就職・転職エージェントを介して提案される求人は、あなたの適性をもとに選ばれるのでミスマッチを防げるでしょう。就職・転職エージェントのハタラクティブでは求人提案はもちろん、すべて担当者が足を運んだ優良企業なので、社風もお伝え可能です。自分に合った職場を見つけたい方は、ぜひハタラクティブへご相談くださいね。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube