この記事のまとめ
- 大学院を中退後フリーターをしている場合も、最終学歴は「大卒」として就職活動ができる
- フリーター期間が長くなるほど就職が難しくなる傾向があるため、早めに行動するのがおすすめ
- 大学院の中退理由やフリーター期間の過ごし方をポジティブに伝えることが就職成功の鍵
- 大学院中退後フリーターをしている方におすすめの仕事は、営業職やITエンジニアなど
「大学院中退後、フリーターをしていて就職できるか不安…」という方もいるでしょう。就職したいと思っても、今までの経歴が就職活動で不利に働くのではないかと不安になりますよね。
大学院を中退した場合でも最終学歴は「大卒」として扱われるため、求人の選択肢が大きく狭まることはありません。ただし、フリーター期間が長くなるほど就職が難しくなる傾向があるため、早めの行動が大切です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中野さんのアドバイスのもと、大学院を中退したフリーターが抱える就職活動の悩みや、就職成功のための5つのステップ、おすすめの職種などを紹介します。正社員就職を目指している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
大学院中退フリーターの就職事情について知ろう!
「大学院を中退後、フリーターをしている」という経歴に不安を感じている人もいるかもしれませんが、実際の就職市場ではどのように評価されているのでしょうか。
以下で、大学院中退フリーターの就職事情について見ていきましょう。
大学院を中退した場合の最終学歴は「大卒」
大学院を中退した場合、最終学歴は「大卒」となるのが一般的です。大学院に進学したあと中退したとしても、大学は卒業しているため「大卒」の学歴をもって就職活動を行えます。
履歴書に学歴を記載する際は、下記のように、大学の卒業日と大学院の入学日・中退日を明記しましょう。
- 2025年3月 ○○大学△△学部 卒業
- 2025年4月 ○○大学大学院△△研究科 入学
- 2025年9月 ○○大学大学院△△研究科 中退
このように記載することで、「大学院に進学した」という経験を採用担当者に伝えられます。たとえ中退であっても、大学院での経験はマイナス要素というわけではなく、むしろ専門分野への関心や学習意欲の高さを示す材料となることがあるでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中野 来未
大学院を中退した方から「学歴で不利になるのでは…」というご相談をよくいただきますが、ご安心ください。大学院を中退した場合でも、最終学歴は「大卒」です。これは、中卒や高卒の方に比べて、応募できる求人の幅が広いというメリットになります。
また、採用担当者は学歴そのものよりも、「中退という経験を通して何を考えたのか」「フリーター期間をどのように過ごしたのか」など、あなたの人柄を重視するでしょう。中退したことを後ろ向きに捉えず、前向きに就職活動に臨んでくださいね。
7割以上がフリーターからの就職に成功している
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No. 213(p.126)」によると、フリーターから正社員になろうとした「大学・大学院卒」の方のうち、実際に正社員になれた人の割合は72.8%です。
先述したように、大学院を中退した場合の最終学歴は「大卒」となるため、大学院中退後にフリーターをしていたとしても、7割以上は正社員就職に成功していると考えられます。このデータから、大学院を中退したことにより、就職活動が大きく不利になる可能性は低いでしょう。
しかし、下記のグラフから分かるように、フリーター継続期間が長期化するほど、正社員としての就職が難しくなる傾向があります。
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No. 213(p.128)」
フリーターから正社員就職を目指す場合、早めに行動を開始することが大切なポイントといえます。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
大学院中退フリーターが就活で抱える悩み4選
大学院を中退してフリーターをしている方が就職活動を始めるとき、不安や悩みが浮かぶこともありますよね。「自分の経歴は不利なのではないか」「どのように説明すべきか」など、さまざまな疑問を抱えていることでしょう。
ここでは、大学院中退フリーターが就職活動でよく抱える4つの主な悩みについて、一つひとつ解説していきます。これらの悩みを理解し対策を知ることで、より自信をもって就職活動に臨めるでしょう。
大学院中退フリーターが就活で抱える悩み
- 大卒と比べて大学院中退は就職に不利?
- 大学院を中退したら新卒枠で就活できる?
- 大学院中退者は資格なしでも就職できる?
- 大学院を中退したことで入社後に昇進できない?
1.大卒と比べて大学院中退は就職に不利?
なかには「中退」という経歴に対してマイナスイメージを抱く企業もあるかもしれませんが、就職活動において必ずしも不利になるわけではありません。
なぜなら、先述したように大学院を中退した場合の最終学歴は「大卒」であり、中卒や高卒の方と比べて求人の選択肢が狭まりにくいからです。また、多くの企業は、学歴よりも「入社後にどのように活躍してくれるか」を重視して採用活動を行っています。
大切なのは、なぜ「中退」という決断をしたのかを前向きに説明することです。中退した理由を「研究が合わなかった」だけでなく、「社会に出て即戦力として活躍したいという思いが強くなった」といったポジティブな理由に転換して説明できれば、むしろ好印象を与えられる可能性もありますよ。
2.大学院を中退したら新卒枠で就活できる?
大学院を中退してからの期間や年齢にもよりますが、基本的には「既卒」または「第二新卒」として扱われることが多いでしょう。厳密な新卒枠での応募は難しいと考えられますが、中退してから1〜3年程度であれば第二新卒枠での応募が可能な場合があります。
第二新卒向けの求人は、研修制度が充実しており、基礎からしっかり学べるケースが多いでしょう。フリーターとしての経験を積極的にアピールすることで、「社会人経験がある」と評価され第二新卒枠で内定をもらえる可能性があります。
求人情報を集める際は、「既卒」「第二新卒向けの求人」の求人を視野に入れてみましょう。新卒や既卒、第二新卒の違いについては、「新卒とはいつまで?第二新卒・既卒との違いや入社時期によるメリットを解説」のコラムをご覧ください。
3.大学院中退者は資格なしでも就職できる?
特定の業界や職種では資格が必須または有利になる場合がありますが、資格なしでも就職は可能です。資格の有無よりも人柄や意欲、ポテンシャルなどを重視している企業は少なくありません。また、入社時に必須となる資格のない求人もたくさんあります。
しかし、資格を保有しておくことで、あなたの意欲や向上心のアピール材料となることもあるでしょう。資格取得を検討する場合は、自分が目指す業界や職種で有利になる資格を選ぶことが大切です。
「フリーターにおすすめな資格や取得するメリットは?有効な勉強法も解説」のコラムでは、フリーターにおすすめの資格を紹介しているので参考にしてみてくださいね。
4.大学院を中退したことで入社後に昇進できない?
大学院中退の経歴により、就職後の昇進に影響が出る可能性は低いでしょう。昇進できるかどうかは、入社後のパフォーマンスや成果、スキルアップへの姿勢に基づいて決まるのが一般的です。そのため、学歴に関係なく昇進のチャンスはあるといえます。
大切なのは、大学院中退という過去ではなく、これからどのように成長していくかという姿勢です。前向きな態度で仕事に取り組み、成果を出し続けることで昇進を目指せるでしょう。
大学院中退フリーターに特化した就職成功までの5ステップ
大学院中退からフリーターを経て正社員就職を目指すには、計画的に就職活動を進めることが大切です。ここでは、「大学院中退フリーター」という状況に特化した就職成功のための5つのステップを紹介します。
以下のステップを一つひとつ着実に進めることで、自信をもって就職活動に臨めるでしょう。
大学院中退フリーターに特化した就職成功までのステップ
- 自己分析を行う
- キャリアプランを立てる
- 就職活動の方向性を決める
- 応募書類での自己PRの方法について学ぶ
- 面接対策を行う
1.自己分析を行う
就職活動の第一歩は自己分析です。自分自身を客観的に見つめ直すことから始めましょう。
大学院中退後フリーターをしている方は、「大学院の中退を決断した理由とそこから学んだこと」「フリーター期間で身につけた能力」などを掘り下げてみることもポイントです。
自己分析を通じて「自分は何ができるのか」「何に興味があるのか」「どのような環境で働きたいのか」を明確にしておくことで、次のステップであるキャリアプラン作成がスムーズになりますよ。
2.キャリアプランを立てる
自己分析で明らかになった強みや興味をもとに、具体的なキャリアプランを立てましょう。キャリアプランを作成するときは、短期的な目標だけでなく、5年後、10年後にどうなっていたいのかをイメージすることが大切です。
また、大学院での経験やフリーター時代の学びを活かせる道筋を考えるのもおすすめ。たとえば、研究で培った分析力を活かせる職種や、アルバイトで身につけたコミュニケーション能力を発揮できる業界など、自分の強みと仕事のマッチングを意識してみましょう。
「面接でのキャリアプランの答え方は?例文や思いつかない際の対処法もご紹介」のコラムでは、キャリアプランの例文や思いつかないときの対処法を紹介しているので参考にしてみてくださいね。
3.就職活動の方向性を決める
キャリアプランをもとに、具体的な就職活動の方向性を決めていきましょう。大学院中退フリーターの場合、大学や大学院で培った専門知識や研究スキルを活かせる仕事を探したり、未経験から挑戦しやすい仕事を探したりとさまざまな選択肢があります。
就職サイトの適性診断や職業興味テストなどを活用して、自分に合った業界や職種を客観的に判断するのもおすすめです。また、ハローワークや就職エージェントなどの就職支援サービスを活用し、プロに相談するのも一つの方法でしょう。
就職活動の方向性が定まったら、その業界・職種に特化した情報収集を始めましょう。業界のトレンドや求められるスキル、採用動向などを把握することで効率的な就職活動が可能になります。
4.応募書類での自己PRの方法について学ぶ
大学院を中退しフリーターとして働いている方が履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成する際は、その経歴を考慮した工夫が必要です。応募書類には、大学院での研究内容やフリーター期間の仕事内容について具体的に記載しましょう。
単に研究テーマを挙げるだけでなく、データ分析やプレゼンテーション能力など、そこで培われたスキルを強調することが大切です。また、フリーター期間の仕事内容は、顧客対応力やマネジメント経験などがアピールできるような、具体的なエピソードや数字を交えると説得力が増します。
提出前に第三者に添削してもらったり、誤字脱字がないかチェックしたりといった入念な準備をすることで、面接官に「丁寧な人だ」という印象をもってもらえるでしょう。
5.面接対策を行う
書類選考を通過したら面接対策を行いましょう。志望動機や長所・短所、自己PRなど、よく聞かれる質問に対する回答を準備しておくことが大切です。
また、大学院中退後にフリーターをしている場合、その経験について聞かれることがあります。たとえば、以下のような質問をされる可能性があるので、前向きな姿勢や就職への意欲が伝わる回答を準備しておきましょう。
- ・大学院を中退した理由は何ですか?
- ・フリーター期間は何をしていましたか?
- ・なぜ今、正社員として就職しようと思ったのですか?
回答内容を準備しておくだけでなく、実際に自信をもって答えられるように練習しておくことも大切です。友人や知人に協力してもらって模擬面接を行ったり、声に出して答える練習をしたりしましょう。
面接練習の必要性ややり方について詳しくは、「面接練習は必要?やり方は?効果的に進める方法や意識すべきポイントを解説」のコラムをチェックしてみてくださいね。
中退理由とフリーター期間の過ごし方はセットで語ろう
「なぜ大学院を中退し、その後のフリーター期間で何を学んだのか」ということを論理的に、そして前向きに話せるように準備しましょう。一貫性のある話をすることで、あなたの選択に筋が通っていることを示せる可能性があります。
「研究よりも実務経験を積みたいと考え中退し、接客業で人と接するスキルを磨きながら、将来のキャリアについて考える時間をもちました」といったように、中退からフリーター、そして正社員志望へとつながる一連の流れを組み立てておくのがおすすめです。
大学院中退フリーターの就職活動成功のためのポイント
大学院中退フリーターが、就職活動を成功させるためのポイントを紹介します。これらのポイントを押さえることで、あなたの強みを効果的にアピールできるでしょう。
空白期間を有効活用したアピール方法を考える
フリーター期間は、決して「空白期間」ではありません。この期間をどのように過ごしたかによって、企業のあなたに対する評価は変わってくるでしょう。
たとえば、アルバイトを通して培ったスキルや、フリーター期間中に資格取得やスキルアップに取り組んだ経験は、採用担当者からプラスに評価される可能性があります。具体的なエピソードを交えながら、どのような学びやスキルを得たのかをアピールしましょう。
「空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムでは、空白期間について面接で説明するときのポイントを解説しています。あわせて目を通してみてくださいね。
企業研究を行い、企業が求める人物像を把握する
企業研究は、就職活動の成功に欠かせません。企業の事業内容やビジョン、社風、どのような人材を求めているのかなどを事前に把握しておくことが大切です。
企業研究を徹底することで、面接で「なぜこの会社で働きたいのか」という質問に対し、説得力のある回答ができます。また、企業が求める人物像を把握しておけば、あなたの経験がその企業でどのように活かせるのかを具体的に話せるでしょう。
中退理由はポジティブに説明する
中退理由はネガティブに捉えるのではなく、ポジティブな決断だったと説明することが大切です。「研究が嫌になった」といった言い方ではなく、「自分のキャリアを真剣に考えた結果、できるだけ早いうちからアルバイトを通して経験を積みたいと思った」と前向きな姿勢を伝えましょう。
自分の意思で決断したことをはっきり伝えることで、自己決定能力や行動力がある人物だという印象を与えられる可能性があります。
「大学院を中退しても就職できる?就活の成功法をご紹介」のコラムでも大学院中退後に就職を成功させる方法について解説しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
大学院中退フリーターにおすすめの職種5選
大学院中退後にフリーターをしている方におすすめの職種を5つ紹介します。これらの職種のなかから、あなたの興味や適性に合うものを見つけて就職活動の参考にしてくださいね。
大学院中退フリーターにおすすめの職種
- 営業職
- ITエンジニア
- 介護職
- サービス職
- 公務員
1.営業職
営業職は、顧客と直接関わり、自社の製品やサービスを提案する仕事です。学歴や職歴よりもコミュニケーション能力や実績が重視される傾向があり、「中退」や「フリーター」などの経歴がハンデになりにくいのがメリット。接客業のアルバイト経験がある場合は、そのスキルを活かしやすいでしょう。
内定をもらうためには、アルバイトを通して培った対人スキルを具体的にアピールするのがポイントです。「お客さまのニーズを引き出すために、どのような質問をしたか」「クレーム対応でどのように冷静に対応したか」など、具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
下記は、営業職のなかでも「法人営業」についてまとめたものです。
| 仕事内容 | 企業を対象に製品やサービスを提案・販売する営業活動で、BtoBとも呼ばれる |
| 平均年収 | 652.6万円 |
| 向いている人 | ・精神力が強い人 ・論理的な思考ができる人 ・失敗から学べる人 |
| ポイント | ・成果、頑張りが評価や収入に反映されやすく、業界によっては高年収が狙える ・大きい金額を扱えるため、組織のなかでも重要度が高い ・経済や業界の動向に関する知識も求められる |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag コンサルティング営業(IT)」
営業職の種類や仕事内容について解説している「営業職とは?どんな種類がある?仕事内容や就活成功のポイントを解説!」のコラムも、あわせてチェックしてみてくださいね。
2.ITエンジニア
ITエンジニアは、Webサイトやアプリ、システムなどを開発する仕事です。人材不足の傾向があり、未経験者向けの求人が多いのが特徴。また、学歴よりもスキルや実力が評価されやすいため、大学院中退後フリーターをしている方が挑戦しやすい仕事といえます。
独学やプログラミングスクールでスキルを身につけることで、選考時のアピールポイントとなるでしょう。また、ポートフォリオを作成し、プログラミングスキルを可視化することもおすすめです。
面接では「なぜITエンジニアになりたいのか」「どのような技術に興味があるのか」を伝えましょう。以下は、ITエンジニアのなかから「システムエンジニア(Webサービス開発)」の仕事についてまとめたものです。
| 仕事内容 | Webサービスの設計から開発、保守運用まで一連の工程を担当し、システムを構築する |
| 平均年収 | 574.1万円 |
| 向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味をもっている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
| ポイント | ・学歴や資格が必須とされることは少ない・在宅・リモート勤務、フレックス制で働ける場合が多い ・技術だけでなくコミュニケーション能力も重視される |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag システムエンジニア(Webサービス開発)」
エンジニアとはどのような仕事なのか詳しく解説している「エンジニアとはどんな仕事?種類や役割は?就職転職を成功させる方法も解説」のコラムにも、目を通してみてくださいね。
3.介護職
介護職は、高齢者や障がい者の生活をサポートする仕事です。学歴や経歴よりも人柄や思いやり、コミュニケーション能力などが重視される仕事のため、大学院中退後フリーターをしている方も挑戦しやすい仕事といえます。
介護職で内定をもらうには、まず「なぜ介護の仕事に興味をもったのか」を具体的に説明することが大切です。また、アルバイトなどで培ったコミュニケーション能力や協調性をアピールしましょう。相手の気持ちに寄り添えるかどうかが評価のポイントの一つになります。
以下で、介護職の仕事内容や平均年収などを紹介するので参考にしてみてくださいね。
| 仕事内容 | 高齢者や障がいのある方の日常生活を支援し、自立に向けた介護や生活援助を行う |
| 平均年収 | 378.6万円 |
| 向いている人 | ・相手の気持ちを察知できる人 ・細かい観察力のある人 ・福祉系の専門知識を学び、活かす意欲のある人 |
| ポイント | ・24時間体制の施設が多い ・人材不足により、需要は増加傾向にある ・労働環境や賃金を改善する動きが進行している |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 訪問介護/ホームヘルパー」「施設介護員」
4.サービス職
サービス職は、ホテルやアパレル、飲食業など多岐にわたります。おもてなしの心やマナー、対応力などが評価されやすい職種であり、アルバイト経験を直接活かしやすいため大学院中退後フリーターをしている方におすすめです。お客さまの笑顔を直接見られることがやりがいにつながりやすい職種でもあります。
フリーター期間中に接客のアルバイト経験がある場合は、その経験を具体的なエピソードで語ることが内定をもらうコツです。たとえば、「お客さまに喜んでもらうために、どのような工夫をしたか」「クレーム対応で、どのように相手を納得させたか」などを具体的に話しましょう。
以下で、サービス職のなかから「ホテルスタッフ」の仕事内容や平均年収などを紹介するので、仕事選びの参考にしてみてくださいね。
| 仕事内容 | ホテルで宿泊客の受付、案内、客室清掃、荷物運搬など、快適な滞在のための各種サービスを提供する |
| 平均年収 | 338.3万円 |
| 向いている人 | ・ホスピタリティ精神があり、笑顔で接客できる人 ・清潔感や身だしなみに気を配れる人 ・臨機応変に対応できる人 |
| ポイント | ・「ホテル、マネジメント技能士」「サービス接遇検定」などの資格があると業務に活かせる ・学歴問わず挑戦でき、入社後に研修を受けることが多い ・外国人旅行客の増加により、語学力を求められることがある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag フロント(ホテル・旅館)」「客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)」「接客担当(ホテル・旅館)」
5.公務員
公務員は、安定した働き方ができるため、長期的なキャリアを築きたい方におすすめです。学歴や職歴に関係なく、筆記試験や面接などで合否が決まるため、大学院中退という経歴が不利になりにくいでしょう。
公務員として働くには、公務員試験に合格する必要があります。独学や予備校に通うなどして、計画的に勉強を進めましょう。面接では、「なぜ公務員になりたいのか」「公務員としてどのように社会に貢献したいのか」を伝えることが大切です。
公務員にもいろいろありますが、以下で「地方公務員」の仕事内容や平均年収などを紹介します。
| 仕事内容 | 地方自治体で行政施策の企画立案や予算編成、住民へのサービスに関する事務処理を行う |
| 平均年収 | 481.4万円 |
| 向いている人 | ・幅広い行政分野に関心がある人 ・責任感、奉仕の精神をもつ人 ・公正かつ中立な判断ができる人 |
| ポイント | ・試験は3つの区分(大学卒業程度、短大卒業程度、高校卒業程度)に分けられる ・行政内部での異動が多い ・政令指定都市は、都道府県と同等の役割と機能を担う |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 地方公務員(行政事務)」
「公務員就職は既卒で目指せる?試験概要やうまくいかないときの対処法を解説」のコラムでは、公務員試験の概要を紹介しているので、あわせて読んでみてくださいね。
参照元
厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」
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まとめ
大学院を中退してフリーターをしている場合も、最終学歴は「大卒」であり就職は十分に可能です。
大切なのは、中退理由やフリーター期間をネガティブに捉えずに、ポジティブな経験として語ること。まずは自己分析から始めて、自分に合った職種を見つけることが就職活動の第一歩です。このコラムで紹介したポイントを参考に、自信をもって就職活動に臨んでくださいね。
就職エージェントのハタラクティブでは、フリーターや既卒、第二新卒などの若年層に特化した就職支援を行っています。
専任のキャリアアドバイザーがあなたの経歴や強み、性格などをよくヒアリングしたうえで、厳選した求人を5~6社ご紹介。サービスの一環として面接対策も実施しているので、「中退理由やフリーター期間をどのように説明したら良いのか分からない…」という方へのアドバイスも可能です。
応募書類の添削や企業とのやりとりの代行、内定後の入社準備のサポートなど、就職活動を全面的にお手伝いします。就職を目指している方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。
大学院中退フリーターの就職に関するよくある質問
最後に、大学院中退フリーターの方々からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。就職活動を進めるなかで生じる不安や疑問の解消にお役立てください。
大学院中退のフリーターは人生詰みって本当ですか?
いいえ、そのようなことはありません。多くの企業は学歴よりも、あなたのポテンシャルや人間性、仕事に対する熱意を重視して採用活動を行っています。
大切なのは、今までの経歴をネガティブに捉えず「その経験から何を学び、将来どうなりたいのか」を明確にすることです。中退の経験やフリーター期間を「遠回り」ではなく、「自分のキャリアを見つめ直すための貴重な時間」だと捉え、自信をもって就職活動に臨みましょう。
大学院中退の経歴は「逃げ」だと思われますか?
企業からそのように捉えられる可能性はゼロではありません。しかし、大切なのは「なぜその選択をしたのか」を論理的かつ前向きに説明できるかどうかです。
たとえば、「研究内容が自分のキャリアと合わないと感じ、より社会に貢献できる仕事がしたいと思った」というように、自身の意思で決断したことを伝えましょう。あなたの主体性や行動力をアピールするチャンスだと捉えることがポイントですよ。
大学院中退後の就職活動がうまくいきません…
就職活動がうまくいかないと感じているなら、まずは一度立ち止まって、これまでの活動を振り返ってみましょう。
もし一人での対策が難しいと感じたら、就職支援サービスなどを利用してみるのもおすすめです。プロのサポートを受けることで、客観的な視点からアドバイスをもらえ、新たな気づきが得られるかもしれません。
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