- ハタラクティブ プラスTOP
- 仕事のお悩みの記事一覧
- 仕事の流れが覚えられないのはなぜ?よくある原因や悩むときの対処法を解説
仕事の流れが覚えられないのはなぜ?よくある原因や悩むときの対処法を解説
この記事のまとめ
- 仕事を覚えられない原因は、「仕事量が多過ぎる」「業務と適性のミスマッチ」など
- 仕事を覚えられないままだと会社からの信用が得にくいため、キャリアに影響しかねない
- 仕事が覚えられない人は、「失敗を振り返らない」「疑問を放置する」などの特徴がある
- 仕事が覚えられないと悩むときはメモをとったり、すぐに質問したりするのがおすすめ
仕事を覚えられずに悩んでいる人もいるでしょう。仕事を覚えられないままだと、「この仕事は自分に合っていないのではないか」と不安になりますよね。
仕事を覚えられない原因には、「仕事の目的を理解できていない」「仕事内容と適性が合っていない」などさまざま挙げられます。仕事を覚えられない原因を明確にして適切な対策を行えば、効率良く仕事を進められるようになるでしょう。また、入社して間もない場合は焦らずに、一つずつ覚えていけば問題ありません。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの林さんのアドバイスを交えつつ、仕事が覚えられないときによくある原因をまとめました。また、仕事を覚えられない人にみられる特徴や悩むときの対処法もご紹介しているので、参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
仕事が覚えられないときによくある7つの原因
仕事が覚えられないと悩むときは、原因を探しましょう。原因を明確にして適切な対策ができれば、悩みが解消される可能性があります。
仕事が覚えられないからといって、自分を責めるのは避けましょう。以下で、仕事が覚えられないときによくある原因を7つ解説するので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
仕事が覚えられないときによくある原因
1.入社して間もない
仕事を覚えられないのは、入社して間もないことが原因の場合があります。入社直後から数ヶ月間は「研修期間」として職員の名前をはじめ、会社のルールや業務内容、進め方などを覚える時期です。
企業側も仕事を覚えている段階と捉えているうえに、最初から完璧に覚えられる人はいないので「なかなか覚えられない」と落ち込む必要はありません。入社して間もない場合は、一つひとつの仕事を着実に覚えることを心掛けましょう。
特に入社して2日目や3日目に不安を感じやすい
入社してから2日目や3日目は、比較的不安を感じやすい時期といえるでしょう。初日に教えてもらったことに加えて、新しい情報が入ってくる時期のため「すべて覚えられるかな」と不安を感じやすくなります。
また、新しい環境や業務の進め方にまだ慣れていない不安感から、ストレスを感じる場合もあるでしょう。入社間もないときの不安は一時的なものです。徐々に覚えていけば問題ないので焦る必要はありませんよ。
2.仕事量が多過ぎる
覚える仕事量が多過ぎるのも、覚えられない原因の一つです。仕事量が多過ぎると目の前の仕事をこなすのに必死になって、一つひとつの業務を理解する時間を確保するのが難しくなるでしょう。
また、メモをとっていても内容を整理したり振り返ったりできない可能性があります。結果として、仕事を覚えられない状況に陥ることがあるでしょう。
3.仕事の目的を理解できていない
仕事の目的を理解できていないと、覚えられない原因になるでしょう。業務内容を教えてもらっても目的が分からないと作業になります。仕事の全体像が把握できないままだと、仕事を覚えるのが難しくなるでしょう。
仕事の目的が不明確だと、モチベーションの低下にもつながるので注意が必要です。業務内容を教えてもらうときは、ただ手順を覚えるだけではなく、目的や理由も理解しておきましょう。業務内容に疑問点があれば、積極的に質問するのがおすすめです。
4.職場の教育制度が整っていない
職場の教育制度が整っていないと、なかなか仕事を覚えられない場合があります。研修期間が設けられていなかったり、業務内容がマニュアル化されていなかったりすると、仕事を覚えるのに時間がかかりやすくなるでしょう。
たとえば、研修期間がないまま業務に取り組むと、業務手順を確認しながら仕事を進める必要があります。マニュアルがない場合は不明点をすぐ確認できないので、上司や先輩に質問する必要があるでしょう。いずれも業務効率が悪くなるうえに、なかなか仕事を覚えられない原因になります。
5.「質問しづらい」と感じている
先輩や上司に質問しづらいと感じるのも、仕事を覚えるのに時間がかかりやすくなる原因になります。「こんなことを聞いても良いのだろうか?」と不安に感じたり、「忙しそうだから質問するのは迷惑になるのでは」と感じたりして質問をためらうと疑問を解消できず、仕事が覚えられない原因になるでしょう。
「この仕事の方法で合っているだろうか」と不安を感じたまま進めると、効率が悪くなるうえにミスにつながりやすくなります。質問しやすい雰囲気を作るために、日頃から上司や先輩と積極的にコミュニケーションをとるのが望ましいでしょう。
また、リモートワークの場合、対面と比べてほかの社員とコミュニケーションがとりにくい場合があります。あらかじめ質問したいときの対応方法を確認しておきましょう。
「未経験からリモートワークするには?おすすめの職種や正社員のなり方を紹介」のコラムでは、未経験からリモートワークを始めやすい仕事や正社員を目指すコツを解説しているので、興味がある方は参考にしてみてください。
6.仕事内容と適性が合っていない
仕事内容と適性が合っていないのも、業務の流れを覚えられない原因になります。たとえば、人とコミュニケーションを取るのが苦手にもかかわらず、営業職や販売職など人との関わりが多い職種に就いた場合、積極的に仕事に取り組むのはハードルが高くなるでしょう。
また、自分のスキルや適性が発揮できないと、モチベーションの低下にもつながります。仕事を選ぶときは、仕事で活かしたいスキルや適性を明確にすることが大切です。「自分の適職がわからない理由は?仕事探しのポイントや見つける方法を解説」のコラムでは、自分の適職に就くメリットや見つけ方を解説しているので、参考にしてみてください。
7.ハラスメントによるストレスを感じている
職場でのハラスメントによってストレスを感じている場合、仕事を覚えるのが難しくなるでしょう。精神的なストレスは集中力を低下させる可能性があるので、仕事内容を覚える余裕がなくなってしまいます。
過度なストレスは体調不良にもつながる恐れがあるので、早めに対策するのが望ましいでしょう。社内の相談窓口を利用したり、外部の機関を利用したりするのがおすすめです。状況が改善されなければ、転職を検討してみましょう。
「パワハラでの退職は会社都合?事前にすることや強要された際の対処法を解説」のコラムでは、パワハラで退職する前にやるべきことや退職までの流れを解説しているので、チェックしてみてください。
仕事を覚えられないまま取り組むリスク
仕事を覚えられないからといって、解決しないまま業務に取り組むのは避けましょう。会社からの評価や自分のキャリアに影響する可能性があるためです。以下で、仕事を覚えられないまま取り組むリスクをそれぞれ解説するので、参考にしてみてください。
会社からの信用を得にくい
仕事を覚えられないままでいると、会社からの信用が得にくくなるでしょう。たとえば、仕事を覚えられないまま業務を進めると、ミスが起こる確率が上がります。その結果、「仕事を任せられない」と判断されて、新しい仕事や責任を伴う仕事を振られにくくなるでしょう。
有期雇用は契約更新できない場合もあるため注意が必要
有期雇用の場合は、仕事を覚えられないままだと契約更新できない可能性があるので注意しましょう。派遣社員や契約社員などの有期雇用は一定期間ごとに契約を更新する形態の場合、契約更新時に会社側から能力や勤務態度、業務の習熟度などを評価されます。
ただし、正社員も解雇される可能性があるので注意しましょう。会社側から「何度も同じ注意をしても改善されず成長がみられない」と判断された場合、正当な理由として解雇が認められる可能性があります。「仕事をクビになったらどうする?解雇される理由や不当解雇の対処法を解説」のコラムでは、仕事をクビになる解雇の種類や仕事をクビになる理由を解説しているので、目を通してみてください。
希望するキャリアを積めない可能性がある
仕事を覚えられないと、希望するキャリアを積めない可能性があるでしょう。仕事を覚えられないと実績や成果を残すのが難しくなります。前項で解説したように会社からの信用を得られなければ、責任を伴う仕事も任せられなくなる傾向があるため、スキルや経験も身につきにくくなるでしょう。
実績や経験が足りないことで、希望するキャリアビジョンを実現するのが難しくなる可能性があります。市場価値が上がらずにキャリアアップの転職活動も難航する場合があるため、仕事を覚えるための工夫を考えてみましょう。
仕事が覚えられない人にみられる7つの特徴
ここでは、仕事が覚えられない人にみられる特徴を7つ解説します。その特徴が仕事を覚えられない原因になっている場合もあるので、「仕事が覚えられない」と悩んでいる方は自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
仕事が覚えられない人にみられる特徴
1.失敗した際に振り返りを行わない
仕事を覚えられない原因の一つとして、失敗した際に振り返りを行わないことが挙げられます。失敗したときに振り返らないと、原因が分からないままなので同じ失敗を繰り返す可能性があるでしょう。
失敗を繰り返すと周囲に迷惑が掛かったり、会社からの評価が下がったりすることがあります。ただし、仕事での失敗は誰しも経験することなので、過度に自分を責める必要はありません。失敗後になぜミスが起きたのか、どうすれば防げたのかを分析することが大切です。同じ失敗を繰り返すリスクを減らす工夫をして業務理解を深めれば、仕事も覚えやすくなるでしょう。
2.一人で抱え込んでしまう
一人で悩みや疑問を抱え込んでしまうのも、仕事を覚えられない人にみられる特徴の一つです。たとえば、責任感が強いと「迷惑を掛けたくない」「無能だと思われたくない」と考えることがあるでしょう。
「任された仕事は自分一人で行う」と思うと、視野が狭くなって仕事を覚えるのに時間がかかる可能性があります。また、問題が起きたときは、一人で悩んでいると問題解決が遅れることもあるでしょう。周囲を頼ることで効率良く進める方法や有力なアドバイスを得られることがあるので、必要があればサポートを求めることが大切です。
3.仕事の優先順位がつけられない
仕事を覚えられない人の特徴には、仕事の優先順位がつけられないことも挙げられるでしょう。優先順位をつけるには、各タスクの「重要度」と「緊急度」を基準に考える必要があります。業務内容を理解していないと、仕事の優先順位をつけるのが難しくなるでしょう。仕事の全体像も把握することを心掛ければ、優先順位の判断ができるようになり、効率的に業務を進められますよ。
4.疑問を放置しがち
疑問を放置しがちなのも、仕事を覚えられない人にみられる特徴です。「分からないことを聞くのが恥ずかしい」「質問している姿を周囲に見られたくない」などの理由で、解決しないままでいると仕事での疑問点が溜まり、業務効率が低下する可能性があります。
また、「まだ教えてもらっていないから分からない」と相手から教えてくれるのを待つような受け身の姿勢でいるのも、仕事を覚えられない一因です。疑問点をすぐに質問する癖をつけることで、仕事の内容を理解しやすくなるでしょう。疑問点はメモを取り、あとでまとめて調べたり、上司や同僚に質問したりするのがおすすめです。
コミュニケーション不足につながりやすい
疑問点を放置して質問しないでいると、コミュニケーション不足につながる可能性があるでしょう。こまめに質問をして積極的にコミュニケーションをとることで、仕事への理解も早まります。
また、コミュニケーション不足は仕事の効率が下がったり、ミスの発見が遅れたりするリスクも。日頃からこまめにコミュニケーションをとって、報告・連絡・相談をすることを意識しましょう。
5.ネガティブ思考な傾向がある
ネガティブな思考は、仕事を覚えられない原因になり得ます。「自分にはできない」「どうせ失敗する」といったネガティブな考えは、学習意欲や集中力を低下させ、仕事の習得を妨げる場合があるからです。
また、ネガティブ思考はストレスの原因にもなるため、パフォーマンスの低下にもつながるでしょう。周囲よりも仕事を覚えるのが遅いからといって、自分を責め過ぎる必要はありません。物事を覚えるペースは人によって異なります。一つずつ着実に覚えることを意識して、「マニュアルを確認しなくてもできるようになった」という小さな成功体験を積み重ねれば自信につながるでしょう。
生活習慣を見直すのも方法の一つ
ネガティブ思考は生活習慣を見直すことで改善される場合があるでしょう。生活習慣が乱れると、精神的なストレスにつながり、気持ちが沈みやすくなります。
「夜中まで起きている」「朝方まで眠れない」など、睡眠時間が不足すると集中力が低下するうえに、記憶を整理する能力も落ちる可能性があるので生活習慣が乱れていないか見直してみましょう。
6.仕事に興味を持てない
仕事に興味が持てないことで、覚えられない人もいるでしょう。仕事に興味を持てないと、覚えようという意欲が湧きにくく、習得が遅れる可能性があります。
最初からすべての仕事に興味を持てるわけではありません。しかし、仕事に取り組むなかで、やりがいを感じたり、達成感を得られたりすることで、徐々に興味が湧いてくることもあるでしょう。
まだ興味がある分野の仕事に出会っていないだけの可能性もあります。日頃から意欲的に仕事に取り組めば、自分の興味があるものが何か明確になってくるでしょう。
「何をしても楽しくない原因は?つまらないと感じる状態を抜け出す方法を解説」のコラムでは、何をしても楽しくないと感じる人に多い性格や特徴、何をしても楽しくない状況から脱出する方法を解説しているので、参考にしみてください。
7.仕事に対する責任感が足りていない
仕事に対する責任感が足りていないと、業務内容を覚えにくいと感じることがあります。たとえば、「間違っていたら誰かが教えてくれる」と周囲を頼り過ぎていることで、自分から学ぼうとする姿勢が失われてしまいます。
責任を感じ過ぎるとストレスになることもありますが、適度な緊張感を持って仕事に取り組めば仕事も覚えられるうえにミスも防げるでしょう。責任を持って取り組んだ仕事で成果を出せれば、達成感ややりがいにもつながりますよ。
仕事が覚えられず「怖い」と感じる理由
「仕事をするのが怖い」「仕事に行きたくない」と感じるのは、仕事を覚えられないことが原因になっていることがあります。以下で、仕事が覚えられず「怖い」と感じる理由を解説するので、原因が分からない方は参考にしてみてください。
労働環境が自分に合わない
仕事を覚えられずに「怖い」と感じるのは、労働環境が合っていない可能性があります。企業研究をしっかり行っても、人間関係や社風は実際に入社してみないと分からないのが現実です。
たとえば、福利厚生や教育制度が整っていても質問しづらい社風だったり、人間関係が良くなかったりすると、「質問するのが怖い」「迷惑がられるのでは」と感じて仕事を覚えられなくなる可能性があります。
ほかにも、労働時間が長いと、休息の時間が十分に取れなかったり、睡眠不足になったりすることで集中力が低下して仕事を覚えにくくなる場合もあるでしょう。仕事の進め方や覚え方を工夫しても改善されない場合は、労働環境が自分に合っているか確認してみるのがおすすめです。
ただし、「残業が多過ぎる」「求人票には記載なかったのに休日出勤がある」など、労働環境が良くない場合はブラック企業の可能性があります。人事部や社内の相談窓口などに相談しても状況が改善されなければ、転職を検討してみましょう。
「優良中小企業で働きたい!特徴や探し方は?メリット・デメリットも解説」のコラムでは、優良中小企業を見分けるための特徴や判断する方法を解説するので、転職活動をするときの参考にしてみてください。
職場の人間関係でストレスを感じている
職場の人間関係でのストレスは仕事を覚えられず、「怖い」と感じることがあります。職場の雰囲気が悪いと職場に行くのが億劫になったり、職場にいるのが苦痛に感じたりして仕事を覚えるモチベーションを保ちにくくなるでしょう。
人の顔色を伺いながら仕事に取り組むことで、疲労も蓄積されて集中力の低下を招きやすくなります。仕事をするうえで人間関係は重要な要素の一つです。「人間関係で仕事を辞めるのは甘え?悪くなる原因や転職する際の注意点を解説」のコラムでは、人間関係で仕事を辞める前に試すべき対処法や転職するときの注意点を解説しているので、チェックしてみてください。
過度なプレッシャーや恐怖心は萎縮につながりやすい
労働環境や人間関係など仕事上で過度なプレッシャーや恐怖心を感じると、萎縮してより仕事を覚えにくくなることがあります。仕事を覚えられないことがプレッシャーとなり、周囲の人の目を気にしたり、緊張し過ぎたりして業務が進みにくいといった悪循環になることもあるでしょう。
深呼吸やストレッチなど、自分に合ったリラックス法を見つけて実践してみるのがおすすめです。身近な人や信頼できる人に相談すると、自分が思いつかなかった対処法を得られることもあるでしょう。
「仕事が覚えられないから辞めたい」と悩むときの対処法
仕事を覚えられずに「辞めたい」と悩んでも、すぐに退職を決断するのは避けましょう。仕事を覚えられないからといって対策しないまま退職すると、転職先でも同じ悩みを抱える可能性があるためです。
仕事の覚え方を工夫すれば、仕事が楽しくなったり、やりがいを感じられたりする場合があります。以下で、「仕事が覚えられないから辞めたい」と悩むときの対処法を6つ解説するので、実施できるものから試してみてください。
「仕事が覚えられないから辞めたい」と悩むときの対処法
- メモを取る癖をつける
- ToDoリストを作成する
- 分からないことはすぐに質問する
- 仕事に関する知識を学ぶ
- 周囲とコミュニケーションをとる
- 小さな目標を立ててみる
1.メモを取る癖をつける
「仕事が覚えられない」と悩むときは、メモを取る癖をつけるのがおすすめです。分からないことを質問したときにメモを取らないと、同じ疑問を持ったときに教えてもらったことを再度確認しなければなりません。
上司からの指示やアドバイス、業務手順などの重要なことをメモに取っておけば、あとから見返せるのでミスなく進められるうえに記憶に残りやすくなります。質問時にメモを取りながら聞けば、内容をしっかりと理解しようとしている姿勢が評価されることもあるので、積極的にメモを取りましょう。
2.ToDoリストを作成する
仕事が覚えられないと感じるときは、ToDoリストを作成してみましょう。自分が任されている仕事を整理してみると、まず何をすべきかが見えてくるので優先順位もつけやすくなります。
頭のなかで整理するのではなく、紙に書き出してみると進捗状況や納期などが一目で確認できるのでおすすめです。完了したタスクにチェックを入れることで達成感を得られ、モチベーション維持にもつながるでしょう。
3.分からないことはすぐに質問する
仕事で分からないことはすぐに質問することで、覚えるスピードが上がる可能性があります。疑問点をすぐ解決することで、理解が深まるので記憶に残りやすくなるでしょう。
また、早期に質問することで問題を未然に防ぎ、業務をスムーズに進められます。一人で悩まず、上司や先輩に積極的に質問しましょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

林 瑠莉香
仕事を最初からスムーズに覚えるのは難しいでしょう。以下で、頭に入りやすい方法を伝授します。
・まずは一通り読む
・隠しながら復唱してみる
・何も見ずに言葉にしてみる
一人で実施できる方法を試しても改善されない場合は、周囲を頼るのも手です。先輩にアドバイスを聞くことは、「向上心がある」と判断される傾向があるので、恥ずかしいことではありません。積極的に周囲に相談してみましょう。
4.仕事に関する知識を学ぶ
仕事に関する知識を学ぶことで、仕事が覚えやすくなる場合があります。入社して間もない場合は、業界への理解や専門知識が乏しい傾向があるので、仕事を覚えるのが難しいと感じることがあるでしょう。
同業界にある企業に関する情報を集めたり、仕事に役立つ資格の勉強をしたりするのがおすすめです。知識を身につけるなかで分からない専門用語があれば、調べてみましょう。仕事への理解が深まれば、モチベーションが保たれ退職を避けられるでしょう。
アウトプットする機会を作るのがおすすめ
仕事に関する知識を学ぶときは、アウトプットする機会を作るのがおすすめです。学んだことを人に説明したり、文章にまとめたりすることで、理解が深まり、記憶に定着しやすくなりますよ。
また、人に説明することで自分の理解不足な点に気づき、さらなる学習意欲につながるでしょう。
5.周囲とコミュニケーションをとる
周囲とコミュニケーションをとるのも、仕事を覚えられないときに有効な対処法です。仕事内容や進め方で困ったときには、上司や先輩、同僚に相談してアドバイスを求めましょう。
質問しやすい関係を築くには、日頃から積極的に周囲とコミュニケーションをとることが大切です。周囲のサポートを得ながら仕事の疑問点が解決できれば、辞めたい気持ちが軽減するでしょう。
6.小さな目標を立ててみる
仕事が覚えられず辞めたいと悩むときは、小さな目標を立ててみましょう。遠過ぎる目標は達成までに時間がかかるので、モチベーションを保つのが難しくなります。
小さな目標は達成しやすく、成功体験も積めれば自信につながるでしょう。自信を持って仕事に取り組めれば、やりがいを感じやすくなる傾向があるため「辞めたい」という気持ちが解消できる可能性がありますよ。
対策をしても改善されない場合は部署異動するのも手
仕事を覚えられるような対策を試しても改善されない場合は、部署異動を希望するのも手です。対策を講じてもミスをしたり、覚えられなかったりする場合は、業務内容と適性が合っていない可能性があります。
業務内容が変われば、スムーズに仕事に取り組める場合があるでしょう。部署異動を希望する場合は理由を明確にしたうえで、早めに上司へ相談してみるのがおすすめですよ。
仕事が覚えられないときは転職を検討してみよう
どれだけ工夫をしても仕事が覚えられないときは、転職を検討してみましょう。業務内容と適性が合っていないと、注意してもミスをする可能性があります。
仕事で活かしたいスキルや適性を洗い出し、自分に合った職場が見つかれば仕事を覚えられないという悩みが解消される場合があるでしょう。
「どうしても仕事が覚えられない」「自分に合った仕事がしたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層の就職・転職支援に特化しています。
専属のキャリアアドバイザーが一人ひとりにつき、丁寧にヒアリングを行ってぴったりな求人や企業をご紹介。ご提案する企業はすべて担当者が足を運んだ優良企業なので、職場の雰囲気や業務内容をお伝えできます。
また、未経験歓迎の求人を多数保有しているので、スキルや経歴に自信がない方も安心して就活・転職活動ができるでしょう。サービスはすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
仕事を覚えられない人が抱きがちな疑問
ここでは、仕事が覚えられないと悩む人が抱きがちな疑問をQ&A形式で解決します。
すぐ忘れる癖を直したいです
すぐ忘れる癖を直すには、興味を持てる分野を探してみるのがおすすめです。自分の興味があるものであれば、忘れる可能性は低くなります。視野を広く持って仕事に取り組むことで、自分の興味がある分野を見つけられるでしょう。
また、メモの取り方を変えてみたり、アウトプットの機会を増やしてみるのも有効です。すぐ忘れる癖を直すには時間と努力が必要ですが、意識的に実践することで記憶力は鍛えられますよ。
興味のないことを覚えられないのを避ける方法は?
興味のないことでも仕事の重要性や意義を理解し、自分なりの関心ポイントを見つけることで、覚えやすくなります。仕事においては興味の有無にかかわらず、必要な知識やスキルを身につけるのが基本です。しかし、自分が覚えやすい方法ややりがいを見つけることで、モチベーションが低下するのを防げるでしょう。
仕事を始めて2週間経っても覚えられない場合は転職すべき?
仕事を始めてから2週間経っても覚えられないからといって、転職を決断するのは少し早い可能性があります。一般的な研修期間は約1~3ヶ月です。それでも仕事を覚えられない場合は転職を検討してみましょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブが保有している求人には、未経験者を積極的に採用している企業が多いため研修制度が充実している傾向があります。安心して業務をスタートさせたい方は、ぜひご相談ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナー
SNS : LinkedIn®・YouTube