この記事のまとめ
- 30代からの正社員就職は十分に可能であり、企業や業界によってはポテンシャル採用も見込める
- 30代が正社員就職するメリットは、生活や雇用が安定し将来設計がしやすくなること
- 職歴なしの30代におすすめの職業には、経験やスキルを問わない営業職や販売職などが挙げられる
- 資格の取得は、選考時の評価アップや就職先の選択肢を広げることにつながる
- 30代が正社員就職を成功させるためには、早めに就職活動を始めるのがおすすめ
30代から正社員を目指す場合、「20代の求職者に勝てる自信がない…」「未経験でも就職できるの?」と不安になりますよね。
しかし、30代からの正社員就職は決して遅くありません。実際に30~34歳の6割以上が正社員就職を実現しているというデータがあります。また、30代前半であれば、ポテンシャル採用の可能性も見込めるでしょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの板垣さんのアドバイスを交えつつ、30代から正社員就職を成功させるコツを解説します。おすすめの職種や就職活動に役立つ支援サービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
30代から正社員就職できる?
30代の方の正社員就職は十分に可能なので、「就職できないのではないか…」と心配しすぎる必要はありませんよ。実際に多くの30代の方が、正社員就職に成功しているというデータがあります。また、企業や業界によっては、「ポテンシャル採用」が見込める可能性もあるでしょう。
以下で30代の就職事情について詳しく解説するので、参考にしてくださいね。
30~34歳の6割以上が正社員就職を叶えている
下記の表は、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」をもとに、正社員になろうとした30~34歳の人が、どのくらいの割合で正社員就職に成功しているのかをまとめたものです。
| 正社員になれた人の割合 | |
|---|---|
| 男性 | 75.2% |
| 女性 | 63.0% |
| 男女計 | 68.5% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から(p.124)」
上記のデータから、30~34歳の6割以上が正社員として就職できていることがわかりますね。「30代は20代よりも就職難易度が上がりやすい」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、年齢の若さよりも人柄や仕事への熱意を重視している企業は少なくありません。
自分に合う仕事や企業に出会えれば、30代からの正社員就職は十分に叶えられるでしょう。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
30代前半ならポテンシャル採用も見込める
30代前半であれば「ポテンシャル採用」の可能性も見込めます。ポテンシャル採用とは、「今は経験やスキルがなくても、やる気を評価してこれからの成長に期待する」という考え方を前提とした採用方法です。
未経験者のポテンシャル採用が見込まれやすい業界には、たとえばIT業界が挙げられるでしょう。新しい技術の変化に対応できる柔軟性を持つ人材を求めている場合が多く、経験よりも新しいことを吸収する力や成長意欲を重視する傾向にあります。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

板垣拓実
就職したい企業が経歴についてシビアな場合もあるでしょう。そのようなケースでは、求職者のポテンシャルを評価してくれる会社で経験を積み、将来選べる選択肢を広げるのもおすすめですよ。
就職を成功させるには早めの行動が大切
就職成功の可能性を上げるためには、早めに行動を起こすことが大切です。
厚生労働省の「-令和5年雇用動向調査結果の概況-」によると、25~29歳をピークに30代以降は転職入職率が下がっています。
引用:厚生労働省「-令和5年雇用動向調査結果の概況-3 転職入職者の状況」
転職に限定したデータではありますが、年齢が上がるにつれて就職の難易度は高くなる傾向にあるといえるでしょう。今この瞬間が、あなたにとって就職活動を始めるチャンスの時期といえるかもしれません。
30歳職歴なしから就職するコツについては「30歳職歴なしは手遅れではない!就職活動の進め方やコツを紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
参照元
厚生労働省
令和5年 雇用動向調査結果の概要
30代から正社員就職するメリット
正社員として働くことで、生活や雇用が安定し将来設計がしやすくなるメリットがあります。将来への不安を減らすためにも、正社員就職はおすすめですよ。
以下で、30代が正社員として就職することで、どのようなメリットがあるのか詳しく解説します。
収入面
正社員は、非正規社員と比べて収入が多い傾向にあります。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」によると、正社員・正職員の平均賃金は30~34歳で30万8,500円、35~39歳で34万300円です。
| 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 | |
|---|---|---|
| 30~34歳 | 30万8,500円 | 22万1,900円 |
| 35~39歳 | 34万300円 | 22万1,600円 |
引用:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概要 (6) 雇用形態別にみた賃金」
一方、正社員・正職員以外の平均賃金は30~34歳で22万1,900円、35~39歳で22万1,600円。両者を比べると、30代後半では正社員の平均賃金が10万円以上も上回っていることがわかります。30代前半の段階でも8万円以上の差があるため、正社員として就職したほうがより多くの収入を得られる可能性が高いといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
非正規社員はボーナスや退職金が支給されないのが一般的
アルバイトやパートをはじめとする非正規社員の場合、ボーナスや退職金が支給されないことが一般的です。毎月の収入に加え、ボーナスや退職金の有無によっても正社員との収入の差は開いてしまうでしょう。
30代フリーターの就職活動の実情については、「フリーターの30代はやばい?就活が不利になる理由や成功させるコツを解説」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてくださいね。
職の安定性
正社員は、突然解雇されたり契約が打ち切られたりする心配は基本的にありません。一方で、非正規社員の方は契約期間に定めがあるのが一般的なため、契約が更新されなければ職を失ってしまいます。また、解雇が行われる場合は、正社員よりも優先されやすいでしょう。
「いつ契約が切られてしまうかわからない…」と不安に感じることなく安定して働き続けられることは、正社員として就職することのメリットといえますね。
待遇面
正社員として就職すると、福利厚生といった待遇面でもメリットを得やすくなります。たとえば、退職金や賞与(ボーナス)の支給対象を正社員のみとしている会社は少なくありません。もし今が非正規雇用社員なら、正社員になることで生涯の収入アップが見込める可能性があるでしょう。
また、社員食堂やレジャー施設の割引といった法定外の福利厚生も、正社員だけが対象で非正規社員は対象外であることがあります。正社員でなければ、会社によっては本来受けられるはずの福利厚生を使えない可能性があることを知っておきましょう。
30代で正社員就職しないデメリット
30代で正社員就職しないでいると、将来的にデメリットを感じることが増えてくるかもしれません。
以下で、どのようなデメリットがあるのか解説するので、チェックしてみてくださいね。
収入がアップしにくい
正社員として就職しないと、収入が増えにくい傾向にあります。アルバイトやパートなどの非正規社員は、昇給制度があったとしても大幅な収入アップには期待できないのが一般的です。
収入が増えない状態が続くと、将来的に生活が苦しくなったり、人生設計に不都合がでてきたりする可能性もあるでしょう。
ライフイベントに影響する可能性がある
ライフイベントに影響する可能性があることも、正社員就職しないデメリットといえます。
30代は、結婚や子育てなどのライフイベントが重なりやすい年代です。就職が決まらないと、これらのライフイベントにも影響がでる場合があります。
「経済的に安定しないために結婚を思いとどまる」「子どもの養育費に悩む」など、大切な人生の節目を迎える際に金銭面で悩んでしまうことも考えられるでしょう。
社会的信用を得にくい
社会的信用を得にくいことも、就職しないデメリットの一つです。社会的信用が得られないと、賃貸物件を借りたり、ローンを組んだりする際に審査が通りにくくなるリスクがあります。
フリーター期間や無職期間が長引くと就職が難しくなる
フリーターや無職の期間が長くなると、正社員就職が難しくなる場合があるでしょう。30代の求職者に、即戦力や実務経験を期待する企業は少なくありません。そのため、未経験分野への挑戦のハードルが高くなり、求人の選択肢が少なくなってしまう可能性があります。
ただし、就職への熱意はもちろん、フリーター期間・ニート期間をどのようにアピールするかで、企業からの評価は変わることがあります。資格の勉強をしていたり、就職先で活かせる経験をアルバイト先で積んでいたりするなど、自己啓発に努めたことは選考で評価されるアピールポイントです。
「もう30代だから…」とあきらめず、できるだけ早く就職活動を始めたほうが有利だと考えることが大切ですよ。
ニートを続けるリスクについては「『仕事したくない』とニートを続けるとどうなる?就職を目指すコツを解説」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
30代から正社員就職を成功させるコツ
「30代の正社員就職はハードルが高そう…」と不安を感じている人もいるかもしれませんが、就職活動のやり方をしっかり押さえておくことで正社員就職が成功しやすくなりますよ。
ここでは、30代の方が正社員就職を成功させるコツを紹介します。
経験よりも意欲が重視されやすい職種や業界の仕事を探す
人手不足の職種や業界、成長中の産業などでは、経験よりも意欲や人間性を重視する傾向があります。たとえば、IT業界や介護業界、建設業界などは未経験者の採用に積極的です。
これらの業界では、「やる気」「素直さ」「コミュニケーション能力」などが評価されやすいでしょう。自分の強みを活かせる分野を見つけ、熱意をしっかりとアピールするのがポイント。面接では、「学ぶ姿勢」や「成長意欲」を具体的なエピソードと一緒に伝えることを意識してみてくださいね。
「未経験OK」「経歴不問」などの求人を中心に探す
就職活動では、「未経験OK」「経歴不問」などの求人を中心に検討するのがおすすめです。経験や経歴を問わない求人は、スキルよりも人柄や可能性を評価する傾向があります。求人サイトでは、これらのキーワードで、絞り込み検索ができるので活用してみましょう。
また、中小企業やベンチャー企業は大手企業より柔軟な採用基準を持つことが多いため、視野に入れておくと選択肢が広がるかもしれません。こまめに求人をチェックすることで、自分に合った仕事が見つかりやすくなりますよ。
仕事で活かせるスキルや資格を身につける
仕事で活かせるスキルや資格を身につけることで、就職活動がしやすくなる場合があります。たとえば、やりたい仕事に関連した資格を取得することで、未経験でも「その分野に関する知識がある」と評価してもらえる可能性があるでしょう。
ハローワークの職業訓練を受けるのもおすすめです。「求職者支援制度」を利用すれば給付金をもらいながら職業訓練が受けられます。制度活用の要件や対象者については、厚生労働省の「求職者支援制度のご案内」をチェックしてみましょう。
参照元
厚生労働省
雇用
アルバイト先の正社員登用制度を利用する
アルバイト先の正社員登用制度を利用するのも方法の一つです。厚生労働省の「労働経済動向調査(令和6年2月)の概況 7 正社員以外の労働者から正社員への登用の状況(p.14)」によると、正社員登用制度をとり入れている事業所は調査産業全体の76%という結果でした。そのなかで実際に登用実績があるのは42%であることから、「正社員登用制度があっても登用の実績はない」という企業も少なくないことがわかります。
アルバイト先で正社員を目指したい場合は、上司に正社員登用制度があれば利用したいことを伝え、必要なスキルや条件を確認してみましょう。具体的な目標があれば、モチベーション維持にも役立ちますよ。
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和6年2月)の概況
派遣の経験や紹介予定派遣を活用する
派遣社員として働きながら、正社員を目指せる場合もあります。特に「紹介予定派遣」は、一定期間派遣として働いたあと、双方合意のもと正社員になれる制度です。ミスマッチによる早期離職や採用リスクが減るため、企業側にとってもメリットがあります。
派遣期間中は「お試し期間」と考え、仕事に対する姿勢や能力を積極的にアピールしましょう。実務経験を積みながら正社員を目指したい方におすすめです。
知り合いに就職先を紹介してもらう
人脈を活用して就職活動を行う方法もあります。知人や友人、家族などの紹介の場合、一般的な採用よりハードルが低くなることも。紹介してくれる人の信用があるので、未経験でもチャンスをもらえやすいでしょう。
就職先を探していることを信頼できる相手に伝えておくと、思わぬところからチャンスがあるかもしれませんよ。ただし、紹介だからといって油断せず、一生懸命な姿勢で仕事に取り組むことが大切です。
30代から正社員を目指す際におすすめの職業
どのような職種や業界に就職すべきかお悩みの方に向けて、この項では30代から正社員を目指す際におすすめの職業を紹介します。働きたい職種や業界を絞り切れないというときは、参考にしてみてくださいね。
営業職
営業職は、顧客に自社の商品やサービスを提案、販売して契約につなげる職種です。会社によっては頑張った分だけ成果が報酬に反映されるので、やりがいを感じやすいでしょう。
コミュニケーション能力や交渉力を身につけ、製品やサービスを顧客に提案する力は、将来キャリアアップや転職を検討する際にも役立ちます。人とのコミュニケーションが苦にならない30代の方におすすめです。
販売職
販売職は、未経験から挑戦しやすい職種です。顧客さまのニーズを確認し適切な商品を提案するプロセスでは、人との関わり方や商材への理解を深められるでしょう。
現在フリーターとして販売職に就いていて、職場に正社員登用制度があるなら、アルバイト先の制度を利用して正社員を目指してみるのもおすすめですよ。
介護職
高齢化により需要の高まる介護職も、30代からの就職におすすめの選択肢の一つです。対人関係能力が評価されやすく、利用者の生活を直接支えられるこの業界は、人の役に立つことに喜びを感じる方に適性があるでしょう。
未経験者が就職後に介護資格を取得して、キャリアアップを目指すことも可能です。
清掃業
30代からの就職には、清掃業もおすすめです。整理整頓や掃除が好きな方や、体を動かすことに抵抗感がない方に向いている仕事でしょう。清掃業のなかには一人で作業ができるものもあり、集中して仕事に取り組めます。
運送業
運転が好きな30代の方の就職には、運送業もおすすめです。普通自動車運転免許だけでなく大型自動車運転免許を取得すればより幅広い仕事ができます。早朝や深夜、土日祝日などの勤務もできるので、自分のライフスタイルに合った働き方ができるでしょう。
30代から目指せる職業については「男性が30代から目指せる職業は?役立つ資格や就職・転職のポイントも」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
30代未経験から正社員就職が難しい仕事の特徴
30代で就職活動を始める際に、未経験だと就職が難しい仕事もあります。たとえば、即戦力や専門スキルが求められる仕事や、人気があり応募者数の多い職種が挙げられるでしょう。以下で詳しく解説します。
即戦力や専門スキルが求められる仕事
即戦力や専門スキルが求められる仕事は、未経験での就職が難しい可能性があります。こういった仕事では、ポテンシャルよりも経験や知識が重視される傾向にあるからです。
30代未経験から就職を目指すなら、応募する際に必須となる資格やスキルがない仕事がおすすめ。未経験から挑戦しやすい仕事を紹介している「未経験でもできる仕事13選!正社員として就職するためのコツも紹介」のコラムもぜひ参考にしてみてくださいね。
人気企業や応募者の多い職種
人気企業の求人や応募者の多い職種も、30代未経験から就職が難しい可能性があるでしょう。人気の求人には多くの就職希望者が応募します。多くのライバルのなかから選考を勝ち抜くためには、いかに採用担当者の印象に残れるかが重要なポイントです。
また、即戦力を採用したいと考えている企業の場合は、経験者を優先的に採用することも考えられます。未経験で応募する際は、経験以外の採用メリットをアピールできるように準備しておきましょう。
30代から正社員を目指す際におすすめの資格
資格を取得することで選考で評価してもらえたり、就職先の選択肢が広がったりする場合があります。
以下で、30代の就職活動におすすめの資格を紹介するので、資格取得を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
宅地建物取引士(宅建)
「宅地建物取引士(宅建)」は、不動産取引に関する国家資格です。資格を取得することで、不動産の売買や賃貸契約における「重要事項の説明」や「重要事項書面(35条書面)への記名」「契約書(37条書面)への記名」などが行えます。これらは不動産の専門家である「宅建(宅地建物取引士)」しか行えない独占業務です。
不動産業界への就職を希望する場合は、取得することで選考に有利になる可能性があるでしょう。また、不動産業界以外に金融機関や建設業者などでも、資格を活かせる可能性があります。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」は、マイクロソフトオフィス製品(Excel、Word、PowerPointなど)に関する知識や操作スキルを証明する民間資格です。「一般レベル」と「上級レベル」の2種類があり、取得するレベルによって自身のパソコンスキルを客観的に証明できます。
事務職や営業職など、パソコンを使用する仕事においてアピールできる資格といえるでしょう。
日商簿記検定
「簿記」とは、会社の資金の流れの記録や整理を行う作業のことです。簿記の知識を身につけることで、会社の経営状況や資金繰りについても把握できるようになります。そのため、経理や会計の仕事だけでなく、営業やコンサルティング業など幅広い分野で活かせるでしょう。
「日商簿記検定」は、1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5つのレベルが用意されています。就職活動に向けて取得を目指す方は、実践的な知識を習得していると評価されやすい2級以上がおすすめです。
公認会計士
「公認会計士」は、財務や会計の専門知識を活かして活躍できる国家資格です。会計事務所だけでなく、一般企業の経理部門や独立開業する場合などにも活躍します。難関資格ではありますが、取得すれば収入や職の安定が期待できるでしょう。
独学も可能ですが、通信講座や専門学校で勉強するのが一般的です。資格取得までは1.5〜4年ほどかかるといわれているため、計画的に勉強する必要があります。継続的な努力が必要な分、取得したあとの市場価値が高いのがメリットです。
登録販売者
「登録販売者」は、ドラッグストアなどで一般用医薬品(第二類・第三類)を販売できる資格です。近年では一般用医薬品の販売を行う店舗が増えてきており、ドラックストアだけでなくスーパーの医薬品売場やコンビニエンスストアなど、幅広い場所での活躍が期待できるでしょう。
試験は年に数回実施され、合格率は40〜50%程度と比較的取りやすい資格といえます。実務経験を積むことで、キャリアアップの道が開ける可能性もありますよ。
「高卒でも取れる資格で高収入は目指せる?おすすめの資格を紹介」のコラムでも正社員を目指す際に役立つ可能性のある資格を紹介しているので参考にしてみてくださいね。
30代の就職活動における5つのポイント
ここでは、30代の就職活動における5つのポイントを紹介します。就職活動の進め方がわからない方や、「就職活動がうまくいかない…」とお悩みの方は、参考にしてみてください。
30代の就職活動におけるポイント
- 自己分析や企業研究を徹底する
- アルバイト経験から得たスキルをアピールする
- 面接でよくある質問の対策をする
- 履歴書や職務経歴書に不備がないよう丁寧に作成する
- 面接時の服装やマナーに気をつける
1.自己分析や企業研究を徹底する
就職を成功させるには、自分が何を得意としていて、どのような仕事をしたいのかを明確にする必要があります。これを「自己分析」といい、自分がどのような分野や職種に向いているのか、自身の強みや弱みを知るための大切なステップです。たとえば、人と接することが好きなら販売職や営業職、細かい作業が得意なら製造業やIT関連の職種に適性があるかもしれませんね。
また、企業研究を行い、応募する企業の事業内容や求められる能力などを知ることも大切です。これにより、自分を採用することで企業にとってどのようなメリットがあるのかをアピールしやすくなるでしょう。
2.アルバイト経験から得たスキルをアピールする
正社員経験がない30代の方は、アルバイト経験をアピールする方法もあります。顧客対応スキルや仲間との協調性、時間管理能力など、アルバイト経験から身につけた能力は、ほかの仕事でも活かせる場合があるでしょう。
また、アルバイト経験以外でも、「△△の困難な状況で、問題をこのように解決した」といった具体的なエピソードを紹介するのも、企業に自分自身をアピールする方法としておすすめですよ。
3.面接でよくある質問の対策をする
自己PRや志望動機、強みや弱みなど、面接でよくある質問に対する回答は事前に準備しておきましょう。回答を考える際は、説得力を高めるためにも具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめ。また、企業が何を重視しているのかを理解し、自分がどのように応えられるのかを考えておくと選考時にうまく伝えやすいでしょう。
自己PRの書き方は「自己PRが書けないニートの方へ!対処法や作成するときのポイントを解説」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
4.履歴書や職務経歴書に不備がないよう丁寧に作成する
履歴書や職務経歴書などの応募書類は、誤字脱字などの不備がないよう丁寧に仕上げましょう。書類の内容や書き方、文字の丁寧さなどからも、企業はあなたの人柄を評価する可能性があります。
履歴書や職務経歴書に誤りがあると、企業はあなたの誠実さに疑問を抱いてしまうかもしれません。書類を書いているときはもちろん、書き終わったあとも再度内容を確認し、不備がないように注意しましょう。
5.面接時の服装やマナーに気をつける
面接時には、服装やマナーにも注意が必要です。面接官は質問への回答内容だけでなく、「第一印象」や「ビジネスマナーが身についているか」などもチェックしている可能性があります。
マイナスな印象を与えないためにも、清潔感のある服装や正しいビジネスマナーを意識しましょう。面接時の服装はスーツが一般的ですが、会社によって「服装自由」「私服可」などと指定されることがあります。その場合も、派手な格好やカジュアルすぎる服装は避け、「オフィスカジュアル」を心掛けましょう。
オフィスカジュアルのポイントについて詳しくは、「オフィスカジュアルとは?女性・男性別にアイテムやコーデのポイントを紹介」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
30代から正社員を目指す場合におすすめの就職支援サービス3つ
30代で就職を考える際、以下のような就職支援サービスを知っておくことで、効率的に就職活動を進められる場合があります。就職活動を始めるときは、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
30代から正社員を目指す場合におすすめの就職支援サービス
- ハローワーク
- 就職・転職サイト(求人情報サイト)
- 就職エージェント
1.ハローワーク
ハローワークは日本全国に展開している公共職業安定所で、30代の方も応募しやすい求人情報を取り扱っています。特に、地域に特化した求人が多いため、地元で就職したいと考えている方におすすめです。
ハローワークについて詳しくは「ハローワークとは?詳しいサービス内容や利用時の流れなどわかりやすく解説」のコラムをご覧ください。
2.就職・転職サイト(求人情報サイト)
就職・転職サイトを活用すれば、スマートフォンやパソコンでいつでも求人情報がチェックできます。求人サイトには多くの求人情報が掲載されており、24時間いつでも情報を閲覧できるのが魅力。検索機能を使えば、全国の企業のなかから特定の条件に絞って求人を探せます。
求人サイトは登録不要で利用できるサービスもありますが、登録することで興味のある職種の求人情報が新着で上がった際に通知を受け取る機能もあり、使い方次第でよりスムーズに就職活動を進められるでしょう。
3.就職エージェント
就職エージェントとは、求職者の経歴やスキル、希望をカウンセリングによって把握し、それに合った求人を紹介するサービスのこと。面接日程の調整や交渉、履歴書のチェックなど細かいサポートも行ってくれるので、30代から一人での就職活動に不安を感じている方などにおすすめです。
フリーター向け、特定の業界向けなど、就職エージェントにはさまざまな種類があります。自分にぴったりのサービスを探してみてくださいね。
まとめ
30代からの正社員就職は決して遅くありません。ただし、就職活動を先延ばしにするほど、企業から即戦力や実務経験を求められやすくなり、就職の難易度が上がりやすい傾向があります。正社員就職を成功させるためにも、なるべく早めに就職活動を始めましょう。
「30代から就職なんてできるの?」「職歴がないのに、面接でどのようにアピールできるのかわからない…」という方は、ハタラクティブにぜひご相談ください。
ハタラクティブは、若年層に特化した支援を行う就職・転職エージェントです。就職活動を熟知したキャリアアドバイザーがカウンセリングをもとに自己分析をお手伝いし、あなたの適性に合ったお仕事を紹介します。未経験者を対象とした求人も充実しているので、今まで正社員として就職した経験がない方にもおすすめですよ。
履歴書の添削や面接対策などもマンツーマンで実施し、就職活動を丁寧にサポート。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
30代で就職したい人によくあるQ&A
ここでは、30代で就職を目指す方によくある疑問をQ&A形式でご紹介します。
今まで引きこもりだったので就職するのが怖いです。
今まで引きこもりだった方が、就職するのが怖いと思うことは自然な感情です。
とはいえ、働き方改革が行われ雇用形態や職業の選択肢が増えています。一歩を踏み出すのは勇気がいるかもしれませんが、就職支援サービスの利用や、小規模な企業での経験の積み重ねなど、工夫しながら進んでいくことで就職への不安が和らいでいくでしょう。
30代で大学を卒業した場合は就職しにくいですか?
就職しにくいとはいえませんが、応募できる求人の選択肢が狭まる可能性はあります。会社によって、新卒の求人に年齢制限を設けていることも。そのため、就職活動を始める際の年齢によっては、希望する会社の新卒枠に応募できない場合があると考えられます。
ただし、新卒枠の求人に応募できなくても就職は可能です。幅広い視野を持って求人をチェックしてみましょう。
新卒の定義や第二新卒・既卒との違いについて解説した、「新卒とはいつまで?第二新卒や既卒とは異なる?就活時のメリットも解説」もあわせてご覧ください。
海外での就職は30代から可能ですか?
可能です。ただし、現地企業の求人へ応募する際は、一定の語学力が必要となる可能性があるでしょう。履歴書や職務経歴書の作成、面接などを現地の言語で行う必要がある場合、語学力に自信がなければハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし、なかには高い語学力を必要としない仕事や、日本語対応ができる人材を募集している求人もあるため、興味のある方は海外の求人情報をチェックしてみましょう。
30代フリーターの女性の就職におすすめの業界はありますか?
介護業界やアパレル業界、美容業界など、女性ならではの細やかな視点を活かせる仕事はいかがでしょうか?ただし、就職先は性別よりも自身の興味や適性に合わせて選ぶことが大切です。上記の業界は参考程度に捉え、自分のやりたい仕事を探してみましょう。
フリーター女性の就職事情について解説した「フリーター女性の就職事情は?20代や30代向けに就活のポイントも解説」のコラムもぜひ参考にしてみてくださいね。
30代で初めての就職だと採用してもらえるか不安です
企業は年齢だけで採用を決めているわけではありません。大切なのは、自身の経験やスキル、意欲、人柄などを整理し、企業側が求めている人材像に自分が当てはまっていることをアピールすることです。
自己分析や企業研究の結果から選考対策を徹底して、企業に自分の強みをアピールできれば就職成功に近づくでしょう。
30代からの就職に不安を抱えている方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにぜひご相談くださいね。
