ハタラクティブ
ハタラクティブ

職歴なしは不利?履歴書の書き方や就活でアピールすべきポイントを解説!

職歴なしは不利?履歴書の書き方や就活でアピールすべきポイントを解説!の画像

この記事のまとめ

  • 職歴なしの定義は、正社員としての勤務経験がないこと
  • 職歴なしから就職を目指す場合、20代のうちは不利になりにくい
  • 職歴なしの場合も、履歴書や職務経歴書を用意する
  • 応募先へのアピールにつながるならアルバイト経験を職歴欄に記載してOK
  • 職歴なしからの就職活動は、就職エージェントにサポートしてもらおう

「職歴なしの場合は就職活動が不利になる?」「履歴書や職務経歴書はどう書けばいい?」とお悩みの方もいるでしょう。正社員としての経験がなければ、就職に対する不安を感じることもありますよね。

職歴なしから正社員としての就職を目指す場合、できるだけ早く行動に移すのがおすすめです。年齢が若いうちのほうが就職に有利になる可能性もあるので、前向きに検討してみましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの板垣さんのアドバイスを交えながら、職歴なしからの就職に役立つ情報をまとめました。ニートやパート、フリーター、派遣社員から正社員を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

職歴なしの定義とは?

職歴なしとは、主に「正社員としての勤務経験がない」状況を指します
そもそも職歴とは、正社員としての就業経験のみを指すのが一般的です。就活では、アルバイトやパート、派遣社員といった正社員以外の雇用形態での就労経験も職歴として評価してもらえる場合がありますが、通常は正社員としての経歴のみであると覚えておきましょう。

職歴なしの人はどれくらいいる?

現在、学生の方はもちろん、ニートやフリーター、パート、派遣社員といった非正規雇用社員として働いている方のなかには、「職歴なし」に該当する人も多いのではないでしょうか。

職歴なしの人がどれくらいいるのかを示す公的なデータはないものの、就職・転職エージェントのハタラクティブでは、現在就職活動をしていない人に対して、過去に就活をしたことがあるかをアンケート調査しています。
ハタラクティブ「若者しごと白書2023」の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023

現在フリーターをしている人のなかで、過去に一度も就職活動の経験がない人は44.8%でした。調査結果から、現在フリーターをしている人の4割程度が、正社員としての職歴がない状態であることが予想できるでしょう。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023

パート・アルバイトや派遣社員の経歴は職歴になる?

冒頭で述べたように、パートやアルバイト、派遣社員などの非正規雇用社員として働いた経験は、厳密な意味での職歴にはなりません。

しかし、非正規雇用社員としての業務経験やスキルは、正社員として就職後に役立つこともあるため、企業によっては評価してくれる場合があります。履歴書の職歴欄を書く際は、職歴なしと記載するのではなく、アルバイト経験も書いておくと良いでしょう。

職歴なしからの就職活動は不利になる?

職歴なしの状態から就職活動を行う場合、不利になる場面がないわけではありません。ここでは、年齢によって「職歴なし」の経歴が就活にどのような影響を与えるかを確認しましょう。

新卒や20代のニート・フリーターは不利になりにくい

新卒や20代のニート、フリーターは、職歴なしから正社員就職を目指してもそれほど不利になりにくいといわれています。新卒の場合、新卒一括採用の風土がある日本では、正社員経験がないのが前提。また、20代のニートやフリーターの場合は、若さやポテンシャルを評価してもらえるためです。

特に、介護業界やIT業界、建設業界、運送業界といった人手不足の傾向がある分野では、若い人材を一から教育するために20代を積極的に採用する企業も少なくありません。そのため、「職歴なしだから正社員を目指すのは難しそう」と思わずに、前向きに就職活動を行いましょう。

職歴なしの期間が長い30代はアピール次第で印象が変わる

職歴なしの期間が長ければ、採用担当者から「正社員になる気持ちがないのでは?」という疑問を持たれやすいため、就職活動に影響が出ることもあります。しかし、「職歴なしの期間が長い=就職できない」ということではありません

30代までずっと職歴なしだったり、一度離職してからブランクが長かったりしたとしても、「自分をどのようにアピールするか」によって印象は変わります。
たとえば、職歴がない間に専門的な技術を学んでいたとしたら、それは大きなアピールポイントです。志向性や人間性など、職歴以外の要素をしっかりアピールすれば、採用担当者へあなたの魅力を伝えることができますよ。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

板垣拓実

板垣拓実

職歴なしの場合でも、十分に就職のチャンスはあるので安心してください。
就職市場には、経験よりも意欲や適応力を重視している企業や、教育・訓練制度が整った企業が多く存在します。そのような企業では、今後の成長やポテンシャルを高く評価してくれるので、自分自身の強みや熱意をしっかりと伝えることが重要です。

職歴なしの履歴書はどう書く?

ここでは、「職歴なし」の場合の履歴書の書き方をご紹介します。職歴がないと「職歴欄に書くことがない」「自己PRが難しい」と思うかもしれませんが、いくつかのポイントを掴めば自己の魅力を引き立てることが可能です。

パートやアルバイトといった非正規雇用社員としての経験の有無によって記載できる内容が変わるので、下記で詳しくみていきましょう。

パート・アルバイト経験がない場合

パート・アルバイト経験がない場合は、履歴書の学歴・職歴欄には学歴のみを記載し、最後に「以上」と記載しましょう

  • 学歴
  • 20××年××月 ○○大学○○学部○○学科 入学
  • 20××年××月 ○○大学○○学部○○学科 卒業
  • 以上
  • 職歴
  • なし
  • 以上

職歴なしの場合は、職歴欄が頼りなく見えるかもしれません。そのようなときは、自己PR欄を充実させ、学生時代のサークル活動やボランティア経験、趣味・特技をアピールするのがおすすめです。

過去、どのような活動に参加し、それがどのように自己成長につながったのか、どのようなスキルや知識を身につけたのかを具体的に記載しましょう。また、「責任感が強くチームワークを大切にしてきた」「趣味の筋トレを3年間継続して取り組んでいます」といったアピールも自己PRの材料となります。

パート・アルバイト経験がある場合

パートやアルバイト経験がある場合は、その経験も職歴欄に記載しておきましょう。前述のように、「パート・アルバイトは職歴とみなさない」というのが一般的ですが、実際にはその経験が就職の強力な武器となることもあります。

  • 学歴
  • 20××年××月 ○○大学○○学部○○学科 入学
  • 20××年××月 ○○大学○○学部○○学科 卒業
  • 以上
  • 職歴
  • 20××年××月 ○○株式会社○○店 アルバイトとして入職
  • 20××年××月 ○○株式会社○○店 一身上の都合により退職
  • 20××年××月 ○○株式会社に派遣登録
  • 20××年××月 ○○株式会社に事務職として派遣(20××年××月まで)  
  • 現在に至る
  • 以上

上記のように、パートやアルバイト、派遣社員などとして勤務した経歴がある場合は、職歴欄に記載しておきましょう。契約社員として働いていた場合も同様です。

また、パートやアルバイトで得た経験やスキルは、自己PR欄で具体的にアピールするのがおすすめ。「バイトリーダーとしてリーダーシップを養った」「接客のアルバイトでコミュニケーション能力を高めた」など、自身がどのように成長したかを伝えるのがポイントです。
うまくアピールできれば、職歴がないほかの応募者との差別化を図れるでしょう。

職歴なしの場合も職務経歴書は必要?

職務経歴書とは、これまでの経歴を会社名、事業規模、業務内容を詳しくまとめた書類です。中途採用の場合は職務経歴書を用意するのが一般的。保有資格や自己PRを記載して企業にアピールすることもできます。

職歴なしの場合もアピールのために準備するのがおすすめ

職歴なしの場合は、職務経歴書の準備が不要であるかのように思うかもしれません。しかし、職務経歴書は自分の可能性や力をアピールする材料として、重要な役割を果たします。職歴がない場合もできる限り用意しておくのがおすすめです

職務経歴書に記載する内容の例は、下記をご確認ください。

  • 1. 職歴(アルバイトなどの非正規雇用社員の経歴でOK)
  • 2. 保有資格(勉強中のものも含む)
  • 3. 趣味・特技
  • 4. ボランティア活動や部活動などでの経験
  • 5. アルバイト・インターンシップの経験
  • 6.自己PR
  • 7.志望動機

正社員未経験の場合は、これまでに培ってきた経験やスキル、前向きに挑戦する意欲や姿勢が評価されます。職歴がないという事実をマイナスに考えるのではなく、自分がこれまでに行ってきた活動や経験を具体的にリストアップし、どのようなスキルや知識を身につけてきたかを振り返ってみましょう。

職歴なしからの就職を成功させるには?

職歴なしからの就職を成功させるには?

  • 空白期間が長い場合は就職活動を先延ばしにしない
  • 自分のアピールポイントを見つける
  • 「未経験OK」の求人やスキルを活かせる仕事を探す
  • スキルやビジネスマナーを身につける

職歴なしの場合、就職活動が初めての場合、「どうやって就職活動を進めればいいか分からない」「何から始めればいいの?」と不安になることもありますよね。「何となく就職活動を進めてみたけどうまくいかない…」という方もいるかもしれません。

ここでは、就活を成功させるポイントをご紹介するので、これから就職活動を始める方はぜひ試してみてください。

空白期間が長い場合は就職活動を先延ばしにしない

採用の場において、職歴なしの期間は「空白期間」や「ブランク」といわれます。空白期間が長ければ、それだけ採用担当者にマイナスの印象を与える可能性があるということ。そのため、就職活動は先延ばしにせず、できるだけ早く始めることが大切です。

フリーター期間と正社員移行率の関係

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 2022(p.128)」によれば、フリーター継続期間が長引くほど正社員移行率は低下しています。男女とも、3~4年目までは5割以上の方が正社員になれていますが、4~5年目になると20%近く下がる結果に。正社員になれる可能性を上げるためにも、できるだけ早く就職活動を開始することをおすすめします。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 2022(p.128)

自分のアピールポイントを見つける

職歴なしから就職活動を成功させるには、自分の強みであるアピールポイントを見つけておくことが大事です。職歴がない場合、採用担当者は応募者の意欲やポテンシャルを評価する傾向があります

今までの生活を振り返り、得意なこと・頑張ってきたことなどを自己分析し、意欲やポテンシャルのアピールにつながりそうな自分なりの強みを探してみましょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

板垣拓実

板垣拓実

職歴がない場合は、これまでの生活や学校での経験を活かして自己PRを工夫することが重要です。リーダーシップを発揮した経験や、困難を乗り越えたエピソードなどを具体的に伝えることで、自分のポテンシャルをアピールすることができますよ。

「未経験OK」の求人やスキルを活かせる仕事を探す

職歴なしの場合、経験者向けの求人に応募しても内定を得るのはなかなか難しいといえます。そのため、「未経験OK」「未経験者歓迎」といった記載のある求人を探すことで、内定獲得のチャンスを得やすくなるでしょう。

スキルやビジネスマナーを身につける

「職歴なし」という状況に不安を感じるなら、先に必要なスキルやビジネスマナーを習得しておくと良いでしょう。たとえば、介護職は無資格や未経験OKとする求人が多いですが、「介護職員初任者研修」という資格があるとさらに応募できる求人の選択肢が広がることもあります。
応募先の仕事に関わる資格や知識を得ていることで、選考に有利になる可能性があるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

板垣拓実

板垣拓実

職歴がない場合は、特定のスキルや資格を持っていると、ほかの応募者よりも評価される可能性が高まりますよ。興味や関心を持つ分野があるなら、スクールやオンラインコースでスキルを習得することも方法の一つです。

ただ、資格取得に時間を掛け過ぎるのは、就職活動が先延ばしになるリスクになるので、「2~3ヶ月以内」などの期限を決めて勉強すると良いでしょう。

「職歴なし」という経歴が不安ならプロに相談してみよう

職歴なしの状態から就職活動の一歩を踏み出すのは勇気がいるという方もいますよね。そのようなときは、就職支援機関を利用し経験豊富なプロからアドバイスを受けてみると良いかもしれません。

就職支援機関には、ハローワークやジョブカフェなど、さまざまな種類がありますが、より手厚いサポートを受けるなら「就職エージェント」がおすすめです

就職エージェントとは

就職エージェントとは、個々の求職者と企業をマッチングする役割を果たす、就職・転職支援の専門家です。求職者の職歴、スキル、希望する職種、勤務地などの情報をもとに、相性の良い求人をご紹介します。

個々の能力やポテンシャルを見出し、可能性ある道へと導いてくれるのが就職エージェントの仕事です。求職者が見落としている可能性のある求人情報を見つけてくれたり、履歴書や職務経歴書の作成支援や面接対策のアドバイスなどを行ってくれたりするので、職歴なしからの就職を成功させる可能性が高まりますよ。

就職エージェントの利用方法

就職エージェントの利用は基本的には無料です。まずはWebサイトなどから登録後、担当のアドバイザーと面談(カウンセリング)を行い、経歴や希望について詳しく話し合います。このカウンセリングが、就職エージェントが求職者に最適な職を見つけるための重要なステップです。

カウンセリングが終われば、担当アドバイザーから希望や条件にマッチする求人を紹介してもらえます。気になる求人があれば応募し、なければ納得できるまで紹介を受けましょう。応募はもちろん、面接のスケジュール調整、内定までのプロセスをサポートしてくれるので、最後まで安心して就職活動を進められますよ。

就職・転職エージェントのハタラクティブでも、若年層向けに就職支援サービスを提供しています。ハタラクティブは、求人紹介はもちろん、応募書類の添削や面接前のアドバイス、企業とのやり取り代行など、就職サポートが手厚いのが特長。独特の業界知識や情報を持っており、就職市場の動向や企業の内情についてのアドバイスも可能です。ニートやフリーター、既卒といった職歴なしの方のサポート実績も豊富なので、経歴に不安のある方もぜひご利用くださいね。

職歴なしからの就職に関するよくある質問

ここでは、職歴なしの状態から就職活動をする際に、抱きがちな疑問をまとめました。Q&A形式で簡単に回答しているので、ぜひ参考にしてみてください。

職歴なし・無職のニートは就職できますか?

職歴なし・無職のニートと呼ばれる状況の場合も、正社員就職を目指すことは可能です。働きたいという意欲があるなら、その思いを企業にしっかり伝えましょう。
これまでに仕事をした経験がないと、どのような職種を選び、どのように自己PRをすればいいのか悩むかもしれません。まずは具体的に、自分の興味や得意は何かを明確にし、それを活かせる仕事を探してみましょう。

職歴なしのまま20代後半になってしまい将来が不安です…

20代後半はまだまだ若い年齢なので、職歴がないというだけで就職活動が不利になるわけではありません。これからの活躍次第で順調にキャリアを積んでいけるでしょう。
経験やスキルが不足していると感じる場合は、自分が興味を持てることや応募先に関連するスキルを身につけてみるのがおすすめ。スキルアップやキャリアアップにつながる資格もあります。

職歴なし30歳は「人生終わり」「詰み」ですか?

30歳という年齢をマイナスに捉える必要はありません。
一般的には、キャリアの構築を目的に、未経験の仕事は30代前半までに始めるのが良いとされています。30歳であればまだまだこれからの年齢なので、悲観的にならず前向きに就職活動を始めてみてはいかがでしょうか。就職・転職エージェントなら、プロに相談しながら正社員を目指せますよ。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube