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給料が振込まれる時間は?いつ受け取れる?トラブル発生時の対処法も解説

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この記事のまとめ

  • 給料日は一般的な企業は25日が多く、公務員は国家と地方で異なる
  • 給料の振込時間は、銀行の営業開始時間である午前9時が一般的
  • 給料振込時間は、午前10時には引き出せるように労基からの指導に従う企業が多い
  • 給料振込時間を過ぎも受け取れない場合、午後3時まで待ってから担当部署に確認する
  • 給料の振込時間前にお金が厳しくなることが続くなら、転職を検討するのがおすすめ

「給料日はいつだろう」「いつ振り込まれるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。給料がどのタイミングで振り込まれるか分からないと、「ちゃんと振り込まれるのかな」と不安になりますよね。

一般的に、毎月25日に給料日が設定されていることは多いですが、法律で定められていないため企業によって異なります。給料が振り込まれるのは、、銀行の営業開始時間である午前9時が一般的なので、10時以降には引き出せることが多いでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの太田さんのアドバイスを交えながら、一般的な給料日や給料が振り込まれる時間をまとめています。また、トラブルが起きたときの対処法や給料日前にお金が厳しくなったときの解決策もご紹介してるので、ぜひ参考にしてみてください。

給料の振込時間

給料の振込時間は、銀行の営業開始時間である午前9時が一般的です。労働基準監督署から「給料日の10時までに引き出せるように務める」という指導が行われていることから、これに従っている企業が多いようです。

ただし、法律で明確に定められておらず、会社や銀行によって振込時間は異なる場合があるので注意しましょう。

反映時間が変動する場合もある

給与が振り込まれてから、反映時間が変動する場合もあることを留意しておきましょう。給料の振込時間が変動する要因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ・振込元の会社が給与振込を依頼する時間に差がある
  • ・金融機関によって処理状況が違う
  • ・振込元の銀行と受け取る側の銀行が異なる

会社が銀行に給与振込を依頼する時間が遅くなれば、当然ながら振込時間も遅くなります。特に、給料日や月末月初など銀行の処理が混み合う時期は、タイムラグが発生する場合もあるでしょう。

また、銀行間の資金移動には時間がかかるため、振込元の銀行と受け取る側の銀行が異なる場合は振込が遅くなる可能性があります。

賞与(ボーナス)の振込時間に決まりはある?

給料と同様に、賞与(ボーナス)の振込時間についても法律で定めはありません。会社や銀行によって振込時間は異なり、給料と同じ日に振り込まれる場合もあれば、別の日に振り込まれる場合もあります。「賞与とは?ボーナスとは違う?平均額やトラブルが起きたときの対処法を解説」のコラムでボーナスと給与にの違いをまとめているので、チェックしてみてください。

給料振込後に引き出せる時間

給料を引き出せる時間は、銀行の窓口、インターネットバンキング、ATMによってそれぞれ異なります。以下で、それぞれに分けて引き出せる時間をまとめたので、チェックしてみてください。

銀行の窓口の場合

銀行の窓口で給料を引き出す場合、各銀行の営業日に窓口の営業時間内であれば、基本的にいつでも引き出せるでしょう。日本では、金融機関の営業開始時間は午前9時が一般的です。ただし、銀行や支店によって営業時間が異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

インターネットバンキングの場合

インターネットバンキングの場合、自分の口座に給料が振り込まれていれば24時間引き出せるでしょう。ただし、インターネットバンキングで給料を引き出す場合、現金を受け取るには、ATMで出金する必要があります。ATMの稼働時間によっては、すぐに現金を引き出せない場合もあるため注意しましょう。

24時間稼働のATMの場合

コンビニエンスストアに設置されているATMなど、24時間稼働しているATMであれば、銀行の営業時間外でも現金を引き出すことが可能です。ただし、ATMによっては、時間帯によって手数料が発生する場合や、引き出し金額に制限がある場合があるので、事前に確認しておきましょう。

給料の振込日や時間は早められる?

給料の振込日や時間を早めるのは、基本的には難しいでしょう。会社の給与システムや銀行の処理時間などが関係するため、個別の要望に対応することは困難な場合がほとんどです。もし、給料日や振込時間について気になることがある場合は、会社の担当者に相談してみましょう。

振込時間だけでなく振り込まれる給料日は?

給料日は、法律で定められているわけではありません。そのため、企業の規模や業種によって、支給日はさまざまです。以下で、一般的な企業と公務員に分けて給料日を解説するので、チェックしてみてください。

一般的な企業の給料日

多くの企業では「5」と「10」のつく日に設定されるのが通例で、なかでも毎月25日に設定されるのが一般的です。月末締めの翌月払いが多いため、たとえば、1月1日~31日までの勤務に対して、2月10日や25日などに給料が支払われるでしょう。

公務員の給料日

公務員の場合は、一般職の職員の給与に関する法律の「第九条」で「俸給は、毎月一回、その月の十五日以後の日のうち人事院規則で定める日に、その月の月額の全額を支給する」と給料日が定められています。国家公務員の場合は、その月の16~18日に支給され、地方公務員の場合は15~21日が多いようです。

公務員に興味がある方は、「公務員就職は既卒で目指せる?試験概要やうまくいかないときの対処法を解説」のコラムで公務員試験の概要をまとめているのでチェックしてみてください。

参照元
e-Gov法令検索
一般職の職員の給与に関する法律

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

太田雅子

太田雅子

給料が振り込まれるタイミングは、雇用元によって異なります。アルバイトであっても正社員であっても、入社する際の契約書類に記載されているので必ず確認しましょう。

給料日が土日祝日や休日だとどうなる?

給料日が土日祝日の場合は、前営業日に給料が振り込まれるのが一般的でしょう。給料の振込は、銀行の営業日と関係があります。たとえば、給料日が10日で日曜日だった場合、金融機関の営業日の関係で8日に給料が振り込まれるでしょう。

企業によっては、給与明細を事前に配布したり、オンラインで確認できるシステムを導入したりしている場合もあります。給料日や振込タイミングについて不安な場合は、事前に会社に確認しておくと安心ですね。

給料の振込時間にまつわるトラブルの例と対処法

給料日は待ち遠しいものですが、時には振込に関するトラブルが発生することもあります。以下で、給料の振込時間にまつわるトラブルの例を挙げたので、万が一に備えて事前に対処法を知っておきましょう。

給料日が過ぎても振込がない

給料日が過ぎても、振込がないといったトラブルが起きる可能性があります。その場合は、まず落ち着いて以下の手順で確認してみましょう。

午後3時まで待つ

給料日当日は処理が混み合うため、午後3時頃までは様子を見ましょう。銀行のシステムや処理状況によっては、給料の振込が遅れる場合があります。

社内の担当部署に問い合わせる

給料日の午後3時を過ぎても振込が確認できない場合は、会社の給与担当部署や経理部に問い合わせてみましょう。振込忘れやシステムエラーの可能性も考えられます。

労働基準監督署に相談する

会社に問い合わせても状況が改善しない場合や、会社と連絡が取れない場合は、労働基準監督署に相談してみましょう。労働基準監督署は、労働条件に関する相談窓口であり、専門の職員が対応してくれます。

振込金額に誤りがあった

給与明細と振込金額が異なる場合は、速やかに会社の給与担当部署に連絡し、修正を依頼しましょう。給与明細より多い金額の場合も申告は必要です。多く振り込まれていることを知りながら使用してしまうと、窃盗罪や詐欺罪に問われる可能性があるので注意しましょう。

会社の倒産による給料未払いがある

会社の倒産による給料未払いがある場合は、未払い賃金の立替払い制度を利用しましょう。未払賃金立替払制度」とは、国が事業主の代わりに未払いとなっている給料の一部を立替払いする制度です。

この制度を利用することで、未払い賃金額の8割が立替払いされます。ただし、制度を利用するには、「倒産したこと」「6ヶ月前の日から2年の間に退職した者であること」などの条件を満たす必要があるので注意しましょう。

ほかにも、退職したときは、健康保険や年金などの切り替え手続きが必要になります。給料の請求と平行して行う必要があるため、あらかじめ把握しておくとスムーズに手続きができるでしょう。「会社を辞めたあとにやることを解説!退職後は保険や税金の手続きをしよう」のコラムで退職したときにやることをまとめているので、参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
未払賃金立替払制度の概要と実績

給料の振込時間前にお金に困ったときの3つの解決策

給料日前にお金が足りなくなった場合は、焦らず冷静に対処することが大切です。以下で、給料の振込時間前にお金に困ったときの対処法を3つ解説するので、役立ててみてください。

給料の振込時間前にお金に困ったときの対処法

  • 残金を日割りで計算して節約する
  • 不要なものを売って一時的な収入を得る
  • 転職を検討する

1.残金を日割りで計算して節約する

給料の振込時間前にお金が厳しくなりそうなときは、残金を日割りで計算して節約しましょう。財布と口座の総額に対して、一日の出費をいくらに抑えれば良いか分かれば金欠になるのを避けられます。

毎月給料日前が厳しくなる場合、日々の生活費を見直してみるのも良いかもしれません。固定費の見直しも重要ですが、「食費」「交際費」「雑費」などの変動費を見直せば比較的早く節約の効果を得られるでしょう。「フリーターで一人暮らしはきついって本当?かかる費用や役立つ節約術を解説」のコラムでも節約術をまとめているので、参考にしてみてください。

2.不要なものを売って一時的な収入を得る

給料前にどうしてもお金が足りなくなった場合は、不要なものを売って一時的な収入を得るのも方法の一つです。ネットオークションやフリーマーケットアプリなどは、家に居ながら出品できるので気軽に利用できるでしょう。

ただし、買い手が見つからないと収入を得るまでに時間がかかるのがデメリットです。すぐにお金に変えたい場合、買取店やリサイクルショップに売りに行くほうが良いでしょう。買取店やリサイクルショップで売ればすぐ現金に変えれますが、査定が厳しくなったり、出向くのが手間に感じたりする場合があるので、状況に適したほうを選ぶのがおすすめです。

3.転職を検討する

節約をしても毎月の給料日前にお金が足りなくなる状況が続いている場合は、根本的な解決策として、転職を検討してみましょう。現在の仕事内容や収入、労働時間などを見直し、より自分に合った働き方を見つけることで経済的な余裕を持てるかもしれません。

「節約しても給料日前が厳しくなる」「今より手取りを増やしたい」 とお考えの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。

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後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube